富士山にのぼる

著者 :
  • 教育画劇
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774611471

感想・レビュー・書評

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  • 迫力がある写真絵本

  • 2017/03 読み聞かせ 4年生

  • ええと・・・
    石川さんの文は大好きなのだが、この絵本は
    写真に気になる所があって、絵本としてはちょっと微妙だなぁと感じた。
    ____

    物語はどうも冬山に登っているようなのだが
    思い出したかのように夏山の様子などが挟まれていて
    ストーリーを追っているものとしては
    混乱してしまう。

    別に分けるなどの分かりやすい構成にするべきじゃないかなと個人的には思う。

    盛り込み過ぎて分かりにくくなったようだ。
    少し残念。

  • 冬の富士山の厳しさがひしひしと伝わってきます。

  • 自然との向き合い方。危険とすがすがしさ。写真が物語る。

  • 行為の経験としての移動、旅などをテーマに作品を発表する写真家 石川直樹初の絵本作品。一歩、一歩、作者とともに、富士山を登頂している気分になるので、目標達成のイメトレにオススメです。

  • 今まで表紙は絵だと思っていました。
    ずいぶん渋い絵だなぁ・・・と。

    まったくの勘違いで、これは写真絵本です。

    見るだけじゃつまらないので、登ってみることにしたと。
    富士山に登る経過の写真絵本なのですが
    文章もなかなかに良くて、良質な絵本でした。

    裏表紙には作者が富士山に登った時の装備一式も紹介されています。

    中学年以上に読み聞かせをしてみたいものです。

  • 著者は、世界最年少で七大陸の最高峰を制覇した、冒険登山家です。
    若い頃から精力的に写真文集を出している著者が、はじめて子ども
    向けに出した写真絵本が、本書『富士山にのぼる』です。

    冬のある日、ふと富士山にのぼってみようと思い立ったところから
    始まり、一人冬の富士山を登って、下りてくるまでの過程が、平易
    ながらも臨場感いっぱいの文章と写真でつづられていきます。

    表紙にもなっている写真の、真っ黒な溶岩の大地と、真っ白な雪の
    コントラストが、とても美しく、迫力満点です。この写真を見るた
    めだけでも買う価値がある、と思います。

    頂上付近の近景を見ていて改めて思ったのですが、本格的な登山を
    する人以外、雪山としての富士山の近景を見ることはないんですよ
    ね。富士山と言えば、多くの人が雪を抱いた姿をイメージするので
    しょうが、それを間近に見た人は、実はとても少ない。こんな基本
    的な事実すら、私達は、見落としてしまいがちです。一体、私達は、
    富士山の何を知っているというのでしょう?いや、そもそも、この
    世界の何を知っているというのでしょう?

    「そこにのぼれば、かならず、新しい世界にであうことができる。
    見なれた姿の中に、しらないことがたくさんある」と著者は書いて
    いますが、本当にそうだと思います。

    だから、私達は登るんですよね。新しい出会いを求めて、知らない
    ことを少しでも多く知りたくて、また一歩を踏み出すのです。そう
    いう気持を持ち続けていれば、見慣れた風景も、また新しい顔を見
    せてくれる。「心がぴりぴりしてくる」瞬間にも立ち会うことがで
    きる。

    「とおくから見ているだけじゃ、つまらない」から、「見ているだ
    けじゃわからない」から、「足と手と目と息と耳と、体中で、富士
    山にさわりながら、また、富士山にのぼろう」という著者の言葉に
    は、世界と向き合うための基本的な態度を教えられます。ほんと、
    「見ているだけじゃ」何も始まらないですよね。

    一歩を踏み出そうという気持になると共に、世界を新しい眼で見る
    ことができるようになる一冊です。そして、富士山に登りたくなる
    ことも請け合い。

    是非、読んでみて下さい。

    =====================================================

    ▽ 心に残った文章達(本書からの引用文)

    =====================================================

    ちかづいていくと、富士山の姿は、どんどんかわる。
    とおくから見ているだけじゃ、つまらない。
    冬のある日、ぼくは富士山にのぼることにした。

    すこしずつ、すこしずつ、のぼっていく。
    ザクッ ザクッ…、キシッ キシッ…、
    きこえるのは、ぼくの歩く音だけだ。
    そしてとうとう、
    だれの足あともないところまで、やってきた。
    これからさきは、ぼくがはじめて、この雪をふむんだ。

    --あたりには、虫も動物も、なにもいない。だれもいない。
    足音と、じぶんの呼吸の音--
    きこえてくるのは、それだけだ。

    富士山の夜空。町のあかりのとどかない、ほんものの夜空。
    いま富士山のうえで眠っているのは、ぼく一人だけだ。

    心がぴりぴりしてくる。
    宇宙が、すぐ手のとどきそうなところにある。

    冬の富士山は、氷と雪とはげしい風の世界。
    のぼる人はめったにいない。
    でも、ぼくはのぼる。一歩ずつ、一歩ずつ、足を前に出す。

    ゆっくりと、富士山をおりながら、思った。
    春も夏も秋も、そして冬も、富士山に、のぼろう。
    見ているだけじゃわからないから。
    足と手と目と息と耳と、体中で、富士山にさわりながら、
    また、富士山にのぼろう。

    みんながしっている富士山。とおくからなんども見ていた富士山。
    でも、そこにのぼれば、
    かならず、新しい世界にであうことができる。

    見なれた姿の中に、
    しらないことがたくさんあることに、ぼくは気がついた。

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ●[2]編集後記

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    昨日、日曜日は、ボーイスカウトの指導者講習なるものを受けてき
    ました。娘が関わっている世界をきちんと理解しておきたかったこ
    とと、スカウトの技術そのものに興味があったことから参加を決め
    たのですが、これが実に面白かったです。

    ボーイスカウトは英国発祥で、1900年代の始め、戦争で荒廃してい
    る社会における青少年の健全な育成のために始まった運動です。日
    本にも早くから伝わり、「少年団」活動として広まっていきます。
    少年団連盟の初代総長は後藤新平。由緒ある組織なんですね。

    刺激的だったのはその教育の理念と方法でした。ベースにあるのは、
    体験学習で、「チーム」と「遊び」を大切な要素にしながら、それ
    らが実にうまく体系化されているのです。

    残念に思ったのは、ボーイスカウトが長い年月をかけて培ってきた
    ものが、他ではほとんど生かされていないことでした。公教育の側
    ももっとボーイスカウトに学ぶべきものがあるし、企業においても
    取り入れられるものがいっぱいあるのに、実に勿体ないことです。

    「いい指導者になりたかったら少年の心を持った大人(Boy-man)
    になりさえすればいい」という言葉を創始者は残したそうですが、
    ほんと、その通りですよね(男優位言葉ですみません)。

    それだけ豊かな可能性のあるボーイスカウト運動ですが、今は年々
    下火になっていて、国内では、団員の確保がどこも課題になってい
    るとのこと。一方、途上国では、急速に広まっているそうです。

    Boy-manは、もはや日本では絶滅危惧種なのでしょうか…。

  • おおよそ2冊目。
    7月にこのひとの写真展を観に行ったあと、目にとまって気になった。
    表紙の諸々の要素がなんとも言えず好み。

  • 登山家の書いた富士登山絵本
    絵本を読む年代の子どもには難易度の高い富士登山
    だけど、興味をもつきっかけになればいいな
    写真や解説など本格的です
    登山した気になれてしまう

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