つきとうばん

著者 :
  • 教育画劇
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本棚登録 : 87
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774607122

感想・レビュー・書評

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  • 息子9歳6ヶ月
    息子が喜びそうな本を、母が選んで図書館から借りてきています。時々息子リクエストの本も。読み聞かせほとんどしなくなりました。母はサミシイ。

    読んだ◯
    好反応◯
    何度も読む(お気に入り)
    「また借りてきて!」「続き読みたい!」
    その他◯

  • 「月の当番」である。優しいお話。絵も地味だし、たんたんと進んでいく。読み聞かせをする時、落ち着いて読めそうな気がする。
    ラストで子どもが「今度、いつ当番がまわってくるの?」と聞いた時、お父さんが「おまえが、父さんぐらいになったとき」と答える。この言葉を前にして胸が詰まった。涙が出た。素晴らしい。
    子どもが聞いて、この世界に入ってきてくれる子がいるだろうか。いてほしい。

  • 7歳4ヶ月の娘に読み聞かせ

    なんだか不思議なおはなし
    つきとほしのたねをうえて
    育てる当番なんてステキね

  • ほしとひかりの描写がきれいな本。

  • 7分

  • 冬のある夜。うさぎの郵便屋さんがソリに乗って、箱を持ってきました。今年はぼくの家が月当番なのだ。
    箱の中身は白いたまと 砂粒のようなものが入っています。
    父さんが土を耕し、白いたまと砂粒を植える。それは、月と星の種なのです。やがて、月と星は土の中から芽をだして・・・


    幻想的なイラストが 不思議な話にあっている。


    毎年、家々をまわる月当番。
    次に家にまわってくるのは ぼくが父さんくらいになった時だというのもなんだかいい。

  • 1年に1度、回ってくる「つきとうばん」。月のタネをまいた父と息子のひと夏のできごと。幻想的な絵と文章で綴られていて、柔らかく優しい気持ちになります。

  • この作品は「月当番」(第26回JOMO童話賞佳作)作品に加筆、修正をくわえたものに、梅田俊作氏が絵を描き、完成したものです。
     ある晩、ウサギの引くそりに乗った郵便やさんが空から舞い降り、とうさんに白い玉と砂粒のようなものが入った箱を渡します。
     耕した畑に蒔いて水をやると、やがて月と星が土の中から芽を出します。
     青い星を食べるとほっぺたが青く光り、赤い星を口に入れるとほっぺたが赤く光って、星は口の中でぱちぱちはじける…
     梅田俊作さんの幻想的な絵も手伝って、絵本を読んでる私たちを夢の世界へ浸らせてくれます。
     とてもお勧めの1冊です。

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著者プロフィール

【藤田雅矢・作】  1961年、京都市生まれ。農学博士。1995年、第7回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞。同年、「月当番」で第26回JOMO童話賞佳作。2007年、「ダーフの島」でSFマガジン読者賞受賞。著書に『星の綿毛』(早川書房)、イーシングル幻想館『幻視の果実』の小説のほか、『捨てるな、うまいタネNEO』(WAVE出版)などの園芸書もある。

「2013年 『クサヨミ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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