エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

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  • 技術評論社
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レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774196053

作品紹介・あらすじ

技術的負債・経営との不和。プロジェクトの理不尽。上がらない生産性。そのすべての正体は不確実性の扱い方の失敗にあった。「コミュニケーションにおける不確実性を減らすには?」「技術的負債を解消する方法とは?」「経営陣とエンジニア間の認識のずれを解消するには?」エンジニアリングにおける、課題を解決する思考の整理方法やメンタリング手法を解説!

感想・レビュー・書評

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  • アジャイル、スクラム、技術的負債といった言葉だけが先行することが多いけど、その成り立ちと、不確実性つまり不安の扱い方の観点で説かれていて、腑に落ちた。
    個人がいかに自律的であるか。そして組織、ビジネス、プロセス、システムをエンジニアリングすること。エンジニア組織論ではなく、エンジニアリング組織論。学び多き良書だった。

    #エンジニアリング組織論への招待 #不確実性に向き合う #要再読

  • 世には表層的な「アジャイルなプラクティス」について取り上げることに終止した書籍が多い中,コミュニケーションや組織論などといった社会科学の背景からキチンと解説した良書.

    「アジャイル」を一面的に良いもの,推し進めるものとして紹介する書籍とはことなり,「ウォーターフォールとアジャイル」という対立軸の有意な側面とそうでない側面について論じて,アジャイルのムーブメントを相対的に論じているところもとても好感が持てる.

  • エンジニアリング組織論、というタイトルで、エンジニア向けかと勝手に思っていたが、実際は組織全般に関わるマネジメントについて丁寧に紹介してくれた本だった。
    会社以外のサークルや家庭すら組織であるから、どこへいってもこの知識は役に立つ。
    リーダーやマネジャーだけでなく、構成員がこれを理解していれば、もっと組織の雰囲気はよくなり、生産性も上がるはず。
    いろいろな場面で活用していきたいと思った。

  • 「ソフトウェア開発上の問題の多くは、技術的というより社会学的なものである」と言われながらも、実際に社会学的観点からエンジニアリングの問題を語った本ってそんなに無かったので、良い本が出たなと。過去にもTeam GeekやDevOps系の本で類例はあったかもしれないが、科学的な視点を織り交ぜつつ、丁寧に論を進めている本はなかなかなかった。

  • ‪涙が出た。ガチで「僕はこの本を10年待ってた」クラスの名著。どうも組織間の連携が上手くいってない気がする。少なくとも個人的には何となくストレスを感じてる。そんな漠然とした不満が第1章を読んで氷解。情報の非対称性と限定合理性、そして怒りという感情の正体。第2章以降も本当に濃い。ソフトウェア開発に携わる全ての人に読んでほしいし、自分もこれからの人生で何度も繰り返し読むと思う。‬

  • 読み終わった

  • タイトルの通り、技術的な話というよりもエンジニアという職業が抱える課題を組織の視点から色々と解説してくれている本。 目から鱗。 仕事をしていて、日々感じていたモヤモヤの正体が見えてきた。 霧が晴れた感じ。 同時に自分の至らなさも見えた。 先は長い。 まずはこれを何回か読み直して、そこから色々と深掘りしていこう。

    しっかし、エンジニアっていうのは勉強することありすぎ。

  • レコメンドされてなんとなくタイトルにピンときてポチったら、スゴイ本だった!この本やばい。
    技術者向けの本ではなく、経営と組織論の本です。
    エンジニアリング=「ものごとを成し遂げる過程の不確実性を極少化する営み」と定義して、そこでおこる人と組織の機能不全のメカニズムをひもといていく教科書みたいな内容。

    なんというか、すごく自分の感覚とFitする。
    組織における機能不全、それを引き起こすコンフリクトの原因を、
    人間個人の認知と心理のメカニズム、各組織の情報・視野・役割の違いがもたらす部分最適化のメカニズム、
    それらがもたらす「不安」、その不安をどう極少化するか、
    罪を憎んで人を憎まず、みたいな姿勢で描いて、
    そして、それらをプログラムのソースコードのように、丁寧に定義・言語化・体系化して表している。
    まさにリファクタリング。

    ※↓このキーワード、全部でてきます。
    でも決して拡散してるわけではない。

    不確実性のコーン、マイクロマネジメントと自己組織化、
    エントロピー、経験主義と仮説思考、認知の歪み、
    データドリブンな意思決定の誤解、リアルオプション戦略、
    全体論とシステム思考、心理的安全性と組織パフォーマンス、
    ジョハリの窓、ウォーターフォールとアジャイル
    グーグルの心理的安全性、ダブルループ学習、学習する組織、
    CCPM、ストーリーテリング、取引コスト理論、OKR、、、

  • プロジェクトの不確実性を管理するためのエンジニアリング論。リーダーやマネージャーになった人も、なる人も、ならない人も、プロジェクトに関わる人が読むと、プロジェクトへの関わり方がリファクタリングされる。

  • ものすごく濃密に情報が詰まっていて、かつこういった書籍にありがちな個人の経験に基づいた意見でなく論理的に説明されています。
    文句ない良書です。

    「エンジニア」と「組織論」から手に取らない人も多そうですが、そのほとんどはビジネスにおいて普遍的な内容が書かれています。
    そのため誰にでもオススメしたい本です。
    ターゲットが絞りすぎたタイトルになっていて、この本が手に取られないのがもったいなく思います。

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