バッテリー〈3〉 (教育画劇の創作文学)

制作 : 佐藤 真紀子 
  • 教育画劇
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レビュー : 60
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774604701

感想・レビュー・書評

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  • なあ、豪。おまえは、どうなんだ。勝利をみんなで喜びあうことも、敗北をいっしょに悔しがることも、仲間と心が通じあうことも、まとまったいいチームになることも、なんの意味もない。そう、思わないか。

  • はじめて読んだ中学生の頃も夢中になって二時間足らずで読み終えた記憶があるが、あれから十年ほど経った今回も作品に引き込まれて一気に読んだ。以前よりたくましくなった青波の成長が感じられたり、ぶつかり合いながらも高め合う巧と豪の関係に惹きつけられたり。どこまでもまっすぐな巧の姿が眩しいのは、今も昔も変わらない。彼の生き方や姿勢は、創作という目に見えないマウンドに立つ私の背を正してくれるようだ。脇役ながらも海音寺のキャプテン然とした態度や、野々村の頼もしさにも目が止まり、彼らの今後の活躍が楽しみでならない。

  • ★2016年10月29日読了「バッテリー3」あさのあつこ著 評価B
    主人公原田巧は、中学校野球部に入って、自らのピッチャーとしての才能を生かして全国大会に行って活躍することしか考えない、まだまだ生意気な1年生。
    早速上級生に目をつけられて、部内での陰湿ないじめが始まり、そのいざこざが学校側の知るところとなり、部活動を休止させられてしまう。
    女房役のキャッチャーである永倉豪と野球部顧問のオトムライと呼ばれる戸倉真先生から、ジコチューの巧は、様々な問い掛けや働きかけで人として成長することを求められるが、頑固な巧はそれに一切応じない。
    ようやく再開した部活動で、上級生対下級生の紅白戦を行い、下級生チームが巧の好投で勝利する。そして、キャプテンの海音寺は、校長へ全国ベスト4の横手二中と試合をしたいと希望するが、却下される。海音寺は、横手二中の強打者である門脇を誘い出し、原田と永倉のバッテリーで勝負を挑み、門倉を見事封じさせ、門倉に試合を非公式の練習試合を申し込ませることに成功する。

  • オトムライじゃないけど、
    ほんと、このガキはあ、って感じ。
    いやあ、扱いづらいことこのうえない(笑)
    自分でもどうしようもないのでしょうが、
    ほんっと、いい意味でも悪い意味でも
    周りを騒がす天才だな、と。
    にしてもそーゆー人物設定なんだからしょうがないんだが、
    マウンドで投げるのは好きだけど、
    ほかはどうでもいい、というのは野球する人間として
    アリ、なのかしら??
    ある意味超純粋、といえるけれど・・・。
    まあ、まだ中学一年生だからなあ。
    そのへんはまだまだ成長過程、ということなのか?
    となると、高校生くらいになったらこのころの自分って
    結構黒歴史になってそうだなあ。

    あ、比べて人間できてる系にみえてた豪くんも、
    結構重症気味。
    いや、それくらい巧の球がすごい、とゆーことなのだが・・・。
    もし豪が巧の球を受けられるのが、
    人より恵まれた体格ゆえだとしたら、
    そのうち天才についていけなくなるとしたら・・・、
    そこはなかなか難しいとこだよなあ。
    さてさて、青波が見守る中試合開始。
    どうなることやら

  • キャッチボールをしたくなるけど、グローブって結構高いんよなー。相手もいないし。なんてハードルが高いんだ野球…!
    と思うと、少年たちの野球への想いが分かるような。小町先生の気持ちに一番近いけど。

  • 久しぶりに再読。
    野球部の活動が再開するまで。(春~夏)
    そして横手中登場。門脇かっこいい。

    「出会うべくして出会った相手だ。」

  • 子どもの言い分と、大人の事情。

    「好きなだけではだめなんだよ」
    校長先生の言葉は、リアリティを感じさせる。
    わたしももう、一端のオトナなので校長先生側の見方をしてしまうなぁ。

  • 天才ピッチャー原田巧とキャッチャー長倉豪の成長の物語。
    中学生というゆれる年代を野球を通してキレイにうつしているカンジです。
    「キレイにうつす」というのは「そのまま」ってことです。

  • 本格的な試合があり、面白かった。

  • 面白かった!
    2巻のもやっとする描写が少なくて安心して読めた。
    巧の、野球に対する考え方ってのがはっきりと言葉になった巻かと思う。
    そこまでストイックかっ!ってふっと笑いがこみ上げた。
    それでも全く何も問題がないわけじゃあない。
    ストイックであれば迷わない、打たれないってわけではない。
    次巻はそこの問題が全面に出てくるかな~

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プロフィール

あさの あつこ
1954年生まれの小説家、児童文学作家。岡山県英田郡美作町(現:美作市)湯郷出身。幼少の頃から本に親しみ、中学の頃から創作日記をつけはじめ、中学2、3年生の頃から作家を志す。青山学院大学文学部入学後、児童文学サークルに入り活動。卒業後小学校の臨時教諭を2年間務め、結婚。日本同人協会「季節風」同人となり、そこに連載した『ほたる館物語』で作家デビュー。
代表作に、1996年から執筆を続ける『バッテリー』。97年野間児童文芸賞受賞、99年『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、2005年『バッテリー』全6巻で小学館児童出版文化賞をそれぞれ受賞。シリーズ1000万部超の大ベストセラーとなり、映画化・アニメ化された。

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