おむすびまてまて (子どもとよむ日本の昔ばなし 4)

  • くもん出版 (2005年10月1日発売)
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本 ・本 (48ページ) / ISBN・EAN: 9784774310947

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  • 〝昔、ある処に、とてもよく働くお爺さんとお婆さんが、ありました。ある朝、お爺さんは山へ柴刈りに行きました。お昼になると、たった一つきりのお結びを食べようとしたとき、どうしたはずみか、お結びがコロコロ転がっていき、洞穴の奥にに落ちてしまいました。お爺さんが、穴の中に入って行くと、奥でお地蔵さんがいて、お結びを美味しそうに食べているところに「もしもし、お地蔵さん、私は貧乏人でして、仕事を続けるには食べないではいられません。返して下さらんか…」 するとお地蔵さん「そうか、それは悪かった。その代わりに、これから鬼がやってくるので、言うとうりにしてくれたら、いいことがあるが、どうかな?…」お爺さんは「やれやれ」と言いながら、お地蔵さんの指示どうりにすると…〟正直者は報われ、張り者は損をみるという、広島県のむかし話「地蔵浄土」の再話絵本です。

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著者プロフィール

1930 年生まれ。口承文芸学者。
筑波大学名誉教授。小澤昔ばなし研究所所長。
日本や世界の昔話の研究を続け、1992 年から全国各地で「昔ばなし大学」を開講、
昔話の魅力を広く伝え、語りの普及に努める。

「2022年 『昔話の扉をひらこう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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