- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774320687
感想・レビュー・書評
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宇宙よりも深海にロマンを感じる。『海に降る』なんか何度再読したことか。さて本書はさらりとしんかい2000や6500について制作の苦労話や実際深海で調査したことなどが書かれている。確かに色々とすごい船なんだろうが…あまりすごさを感じなかったのは私が難しいことを理解出来なかったからだろうか?なんにせよ、深海に行くのはとてつもなく大変で、知恵や技術がないと行けないということは分かった。それでもマリンスノーや深海で実際に見た人しか見られない景色があるなんてまさにロマン!
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ダイオウイカのニュース以来、深海に興味があって読んでみた。しんかい6500という潜水船はレゴブロックやフィギュアとのコラボもあって、以前より存在だけは知っていた。しかし本書の前半で紹介される「しんかい2000」についてはまったく知らなかった。2000を製造、運航する実績を積んだことで現在活躍している6500の下地になった。前例のプロジェクトには、まず発案する人が絶対に必要で、有人潜水船の場合は三菱重工業の社員であった。官主導ですべて始まった訳ではないことも本書を読んで知った。しんかい2000の製造段階で徳山技師による手溶接の場面や、潜航目標を達成して皆で喜び合う場面にじーんと来た。日本の技術のすばらしさに誇りを持てる本。
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『しんかい2000』の開発から『しんかい6500』の完成まで、三菱重工神戸造船所の人達の苦労や思いに感動。子ども向けの本だが、読んで良かった!
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子供達の為に借りた本でしたが、大人が読んでも十分楽しめる本でした。
潜水船の歴史、しんかい6500開発に至るまでのストーリー、深海研究での新発見等、コンパクトにまとめられていながらも多岐にわたる内容で、好奇心を刺激させられました。 -
★★★★☆
日本人と深海をめぐる歴史。「潜水艦」ではなく「潜水船」とあらわすところに誇りを感じる^^
その水圧のために非常に困難な深海の探索。
生命の起源の秘密、地球の成り立ちの秘密も眠っているかも?!
潜水船の運転士のなり方とかお仕事の内容も☆
(まっきー) -
ついこの間、中国で新造した深海調査船が「しんかい6500」を超えたとのニュースを読んだ。
6500メートルまで潜るための技術、船の構造、どのような研究がおこなわれているか、そもそも深海をなぜ研究しなければならないか、子供向けに書かれている。
深海の生き物スケーリーフットや生まれたばかりの深海底の写真は興味深い。
念のために巻いたテープの一巻き、ネジのちょっとした大きさの違い、そうしたものが積もり積もって総重量150キログラムオーバーになるというのには驚いた。乗員の体重はもとより厳密な重さの計算が必要だ。
「しんかい6500」は20年の調査経験を持つ有人調査船。これまで一度も調査員の死亡などの重大事故は起こしていない。それは素晴らしい記録だと思う。科学研究費の削減の中で他国と厳しい競争を迫られる大変な時代ではあるが、安全第一の姿勢はこれからも貫いてほしい。(結局それが一番安上がりなのだ)
著者プロフィール
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