ゆうやけトンボジェット

  • くもん出版 (2024年11月25日発売)
4.18
  • (8)
  • (4)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 67
感想 : 7
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (80ページ) / ISBN・EAN: 9784774337777

作品紹介・あらすじ

――トンボジェットに のりませんか? あなたの 行きたい ところ、おつれします。

ジェットは飛行機が好きなトンボ。なかまからは、少し変わり者だと思われています。暑い夏がくると、ジェットたちは涼しい山の中に飛んでいきます。そうして秋がくるまで、涼しい山の中で過ごすのです。山の中でジェットは、一匹のテントウムシと出会いました。テントウムシと話しているうちに、ジェット機になってお客さんを運ぶことを思いついたジェット。ふたりは「トンボジェット」として、植物のタネたちを遠くに運んでいきます。やがて秋になると、なかまのトンボたちは、山をおりてふるさとへもどっていくのですが……。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

自然の中での出会いや冒険を通じて、自己の成長を描いた物語です。ジェットというアキアカネは、ジェット機が大好きで、仲間のトンボたちとは異なる夢を抱いています。彼は、テントウムシとの交流から「トンボジェッ...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2.3年。ジェット機が大好きなアキアカネのジェットは、テントウムシとの出会いを通して、ジェット機のように乗りたいお客さんを運んであげることを思いつく。虫には怖がられてしまうが、ある生き物の役に立ち始める。
    出会いの中に自然の知識も盛り込まれて、優しい文章と物語にほっこりするお話。

  • アキアカネのジェットは空港のそばで生活していて、ジェット機が大好き。だから、名前もジェット。暑い夏はアキアカネは山の方へ移動して避暑をする。移動中の天敵に襲われる様子や、生活の描写がいい具合にリアルなアキアカネとリンクしているのと、全見開きにあるオールカラーの挿絵がちょうど良い擬人化具合なのが好きだった。
    ジェットは大好きなジェット機のことを仲良くなったテントウムシに話して聞かせ、運び屋をやろうとするが、虫食の二匹をみんな怖がって運ばれない。でも、そのうちに固定客が付くようになって(それがなにかは読んでのお楽しみ)、そして季節が変わりまた、山を降りる時がくるのだけれど…。
    総ルビ。低学年から。

  • 変わり者のジェットが自分が好きなことを貫く姿がすてき。またトンボのジェットとテントウムシの友情物語がとてもよくて、ちょっとがまくんとカエルくんを思い出すくらいです。
    飛行場を離発着するジャンボジェットに憧れて、小さな虫や植物の種たちのためのジェット機として、活動しはじめたジェット。
    仲間たちが季節に合わせて山地から平地へ移動していっても、自分を待っている植物たちのために仕事を続け、一人山に残るジェットがかっこいいです。兄や姉が繁殖活動に励み、トンボとして『普通』の生き方で成果を上げる一方で、好きな仕事を真摯に続けた先で、ジェットは一人のメスのトンボに出会うのですが、そこで安易に恋に落ちたりしないのがいい!二人は好きなものが同じで友だちになるのです。ラストシーンの、西の空に向かって飛んでゆく、オープンエンドも美しい。こういう読後の余韻が残る児童文学はなかなかありません。虫好きの子が読むだけなんてもったいない、自分らしく生きることを温かく応援してくれる、すばらしい小説です。

  • やると決めたことを一生懸命やっているのに、かげぐちを言われて傷つく。
    仲間が故郷に帰っても、自分一人は残って約束を果たすために仕事をする。
    いい人を紹介するよと言われても、まだやりたいことがあるからと、自分の道をゆく。

    トンボの冒険物語だけど、大人が自分と重ねて読まずにはいられない作品でした。

    見返しのアキアカネ色がすてきです。

  • とんぼジェットというタイトル通り、テントウムシや花の種を飛行機のように運ぶあきあかねの幼年童話。

  • 中学年向き。
    ジェット機に憧れたトンボが運び屋の仕事をするお話。
    トンボが肉食だから怖がられたり、植物の種を遠くに運んだり、相棒のてんとう虫が年老いたりと、ファンタジーにうまくリアルが組み込まれている。
    自分で仕事をみつけ、責任を持つ職業意識についても考えさせられる。全ページにイラストがあり、読書が苦手な子でもお話しに入りやすい。

  • 軽い気持ちで読んだんですが、思ったより相当練り込まれた作品でかなりよかったです。お客さんを乗せようとしたがトンボは虫を食うため怖がられる、というリアル昆虫ベースのネタもありながら温かい友情と冒険と前向きな別れに新たな出会いまで描かれていてすごくよかった。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

神奈川県出身。2005年『秋の大三角』で新潮エンターテインメント新人賞を受賞。『劇団6年2組』で第29回うつのみやこども賞受賞。作品に、『チームふたり』からはじまる「チーム」シリーズなど多数。

「2014年 『新装版 チームシリーズ 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉野万理子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×