ぜつぼうの濁点

著者 :
  • 教育画劇
4.18
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本棚登録 : 321
レビュー : 53
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774607030

作品紹介・あらすじ

昔むかしあるところに言葉の世界がありましてその真ん中におだやかなひらがなの国がありました。ひらがなの国でおきたふしぎなお話です。

感想・レビュー・書評

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  • これはむしろ大人向けな絵本です。

    ひらがなの国で、「ぜつぼう」という言葉から離れてしまった「〝」のお話。

    自分がいるせいで…。
    自分さえいなければ…。

    そんな風に自らを責めてしまっている「〝」さんの行く末に、目が離せなくなりました。

    がつり、と手応えの残る、絵本です。

  • 作者のなんとも不思議で素敵なファンタジー脳に拍手喝さいを送る。

    言葉の世界がこんなにも密につながっていて、視点、発想を変えるだけで世界が広がっていくことに感激。濁点一つで目くるめく世界へ連れて行ってくれるとは!

    本を読むのが苦手な子にも好きな子にも、ウンチクたれの誰かにも読んでもらいたい心を柔らかくする絵本だと思った。
    これに感動する子どももスゴイと思う。

  • 5-1 2017/10/18

  • 図書館

  • 10分

  • 忙しく駆けずり回っているけれど、ちっとも明るい明日が見えない毎日。
    本を読むのも億劫。
    そんな時、こんなざっくりとした絵本に癒されます。
    人生絶望だけではないのです。

  • 季節感ゼロ。何か教えられるところ?それもゼロ。でも面白さでヒット。
    『濁点』を主人公にするという、この視点の斬新さがいい。
    テキストはリズム感にあふれ、流れるように調子よく読める。
    挿絵も無駄がなく、嫌らしさもなくて遠目も効く。
    高学年から大人向け。約9分半。
    いつものように、絵をじっくり見せながら読むというお話ではない。
    このシュールな絵に、そんな美しさは無い・笑
    ただ、展開が妙に気になり、おまけにテンポよくすいすいと読み進められる。
    それでこのタイムだ。

    言葉の世界の真ん中にある、ひらがなの国で起きた、ある異変。
    濁点の「゛」が、ある日ぽつねんと置き去りになっている。話を聞けば、
    長い間「ぜつぼう」の「せ」の字の濁点として仕えてきたという。
    この濁点の気持ちがとても切なく哀れで、ついつい話に入り込んでしまう。。。

    「おせわ」も登場するが、それが大きいのが笑える。つまり、大きな「おせわ」だ。
    この「おせわ」の力で濁点は新しい棲み処を見つけるのだが、水に投げ入れられる
    辺りで展開が見えてしまう。
    予想通りでも、それでもなお嬉しいというラストで、ほっとひと安心の終わり方だ。

    言葉の持つ印象を秀逸な物語にした、なんとも不思議で新しいお話。
    この不思議さと可笑しさが理解できる年齢の子たちに届けたい。

  • 8分。ひらがなの国でぜつぼうのぜについている濁点がさまよい自分の居場所を探す話。ぽつねん、椿事など、難しい言葉もあるので高学年(6年生)に。

  • 「ぜつぼう」から「きぼう」に
    ぜつぼうの「ぜ」の「゛」は ぜつぼうが不幸なのは自分のせいなのではと思った健気な子

  • さいごがとてもいい

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