無双の拝領剣: 巡見使新九郎 (コスミック・時代文庫 や 4-1)

著者 : 山田剛

• コスミック出版 (2017年11月10日発売)

感想・レビュー・書評

[hito-kotoさんの感想 · 2022年9月4日]

　享保の改革を実行した182㎝、90ｋｇの吉宗、唯一の参勤交代経験者、53歳に。北町奉行の次男坊、稲生新九郎26歳に、将軍の名代、公儀巡見使の役を。葵新九郎に。吉宗より幻の名刀、小龍景光を。同行するのは3人。御庭番の川村源右衛門、その娘篝19歳、三浦佐平次。山田剛「無双の拝領剣　　巡見使新九郎」シリーズ№1、2017.11発行。小諸城下、上田城下、松代城下が舞台です。悪代官、悪徳商人を成敗していく胸のすく話です。

[fsan8さんの感想 · 2017年11月28日]

実に気持ちのいい主人公だな。吉宗公も年を経て器が大きくなった感じ。
作家によってこんなに表現の仕方が違うと、戸惑ってしまうがそれも一考。
それより主人公のさわやかさが際立つ。
たまにはこんな作品もいいかな。

著者プロフィール

1951年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、在阪民放局に勤務。退職後、時代小説を書き始める。第十七回歴史群像大賞佳作を受賞し、デビュー。

「2023年 『想い人 十手魂「孫六」』 で使われていた紹介文から引用しています。」