10人の法則 ―感謝と恩返しと少しの勇気

著者 :
制作 : 「元気が出る本」出版部 
  • 現代書林
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774510514

感想・レビュー・書評

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  • 10人の人に感謝する。

  • 著者の西田さんは日本におけるイメージトレーニングの第一人者。
    多くのトップアスリートを成功に導いていますし、
    北京五輪で金メダルを獲得した女子ソフトボールチームの指導も行っていらっしゃる方です。

    また、スポーツ選手だけではなく多くのトップビジネスマンの育成も行っており、
    主宰している経営塾では多くの経営者の育成も手がけているなど、
    「能力開発の魔術師」と呼ばれている方でもあります。

    本書ではメンタルトレーニングの手法などが書かれているわけではなく、
    気持ちの持ち方によってその人の成長が左右されるという内容が書かれています。
    根底にあるのは「感謝」の心。
    感謝する気持ちを持つことによって人は成長して行くという内容です。

    【目次】(「BOOK」データベースより)
    第1章 成功者は孤独ではないー『10人の法則』導入編(調子に乗るか、図に乗るか/1人では図にしか乗れない/成功するのは簡単なこと ほか)/第2章 人は嬉しいと感謝したくなるー『10人の法則』実行編(若い感謝はたかが知れている/喜びは自分を超えて感謝になる/人間は絶望の中でも感謝できる ほか)/第3章 喜びが心の枠を壊すー『10人の法則』活用編(自分のツキは友人のツキ/なりたい人といると意識が変わる/なりたい人といると限界が壊れる ほか)

    人は誰かに感謝の心を持つことによって、
    自分自身の成長の糧としたり不安を乗り越えることが出来る。

    年を取って死を意思した時でも「妻の手を握ってありがとうと言おう」と思うだけで、
    死に対する恐怖や不安というものが払拭されるとも書かれています。
    なるほどそのとおりだなと頷くことばかりでした。

    「感謝」をして「恩返しの心を持つ」ということを意識すると、
    おのずと現在の自分の生き方や考え方が変わるということが丁寧に書かれている一冊です。
    「自分が感謝したい人を10人あげて1年以内の感謝の気持ちを伝えよう」という実践編も、
    実際に行うことで効果が現れてくるだろうなと思いました。

    ビジネスに直接役に立つ知識が詰まっているわけではありませんが、
    それ以上に大切な「心の持ち方」を教えてくれる一冊です。

  •  私がここ20年くらいずうっと考えて悩んでいたことの答えがズバリ書いてあって衝撃を受けました。しかも科学的に説明してあって、びっくりしました。

     いわく、人間のマイナス感情(怒り怖れ不安不満嫌悪)といったものの根っこには動物的な自己防衛本能があり、それをつかさどっているのは大脳辺縁系にある「扁桃核」という部分である。
    このセンサーは動物が危険を察知するのに重要なものです。が、人間の場合はどういうわけか自分を守るために、上記のようなネガティブエネルギーが必要となるそうです。

     そしてこの「扁桃核」が過敏になり過ぎると、世の中の全てが敵になり、自己防衛バリアができるのですが、このバリアを破るのに三つの言葉がある。
    1、愛の言葉
    2、ほめ言葉
    3、感謝の言葉
    ということです。

     ここまで科学的にメカニズムがわかっているのだったら、もっとこれを広めたら世界は平和になるし、アフターコロナの世界に皆様が順応するのに役にたつと思うのですが。 どうしてそうならないのか逆に疑問に感じます(笑)。

    以上のことを踏まえまして、
    「十人の法則」というのは、
    ☆自分が感謝したい人を10人あげる
    ☆1年以内に
    ☆直接お会いして
    ☆感謝の気持ちを伝えよう」
    そうすると素晴らしいことが起こる、というものでした。

     ちょうど、自分の子供の頃の友人のお母様方がそろそろ加齢で痴呆症になったりしてると言う話を聞いていますので、会いに行ってみたいなと思っています。

     あと、実践編としては
    ☆十人の異性とつきあってみる(←未婚者に限る)


    ☆先祖十人の名前を調べる(家系図をつくる)
    ☆毎日五人の人を喜ばせる
    などがあげられております。

  • 10人の法則とは、自分の周りの人、10人に感謝を伝えるということ。
    大切なのは、何かをするときは自分のためだけではなく、誰かのため世の中のためを考えて頑張る。
    以下、引用。
    ・自分には運があると思い込む
    ・人は嬉しいと感謝したくなる
    ・人は感謝すると嬉しくなる
    ・世界で一番簡単な成功法は、人を喜ばせることである。
    →人を喜ばせることで返報性の法則が働き、後々の自分に帰って来る。
    ・勇気を出してチャレンジし、たとえ失敗したとしても、失敗を経験することで自分の枠が広がる。

  • 運がいいという錯覚があると、自信が持て、プラス思考になり、努力が苦労ではなくなる。

    努力がつらいのは報われるかどうかがわからないから。報われるとわかっていればワクワク状態で努力できる。

    孤独かどうかは脳の状態で決まる。

    人間はウソをつける=悲しいときも楽しそうにふるまう。
    うれしくなくても感謝できる。

    10人の恩人に感謝を伝える。
    金持ちになりたければ10人の金持ちと付き合え。
    肯定的な脳を作りたければ、毎日5人を喜ばせろ。

  • 調子に乗ると図に乗るの違い。

    運があると心のそこから信じること=自分を信じること、自信を持つこと。

    それにより道が開ける。頭が良くなりたかったら頭の良い人と付き合え、ヤル気を出したかったらヤル気のある人と、自分の枠を広げたかったら10人の異性と付き合う。

    その際に肯定的な気持ちで居ることが絶対条件だ。

  • まあ良い本だとは思います。でも個人的には読んでも読まなくても良かったかな、でした。

  • 10人の法則とは。

  • 患者と恩返しと少しの勇気
    •自分にとって大切なものは何か?
    •大切なものを大切にする
    •人生の師を見つける

  • チェック項目11箇所。『10人の法則』というこの本の中で、私が伝えたかったことのひとつは、ふだん私たちが気づかずにいる、こういう無意識の恐怖や不安が、私たちの幸せをいかに難しくしているかということです、また成功のエネルギーや、夢をかなえる力をいかに乏しくしてしまうかということです。調子に乗るとは「勢いづく」ということです、図に乗るとは、「いい気になってつけあがる」ことです、いい気になって思い上がり、のぼせあがり、増長している、これが図に乗った人間です。人生のどん底では、「覚悟」が試されます、昇り調子のときに試されるのは「志」です。成功しないのは、①「努力しない」、②「頭を使わない」のいずれかです。難しいのは、成功することではありません、その成功を維持すること、もっと大きな成功に変えることが難しいのです、どうしてかというと、成功を持続させ、さらに大きく飛躍させるには、努力よりもっと大切なものがあるからです、頭を使って市場を分析し、戦術・戦略を考えるよりも、もっと使わなければならないものがあるのです。信じた道を突き進もうとする人にとって、ひとりぼっちは大敵です、人は孤独になると、どういうわけか自分の道が信じられなくなります、自分を信じるには、人に信じてもらう必要があるのです。面白おかしい話ができて、大勢でわいわい騒いでいるから、自分には友がいて、仲間がいて、ひとりぼっちでないと思うのは大間違いです、孤独であるかどうかは、シチュデーションでなく、脳の状態で決まります。よく「やりがいのある仕事」といいますが、そのやりがいは、仕事の内容や種類といったハード的なものだけでなく、誰のために仕事をするか、誰と一緒に仕事をするかという、ソフト面が大きな要素を占めています。負けず嫌いが悪いわけではありません、スポーツの世界で大きく成功する人間は、間違いなく負けず嫌いです、それも単なる負けず嫌いではなく、素直な負けず嫌いなのです。現実を受け入れる、まず、そこから出発するのでなければ、本気になって現実と取り組み、それを乗り越え、変革していくことはできません。人間を突き動かす本能の中で最も強力なのは、自己防衛本能です、自分を守ることが何より優先されます、したがって私たちの脳は、放っておくとひとりでにマイナス感情になってしまいます、自分を守ろうとするマイナス感情が支配的になり、いつの間にか否定的な脳になっているのです。

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著者プロフィール

株式会社サンリ会長、西田塾塾長、西田会会長。日本のメンタルトレーニング研究・指導の第一人者。1949年生まれ。30年以上前から、科学的なメンタルトレーニングの研究を始め、大脳生理学と心理学を利用して脳の機能にアプローチする画期的なノウハウ「スーパーブレイントレーニングシステム(S.B.T.)」を構築。「ツキのカリスマ」として日本の経営者、ビジネスマンの能力開発指導に携わり、数多くの成功者を生み出している。なかでも経営者だけに開催している『西田塾』には全国から入塾希望者が殺到。毎回キャンセル待ちが出るほどの人気で、門下生は数千人に上っている。また、ビジネス界だけでなく、プロ野球、サッカー、陸上競技、体操などスポーツの分野でも科学的なメンタルトレーニング指導を行い、多くのトップアスリートを成功に導いている。北京五輪で金メダルを獲得した女子ソフトボール日本代表チームを指導し、「能力開発の魔術師」として注目された。おもな著作に『No.1理論』『面白いほど成功する ツキの大原則』『かもの法則』『天運の法則』(現代書林)、『強運の法則』(日本経営合理化協会出版局)、『ここ一番に強くなる! 1分間成功思考』(PHP文庫)などがある。

「2023年 『他喜力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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