ドキュメント ゆきゆきて、神軍[増補版]

  • 皓星社
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本棚登録 : 23
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774406572

作品紹介・あらすじ

伝説のドキュメンタリー映画は、本書によって最強伝説になる!

映画『ゆきゆきて、神軍』主人公・奥崎謙三の行動は狂気によるものか、それとも神意か。
「殺人の場面」の撮影を強要するなど、普通人のものさしでは計りがたいスケールで、自らを演出する奥崎と、ドキュメンタリー映画作家の壮絶な戦いが読者のキモをつぶす。本書は、原一男監督の出世作「ゆきゆきて、神軍」の製作秘話である。採録シナリオ一挙収載。
原一男による書下ろし「老テロリスト その哀しき性」により、奥崎謙三の人間像がさらに浮かび上がる。

※本書は、『ドキュメント ゆきゆきて、神軍』(現代教養文庫、1994年)の増補版です。

感想・レビュー・書評

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  •  本編では見ることができなかったニューギニアロケの模様がレポートされている。しかし本編はあのサイズでとても面白かったので、なくてもよかったように思う。もしあったらどうなっていたのだろう。

     今思うと、奥崎謙三さんも発達障害があったように思える。あまりに独善的で相手の立場を尊重せず、押し付けるばかりで、近くにいないで欲しいタイプで、こうして映画で見て本で読むのが一番だ。奥さんの苦労が偲ばれる。お二人の関係は全く計り知れないのだが、どうだったのか気になる。

  • 読みながら脂汗と冷や汗にまみれそう。。。

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    映画『ゆきゆきて、神軍』主人公・奥崎謙三の行動は狂気によるものか、それとも神意か。
    「殺人の場面」の撮影の強要など、常人のものさしでは計りがたいスケールで自らを演出する奥崎と、ドキュメンタリー映画作家の壮絶な戦いが読者のキモをつぶす。本書は、原一男監督の出世作「ゆきゆきて、神軍」の製作秘話である。
    原一男による書下ろし「老テロリスト その哀しき性」を含む採録シナリオ一挙収載。
    ※本書は『ドキュメント ゆきゆきて、神軍』(現代教養文庫、1994年)の増補版です。
    http://www.libro-koseisha.co.jp/society_education/yukiyukite/

  • ★3.5
    数年前に映画「ゆきゆきて、神軍」を観た時、奥崎謙三の言動にただただ度肝を抜かれた。が、彼に嫌悪を抱いても、映画としてはなかなか面白かった。そんな映画の裏側を綴った本書、読まないわけにはいかない!中でも、フィルム没収で映画にはなかった、「ニューギニア篇」が興味深い。そして、相変わらず独善的で暴力的な奥崎、彼の一挙一動に振り回される監督とスタッフたち。ただ、奥崎の戦争に対する義憤、不可解な死を遂げた兵士の真相を探ること自体は、少なからず分かる部分もある。如何せん、思想の押し付けが甚だしいのが難点。

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著者プロフィール

1945 年6月、山口県宇部市生まれ。1972 年、小林佐智子と共に疾走プロダクションを設立。同年、『さようならCP』でデビュー。74年には『極私的エロス・恋歌 1974』を発表。87年の『ゆきゆきて、神軍』が大ヒットを記録、世界的に高い評価を得る。94年に『全身小説家』、05 年には初の劇映画となる 『またの日の知華』を監督。2017年に『ニッポン国VS泉南石綿村』を発表。今年、ニューヨーク近代美術館(MoMA)にて、全作品が特集上映された。

「2020年 『れいわ一揆 製作ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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