庚申塔の怪 (あやかし探偵団事件ファイル No. 1)

著者 :
  • くもん出版
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 21
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774316086

作品紹介・あらすじ

人間の体のなかには、三尸という、神様の使いの虫がいるという。三尸は庚申祭の夜、人間の体をぬけだして、神様に、その人間の悪事を告げ口にいく。神様は三尸の報告を聞いて、人間に罰をくだすのだ。あるかくしごとのために、罰をおそれた健太は、庚申塔の前で、自分の三尸と思われる光の玉をつかまえる。だがそれは、別の「だれか」の三尸だった。その「だれか」は、きょう、爆破と殺人を企てているらしい。「だれか」をつきとめ、凶行を阻止しなければ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  庚申祭の晩、健太は不思議な体験をする。見知らぬ男たちの爆破計画を夢の中で聞いたのだ。民俗学の教授によると、それは他人の三尸を身体に取り込んだのだという。それでは、爆破計画は実際に……?
     頭脳明晰な優等生、アーティストの卵、特撮マニア、しっかり者の女子……同級生たちの協力を得て、健太は犯人捜しに乗り出す。

     図書館本。
     目についたものを手に取ったら、偶然、「絶体絶命ゲーム」と同じ作者だった。
     ということで、やはり文章はちとアレだった。ほとんどが会話で出来ている……。
     とはいっても、「マガーク探偵団」や「暗号クラブ」のような楽しさがあった。推理面は、人によってはあっさり見抜かれてしまうレベルだが、まあ小学生向けなので。

     小説よりも驚いたのが、作者のあとがき。A5よりも小さいページに、驚異の3段組み! 1行、わずか13字。天声人語か何かか?!
     とにかくめっちゃ読みづらかった。何を考えてこんな組み方にしたのか、一番の謎である。

  • 2014年3月29日

    装丁・デザイン/株式会社エストール

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

札幌出身。映画やテレビアニメのシナリオライターを経て『出口なし』(角川ホラー文庫)で作家デビュー。主な著書に『山手線デス・サーキット』『同葬会』(共に角川ホラー文庫)、児童書には「絶体絶命ゲーム」のほか、「あやかし探偵団 事件ファイル」シリーズ(くもん出版)、「九死一生ゲーム」シリーズ(集英社みらい文庫)などがある。

「2023年 『絶体絶命ゲーム13 負けたら地獄の学年対抗戦!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤ダリオの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×