ちいさいわたし

著者 :
  • くもん出版
3.76
  • (10)
  • (15)
  • (14)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 195
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774321134

作品紹介・あらすじ

いろんなことがうまくできないちいさいわたし。でもいつかはちゃんとできるようになるの。だんだんね。きっといまはそのとちゅう。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いろんなことが
    うまくできない
    ちいさい わたし。

    でも
    いつかは ちゃんと
    できるように なるの。
    だんだんね。
    きっと いまは その とちゅう


    つい、他の親子と比べてしまうことで、親御さんもお子さんも、無意識に、焦りや辛さを感じるのかもしれない。

    けれども、全ての子どもが同じタイミングで、何かができるようになったり、成長するわけではないことは、冷静に考えれば分かるはず。

    早い遅いが問題ではなくて、お子さんの望むペースでもいいのではないか? という、メッセージは、親御さんに対して、子どもを信じることの大切さを教えてくれます。

    また、いつか、できればいいのではなく、今じゃなければ、ダメなものもあることと、ずっと変わらないものの大切さもあること。

    そこは、はっきりと区別して書いてある点も、お子さんの成長にとって、大事な要素であることを認識させられ、素晴らしく感じました。

    それから偶然にも、最近読む、岡田千晶さんの絵本は、お子さんの絵が多く、毎回、多彩な表情やしぐさの愛らしさを見ているだけで、自然と顔が綻んだり、胸が切なくなってしまうのですが、今回も文章のない、見開きの一枚絵のシーンに、思わず感動してしまい・・やはり、お子さんの、純粋な心の内が垣間見えるような、その表情に惹き付けられるんですよね。

  • 2018.11 4-3

  • 大きくなりたい と言っている息子。いつまでもちいさいままでいいよー とちょっぴり思ってる私。
    あーくんもとちゅうだねー と言いながら読みました。

  • 今は小さくてできないこともたくさんある。それを小さいながら受け止め前へと進む。

  • 少し前の娘ちゃんみたいだねぇ。でも、まだまだこんなところも一緒だねぇ……と話ながら可愛く読めました。

  • 5歳男子には少しもう気持ちが共感できなくなってきてしまぅたのか、??という顔をしていた。

  • 「ちいさいわたし」がわたしのちいささを観察し、受け止め、前向きに進んでいる絵本。「でも、いつかはちゃんとできるようになるの。いまはそのとちゅうだもん。」と自己肯定するためには、どんな成功体験を積ませてやればいいのだろう。子どもが何か失敗したときに、「できるようになるとちゅうだね。」と声かけすることがその一歩かも知れない。成功と失敗を01で考えずに、子どもの成長をグラデーションで見守りたくなる絵本。……しかし時には子どもは一足跳びで0から1を駆け上がる! それもまた子育ての醍醐味。
    成長と自己肯定、愛着といった、二、三歳の子どもが暖かいタッチで描かれている。

  • ちいさいわたしだけど、結構自分の事がよく分かっている。

  • はやくおれもおおきくなりたい。

  • 岡田さんの絵だけの頁にため息が出る。
    お話しのオチもよいなぁ。
    子どもらしからぬはなしだと思っていたら、最後にいい意味で裏切られた。

全17件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

北海道生まれ。北海道芸術デザイン専門学校卒業。全国で講演、読み語りを行い、小学校の国語、道徳の教科書に、絵本が掲載されている。『とくべつないちにち』(ひさかたチャイルド)で、タイ・ブックスタートアワード賞、『ムカッ やきもちやいた』(くもん出版)で、児童文芸幼年文学賞、『くれよんがおれたとき』(くもん出版)で児童ペン賞絵本賞、『ばあちゃんのおなか』(好学社)で、けんぶち絵本の里アルパカ賞を受賞。日本児童出版美術家連盟会員、日本児童文芸家協会会員。

「2023年 『えらいこっちゃ! はじめてのプール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

かさいまりの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×