岸辺のふたり―Father and Daughter

制作 : Michael Dudok Du Wit  うちだ ややこ 
  • くもん出版
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本棚登録 : 143
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774306537

感想・レビュー・書評

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  • 2003年発表。


    自転車に乗って
    干潟にやって来た父と娘。

    短いやりとりの後、
    父は水平線に向かってボートを漕ぎ出し、
    去ってゆく。


    そして父は
    二度と帰ってこなかった…。


    2001年アメリカ・アカデミー賞の
    短編アニメーション賞を受賞した
    たった8分のオランダの作品を、
    マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督自身の手によって絵本化した、
    別れから始まる
    父と娘の物語。



    たまたま書店で手に取り、
    その美しくも儚い絵と物語に
    激しく惹き付けられました。


    淡い水彩画のような
    セピアカラーの絵と、
    必要最小限の少ない言葉で、
    どうしてこんなにも
    胸を打つんだろう…(≧∇≦)


    すぐに戻ると思っていた父は帰ることなく、
    娘はそれからの人生、
    父への想いを胸に
    何度も自転車で
    岸辺を訪れる。


    そしてその想いを残したまま
    残酷な時は過ぎ去ってゆく。


    やがて娘は
    老婆になり、
    父の年を追い越しても、
    ただひたすら父を想い続ける
    娘のひた向きさが
    本当に切ない(>_<)



    最愛の人との別れを
    一度でも経験したことのある人なら、
    誰もが娘に、
    自分自身を
    重ねずにはいられないと思います。



    人生において
    避けることのできない「別れ」と、

    人が人を想うことの尊さを、

    静かに
    そして繊細に描いた、
    自分にとって
    忘れることの出来ない
    作品です。



    内田裕也と樹木希林の娘でもあり、
    俳優の本木雅弘の奥様でもある
    内田也哉子さんの翻訳が
    また素晴らしい。



    困った時のYouTubeで(笑)
    映画版も見れます!

  • 娘、人は成長していくわね

  • 再会の場面より最後に空き地に横たわる場面が素敵。より温もりを感じる。

  • 別れから始まるが、またいつか会える。悲しさだけではないお話。

  • 少女と父,父が帰ってこなくなって,成長し結婚し子供もできて,,とモノクロの印象的な絵で物語は進む.でも心の隅に父の喪失感がずっと漂っていて,全体に物悲しい雰囲気が漂っている.心惹かれる絵本である.

  • 何度でもこの場所で、生きてることを確認している。

  • 「おとなのおはなし会」で淡々と読む。

  • 言い知れぬ感動。絵の雰囲気がたまりません。
    アニメーションの方もいつかきっと見る!

  • 岸辺で別れた父の帰りを待ち続ける少女は、その想いを抱きながら大人になり、家庭を持ち、老いていく…。大胆な時間の流れはショートフィルム版のほうが印象的ですが、こちらの絵本は内田也哉子の訳文付き。

  • 暗い。不透明感がかなりあるストーリー。いろいろ想像が膨らみました

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