バッテリー 3 (教育画劇の創作文学)

  • 教育画劇
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774604701

感想・レビュー・書評

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  • 天才ピッチャー原田巧とキャッチャー長倉豪の成長の物語。
    中学生というゆれる年代を野球を通してキレイにうつしているカンジです。
    「キレイにうつす」というのは「そのまま」ってことです。

  • 本格的な試合があり、面白かった。

  • 面白かった!
    2巻のもやっとする描写が少なくて安心して読めた。
    巧の、野球に対する考え方ってのがはっきりと言葉になった巻かと思う。
    そこまでストイックかっ!ってふっと笑いがこみ上げた。
    それでも全く何も問題がないわけじゃあない。
    ストイックであれば迷わない、打たれないってわけではない。
    次巻はそこの問題が全面に出てくるかな~

  • ほぼ義務感で続編を読んでいるが、子供に読ませたいか、と問われると微妙な作品。女性が描く中学男子の心情。1巻目と異なりより複雑な感情が入り組んで描かれる。正直、自分が中学生だったときこんな感情は持たなかった。そう考えると1巻のときに感じた思いでなく、この作品の中の中学生は現実というよりフィクションとしてとらえた方がしっくりくる。作品の設定が特に中学生でなく、高校生でも大学生でも変な感じはしない。それを感じた瞬間から惰性で読んでいるような感覚があった。

  • 休止中の野球部。
    なかなか思うように野球ができないことにいらだつ巧クン。
    単純に球を投げたいだけなのに…って、もとをただせば彼自身にも原因はあるのだけど。

    3巻目にしてようやく野球が始まる。
    マウンドに立つ巧は思う。
    ≪勝利をみんなで喜び合うことも、敗北をいっしょに悔しがることも、仲間と心が通じ合うことも、まとまったいいチームになることも、なんの意味もない。そう、思わないか。≫(P.131)
    ただ、自分の最高の球を投げるだけ。
     
    ≪ばかでもあほでも、一つの明確な意志が、ここにあった。≫(P.179)
    そういう者を巧は、たとえ嫌いな相手であっても、そこに在るものとして認める。
     
    ≪教師が、感激屋でなくなったら、おしまいやないですか≫(p.185)、≪教師が生徒に、ときめかなくなったらあきません≫(p.208)
    小野先生の、開き直りともとれる名言。

    (2006年02月03日読了)

  • とても読みやすかった。次を絶対読みたくなる終わり方。毎回すごい!

  • 前回は野球部の先輩たちとトラブルを起こして(一方的にやられたとも言えるけど)野球部が休部に?というところで終わりました。
    今回は休部が明けましたが、既に夏の試合は終わってます。三年生は試合も出来ずに引退ということに。
    それが納得できず、強豪校と無理に交渉の末、休日に試合をすることになります。あくまで草野球なので(対外上)監督すらも蚊帳の外。
    その試合の模様は次巻へ。
    今回は主人公と相棒の気持ちが少々すれ違うところがメインなのでしょうか。
    どちらにしても利き腕を触られただけで払いのける息子はあまり持ちたくないなぁと母としては思いました。

  • 活動停止処分が解けた野球部で、部活が開始された。先輩も後輩もない、実力で自分の野球を認めさせてやる! しかし、キャッチャーとしての才能に悩む豪と、巧との間に亀裂が入って…!?大人気シリーズ待望の続編!

  • 2009/7/19 チェック済み

  • 2008年読了。ドラマ・映画化。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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