いじわる公爵の優雅なたくらみ (MARY ROSE LABEL 11)

著者 :
  • コスミック出版
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本棚登録 : 104
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774725451

作品紹介・あらすじ

目が覚めると、マディは一糸まとわぬ姿で大嫌いな幼なじみニックにベッドの上で組み敷かれていた。抵抗したものの、最後まで抱かれてしまうマディ。翌朝、彼を糾弾するも「君が誘ったんだ」の言葉が返され、その上、結婚まで強要されてしまう。それからのニックは片時もそばから離れず、ことあるごとにベッドに押し倒してくる。反発するマディだったが本当の気持ちは…。

感想・レビュー・書評

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  • マディが「本好きで聡明」な設定の割に、いくら恋愛面が幼いとはいえ言動に愚鈍さしか感じられず、あんまり好きになれませんでした。ニックも苦労していろいろ行動してるのに空回りぎみだし、最終手段がまた極端なのでちょっとついていけなかったかな…。もっとこう、自然な気持ちのすれ違いがあれば違ったのかもしれないですが。

    それにしても最後の短編は読む人を選ぶんじゃないでしょうか。私は受け付けませんでした;
    絵は相変わらず美しかったです。

  • ヒロインが鈍すぎというか幼い感じ。ふたりとも16ぐらいにしか思えなかったけど可愛いかったのでまあいいか(笑) イラストも可愛くて綺麗でした。

  • 若干あほの子ヒロインとヤンデレさかりまくりヒーロー。
    ヒロインはヒーローの事好きなんだけど、勘違いして嫌われていると思いつつやられまくる。あほの子なんで悲壮感がないのが救いか。そしてヒーローはヒロインがあほの子だと分かり切ったうえでいやらしいことしまくる。
    終日ヤりまくりってどうよ!?なエロ満載は素晴らしかったです。
    終盤おたがいの手を手錠でつないでゆるい監禁しだすヒーローにドン引き。和姦と強姦どっちつかずの展開はちょっと。どっちかはっきりしてたらスッキリしたのに。

  • はずれが多いマリーローズ文庫の中では普通だったかなぁ。
    いきなり処女を奪われるというところから始まりましたけど、あとの描写で、確かに無意識に誘ってましたね、マディ。

    マディとニックの描写が交互にあるっていうのは、やっぱり男性側の心情も読みたい私としてはいい感じなんですけど、マディの「ニックには他に思い人がいる」っていう思い込みがちょっと多くて、早くニックに聞けばいいのにって思いました。

    なんだかんだいいながら、まあ丸め込まれたという気もしないではないですけど、ハッピーエンドで終わったと思ったら、最後の短編、マディとニックの子供時代の話は蛇足でした。

    幼児趣味はないので、5歳児が欲情するってのは、ちょっと見たくなかったです。

  • ストーカー行為をしていたり、ちょっと病みかけているのに何故か憎めないニックが可愛かったです。
    一歩間違ったらドロドロになりそうな行動だけど、著者はうまくギリギリのラインで温和な青年をキープしていました。

    対するマディの正確は少々独特でした。
    ニックには寝室に連れ込むほどの関係の好きな人がいるのになぜ自分と結婚したのかとモヤモヤしていながらも、終盤で王子に突っ込まれるまでニック本人には聞かず、終始「自分は遊ばれてる。ニックには本命がいる」という自己暗示から抜け出せない部分に引っかかりを覚えます。
    聞かなかったからこそこの物語が成立しているのですが、まず最初に聞くべきことだと終始思っていました。
    「聞きたいけど本当に本命がいたら…と思うと怖くて聞けない」という心情でいたならば、もっとマディが葛藤する文章をいれた方がシックリきます。

    あと終盤のプリムローズの正体ですが、あれは本編を読み終えてほんわかした気持ちを最後の最後で濁した気がします。
    マディ…いろんな意味でひどかった(笑)
    プリムローズとは長年一緒にいたのかと思ったら意外と短期間で、そこまで思い入れるものはないのでは?とも感じられます。
    王の従弟に女装させて娘を慰めてもらえるとは、マディ父はすごい方なんですね。

    誤字脱字があり物語から一気に現実に引き戻されたり、接続助詞の使い方があやふやで、第三者目線で書いていたと思ったら数文字後にはマディ目線になっていたりと、一文の中で誰目線の情景描写なのかが定まらず少々読みにくかったです。

    序盤からインパクトがあって掴みはよかったので、もう少し文章構成を頑張ってほしかったです。

  • マディ、19才にしては幼すぎるというか、可愛すぎるけども。ニックの黒さ加減で相殺されるといえばされるかも。多分、マディはいつまでたっても昔の可愛いニックはもういないことに気づかないまま、ニックの嫁でいるんでしょうな(笑)

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著者プロフィール

仁賀奈(にがな)
小説家。主にティーンズラブ小説、BL小説のジャンルを手がける。代表作のひとつ『シンデレラ・クルーズ』を刊行したフランス書院ティアラ文庫をはじめ、多くの出版社から著作を刊行し続けている。

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