- Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774604688
感想・レビュー・書評
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野村たかあきさんの本の二冊目。同じく「教育画劇」から。
おっとり・のんびりした民話の面白さを久々にたっぷり味わった。
ハラハラしながら読み進め、途中??となり、まさかの結末まで、まるで落語のよう。
たぶん皆さんも騙されますよー。
きつねに騙されまい、騙されまいとしているそうべえさんの味方をしてどんどん読んでいくと、いつの間にか・・
え?もしかしたら騙された?いや、まさか、だって化けるのをこの眼で見たもの!
そして結末は何だか「それでいいのか?!」というオチ。
でもそうべえさんは満足そうだし、これでいいのだろう。
野村たかあきさんの版画絵が相も変わらず見やすく綺麗で、人物の表情も豊か。
村のお地蔵さん。村はずれの松の木や道端の草。
かやぶき屋根の民家。土間や囲炉裏端の様子。
登場するひとたちの喜怒哀楽もはっきり見て取れる上に、どれも温かみのあふれるタッチで、眺めて飽きない。
約8分かかる。難しさはないので5歳くらいから。
読後タイトルの意味するところを考えると笑いがこみ上げる。
現代よりもはるかに、ひとと動物たちとが身近に暮らしていた頃のお話。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本むかし話。まあそうべえさんがきつねに、すっかり騙される話ではありますが、結果よしとしておきましょうか。
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2014/7/1 5-2
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H22年6月 5-1