ヤマトシジミの食卓

  • くもん出版
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本棚登録 : 95
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (121ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774317489

感想・レビュー・書評

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  • 「あしたはかんこの味方だ」空き地のひらたい大きな石のところで
    出会ったふじぎなじっちゃん“風助さん”が、かんこに言った
    この言葉が、なんとも良くて力づけられる。
    人と人とのつながりのあたたかさがあちこちにちりばめられて
    読んでいると、どんどん心の奥の方が温かくなっていく。
    風助さんと出会って、風助さんがいなくなり、手紙が来て
    風助さんのことがいろいろ分かった後、
    かんこは「人生をうんと生きた気分」になる。
    この「人生をうんと生きた気分」という表現がまたいい。
    簡単に理解できたり、割り切ったりできない、
    さまざまな想いや体験を超えていくことで、
    人は大人になっていくのだろう、と思った。

  • 知らないおじいちゃんを拾ってきちゃった女の子の話

    ヤマトシジミってシジミかと思ったらチョウチョだった^^

    ぜったいシジミの味噌汁的な話かと思ったのにな~笑

    知らないおじいちゃんといっしょに暮らすのはけっこう突拍子もない(一人暮らしとかならともかく)

  • 設定が面白い。主人公は内気な女の子。父と母、兄に飼い犬、そして、知らないおじいさん、と運命的に出会った友達。
    主人公の女の子だけでなく、周りの人も大切なものや、人の命を見つめていくストーリー。とても良かった。

  • ★★★★★
    てっきり、貝のお味噌汁の話かと・・。
    負けん気が強いかんこちゃんに、じっちゃんならずとも元気をもらえます。
    亡くなった父への気持ちをじっちゃんに還すとうさん・かあさん、何気に器のおっきいおにいちゃん。
    そして、60年前・70年前のことが、神話になってしまっている時代に生きているんだなあとしみじみ・・
    (まっきー)

  • お兄ちゃんが犬をひろってきた。でも、かんこにはさわらせてくれない。そこで かんこは、空き地にすわりこんでいたおじいさんを ひろってきた。その人は風助さんといい、そのままかんこの家にいることに…。

  • じっちゃんが死んでしまったあと、ものすごく大切な石をかんこにあげた。その石には名前がある。ヤマトシジミの食卓という名前、なぜそんな名前がついたのか。おもしろいので読んでみてください。

  • タイトルからはストーリーが分からないだけに、一読の価値あり。
    まず、ヤマトシジミがシジミで、それを食べられると思っている人は、途中まででも読んでみることをお勧めします。
    そうすれば、きっと最後までページをめくっているはず。

  • 「食卓」とつくぐらいだから食べ物関係の話かと思ったら全然違った(笑)

    おじいさんと主人公の小学生の不思議な出会いから別れまで。おじいさんの魔法の一言がすごく心に残る、寂しくも温かい気持ちになれる1冊だと思う。

  • 子供の塾が終わるのを待つ間に、塾に置いてあったのを読みました。児童書です。
    風助さんというおじいさんとかんこちゃんの物語。
    ふたりに血の繋がりはありません。
    風助さんとかんこちゃんは道で偶然出会い、なぜかそのままかんこちゃんの家で暮らすようになります。
    風助さんに自分の本当のおじいちゃんを段々かさねていくように、かんこちゃん一家と風助おじいちゃんは心を通わせていき、そして。。。。

    人と人との繋がりが希薄になりつつある今、こんな心の暖かいつながりがもてたらいいな。
    思わずホロリ。

    暖かい気持ちになる本です。

  • かんこちゃんと風助さんの出会った時の会話が楽しくって。
    かんこちゃんの優れた観察力、「ひろっていこ!」の決断の速さ。素晴らしい。
    出会いのシーンで笑いながら胸がギュウってなった本は始めてです。
    大野八生さんの絵が、これまたばっちりはまっていて、一段とほんわか、ぐっときます。

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著者プロフィール

吉田道子1947年、東京生まれ。博多、京都で育つ。小学校3年生までに引っ越しすること6回。それぞれの土地で、ことばの違いやおもしろさに出会う。いまは、湖と峠のある町に住み、川の魚のいろいろを飼っている。著書に『おにもつはいけん』(福音館書店)、『ネコジャラシはらっぱのモグラより』『きりんゆらゆら』、日本児童文学者協会賞受賞の『ヤマトシジミの食卓』(以上くもん出版)『じっちゃんはゆうれいになった』(岩崎書店)、『12歳に乾杯!』(国土社)、『みんなが月にいく前に』(大日本図書)など。京都市在住。

「2017年 『とうふやのかんこちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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