- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774316086
作品紹介・あらすじ
人間の体のなかには、三尸という、神様の使いの虫がいるという。三尸は庚申祭の夜、人間の体をぬけだして、神様に、その人間の悪事を告げ口にいく。神様は三尸の報告を聞いて、人間に罰をくだすのだ。あるかくしごとのために、罰をおそれた健太は、庚申塔の前で、自分の三尸と思われる光の玉をつかまえる。だがそれは、別の「だれか」の三尸だった。その「だれか」は、きょう、爆破と殺人を企てているらしい。「だれか」をつきとめ、凶行を阻止しなければ。
感想・レビュー・書評
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庚申祭の晩、健太は不思議な体験をする。見知らぬ男たちの爆破計画を夢の中で聞いたのだ。民俗学の教授によると、それは他人の三尸を身体に取り込んだのだという。それでは、爆破計画は実際に……?
頭脳明晰な優等生、アーティストの卵、特撮マニア、しっかり者の女子……同級生たちの協力を得て、健太は犯人捜しに乗り出す。
図書館本。
目についたものを手に取ったら、偶然、「絶体絶命ゲーム」と同じ作者だった。
ということで、やはり文章はちとアレだった。ほとんどが会話で出来ている……。
とはいっても、「マガーク探偵団」や「暗号クラブ」のような楽しさがあった。推理面は、人によってはあっさり見抜かれてしまうレベルだが、まあ小学生向けなので。
小説よりも驚いたのが、作者のあとがき。A5よりも小さいページに、驚異の3段組み! 1行、わずか13字。天声人語か何かか?!
とにかくめっちゃ読みづらかった。何を考えてこんな組み方にしたのか、一番の謎である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2014年3月29日
装丁・デザイン/株式会社エストール