ピアスの星

  • くもん出版
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774320199

感想・レビュー・書評

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  • 小学生でピアス!?とびっくりしたけど、ピアスはあけません。「自分を変えたい!」という話。
    高学年の特に女の子の付き合いって難しいのね。いじめははなかったとしても、人との距離の取り方って、ホント人それぞれて、上手くいかない。
    一人でも、自分のことをちゃんと見ていてくれる友だちがいたら、何かを変えることができるんだろうね。
    高学年の女子におすすめです。

  • ピアスをすると人生観が変わるって言うけど、実際のところどうなのでしょう。小学校高学年女子の微妙な友達付き合い、淡い恋心と憧れなど。

  • 私には夢も将来も無いと中高生の頃は悩むけど、なんでだろう、大人になるほど失うものも増え、あの頃の今が一番良い時期という意味が解るようになるのです。目標なんかなくていいさ 気付けば後から付いてくる、と長めの前髪に隠れた優しい目も歌ってる。
    ミントのスイーツみたいに香る恋にドキドキ嬉しくなりました。カラメルのほろ苦さ。私を見てくれたら目で言うわ、ねえ好き。
    ピアスをして運命が変わるならば、私は直ぐ様穴をあける。でも君の居ぬ運命ならば、諦め生まれたままの私で泣くでしょう。
    何故来ないの?軽い言葉に刻まれた傷の深さは不登校生にしか解らない。ただ一人、繋がっていてくれたのなら。口に出せない想いは詩や歌となり、孤独の海に溺れた私を救いあげる。ピアスの様な星を見上げ、その一点の輝きに、大事な宝物が何か気付いたのでした。

  • 9月。6年生の鳥居羽美(とりいはみ)は目下、「わたしの将来」という作文に悩んでいる。好きなものや夢がある友だちが羨ましい。そしてサヤなら何て書くかな、と思う。

    今は不登校ぎみの横田サヤは、ハミの親友だ。学校のプリントや宿題を持って行ったり、サヤの部屋で遊んりもする。サヤは自由な発想ですごい詩を描いたりする。そして、ハミのあこがれの先輩のミントくんのことを話したりもする。

    そんなサヤがハミにささやくように言った。「ピアスってどう思う?したいとおもわない?」
    オシャレでしたいのではない。ピアスをすると、人生が変わる、いいことがおこると聞いたからだ。
    実際にピアスはしないけど、今の自分を変えたい、と二人は「いっしょに変わる」ことを約束した。
    ハミはミントくんに話しかけることを。
    サヤは学校の遠足に参加することを。

    けれど、その遠足で、久しぶりに学校の友だちと話しをし、一緒に行動することに失敗してしまうサヤ。取りなそうとしたハミともケンカして、二人の心は離れてしまう。

    友だち関係が上手くいかず、傷ついてしまう気持ち。自分の未来を不安に思う気持ち。9月から12月、成長するサヤとハミの友情がまぶしい物語。

  • むむむ。

  • 小学校6年生の女の子たちが主人公。
    平凡な女の子と、その友達で不登校中の女の子。そして、クラスの友達と担任。
    難しくない言葉と設定で、中学年の頃とは変わった「高学年」の女の子のようすが丁寧に描かれています。共感しやすいお話ではないかと思います。

  • 小学校6年生の女の子たちが主人公。
    平凡な女の子と、その友達で不登校中の女の子。そして、クラスの友達と担任。
    難しくない言葉と設定で、中学年の頃とは変わった「高学年」の女の子のようすが丁寧に描かれています。共感しやすいお話ではないかと思います。

  • 表紙の可愛さに一目惚れ(笑)
    自分はずる休みとか出来ない質で、いやいや学校に行きとりあえずクラスメイトと群れ内職しながら授業受ける毎日だったのでサヤちゃんの自由さが羨ましかったりして。

  • 小学6年生女児2人の友情・不登校・恋愛・将来の夢などを絡めた、リアルな小学生事情が描かれた作品。

    自身が小6の時、どんな風に過ごしていたかはっきり思い出せないところもあるけれど、子どもは子どもなりのストレスがある。
    その辺がうまく描かれていたと思う。
    ★3.5ってところだな。

  • 実写映画にしたいくらい♪

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著者プロフィール

作:赤羽じゅんこ
東京都在住。『がむしゃら落語』(福音館書店)で、第61回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、『なみきビブリオバトル・ストーリー 本と四人の深呼吸』(さ・え・ら書房/共著)で第4回児童ペン賞企画賞を受賞。
近著に『ひょうたん池の怪魚?』(講談社)、『ちょっとねがっただけ』(国土社)、『AIマスクはいかがですか?』(フレーベル館)など。日本児童文学者協会常任理事。

「2023年 『ひと箱本屋とひみつの友だち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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