写真がたくさんで小学校高学年くらいから読めそうな文章で、とても読みやすかった。
世界各地の戦地や貧しい地域の子供たちの暮らしにかなりショックを受けた。
お腹が空き過ぎてスカスカのトウモロコシの茎をかじってる子供や、電気がない為にスイッチの入っていない保育器にただ寝かせられてる未熟児。迫害を恐れて仮面をかぶってひっそり暮らす民族。
一方で、水汲みや妹・弟のお世話、パイナップル売りなど家族の一員としてしっかりお手伝いするたくましい子供たちの姿も見られる。
やるせなさや憤り、読めば何かしら心を揺さぶられると思う。
そしてどんな場所でも親の子に対する愛情は世界共通。渡部陽一さんの子供たちや母子への温かい眼差しが伝わってきた。