- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774620145
感想・レビュー・書評
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小沢 正 (文), はた こうしろう (絵)
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3-3 2019/10/16
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いちろうくんの気持ちが手に取るように分かる。雨、降らないかなぁ〜
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梅雨の時期に読んでみた1冊
体育が苦手ないちろう
「雨が降れば たいいくがなくなるのに」
そんな願いを叶えてくれた 雨を降らせる魔法の傘
そんな魔法が暴走して大変なことに・・・
展開が速く、ワクワクしながらストーリーが進んでいきます。
絵が1ページの中で分割されて、心の変化を追っていくので、じっくりと家庭で読んでいくのにお勧めです。 -
はたこうしろうさんの絵は最高です。躍動感がある。
物語は凡庸。 -
1年生のいちろうは体育が嫌い。体育の時にはおなかが痛くならないかな、とか、雨にならないかなと思っている。そんなある夜、魔女の女の子がやってきて、願いをひとつ叶えてくれるという。そしていちろうに赤い傘を貸してくれる。魔法の赤い傘、それは、ひろげると雨が降り出して、閉じると雨がやむ。
いちろうは体育のある朝、傘を広げてみるのですが・・・ -
はたこうしろうさんの絵が好き♪
少し長めの絵本。
小学1年生〜ちょうどいい。
子どもの頃を想い出すよ、きっと。 -
[墨田区図書館]
たいいくがきらいな男の子が雨を願う話。でも、不思議な女の子との出会いで、雨を願う自分の身勝手さに気づいたり、自分から雨を降らせるのをやめたいなと思ったり、少しづつ成長していく過程が読んでいて微笑ましい。
いろんなことを、こんな風に別の角度から大人になって克服していけるといいな。 -
いちろうは体育が苦手。
体育の授業が雨で休みになればいいのに、と思っていると夢の中で魔女の女の子と出会った。
魔女の女の子は赤い傘を渡してくれて、これは魔法の傘で傘を開くと開くと雨が降るという。
えらい魔女のお母さんが神様からもらったらしい。
朝目が覚めると、いちろうはあれは夢だったのだと思うけれど、玄関に見慣れない赤い傘があったので試しに開いてみると晴れていた空が曇り出して突然雨が降り出した。
傘をずっと開いていないと意味がないのでいちろうは傘を物置に隠して、自分の黄色い傘をさして学校に向かった。
学校では、通学途中に雨に降られてびしょ濡れになった子もいて、いちろうは罪悪感を覚える。
雨はずっと降り続き、体育の授業は中止になった。
体育館は工事中で使えないのだ。
ずっと雨が降り続いてこのまま町が流されてしまったらどうしようと思い出すと、校庭に赤い傘が見えた。
そして、夢で出会った魔女の女の子が赤い傘を捕まえようとしているけれど、赤い傘は逃げ回っている。
そのうち、どこからともなく傘が大量に集まって来て女の子の邪魔をしている。
とうとう女の子は赤い傘を捕まえ、閉じることに成功する。
すると、雨は上がり、大量の傘たちもどんどん消えていく。
家に帰ると、お母さんが知らない女の子が来て、自分の赤い傘が物置に入っているかもと言って物置を見たあと、学校にあるのかも、と言って去っていたと話してくれる。
学校で見たのはやっぱり夢の女の子だったんだな、と思う。
その後、いちろうは体育嫌いを克服する。
でも、たまにあの傘があればなあと思うのだった。
話としては珍しくないけれど、悪いことをしたと思い始める時期が早くて、いい子だなと思える。
お母さんの傘を勝手に持ち出した魔女の女の子。
その後、お母さんに怒られたりしたのかな。