恋色重ね: 月下の姫君と高貴なる武官 (MARY ROSE LABEL 43)

著者 :
  • コスミック出版
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774727448

作品紹介・あらすじ

実母亡き後、父親の邸に引き取られた綾子は継母である北の方に蔑まれ、質素な生活を強いられただけでなく、針仕事も押し付けられていた。そんな綾子の心の慰めは箏を弾くことだけ。ある日、その物悲しげな音色に興味をもった藤原貴頼からの文が届き始める。今をときめく左近少将からの文を信じられず、つれない返事を返す綾子だったが、しびれをきらした貴頼は夜這いをかけてきて…!?

感想・レビュー・書評

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  • ぶっちゃけ表紙買いでしたが、表紙通り男性が主人公綾子を溺愛していてお互いに一途なので、安心して読み進められました。
    カタカナが登場しなかったのも、平安の世界観が壊れずによかったです。
    ただ男性側が完璧超人なので、もっと粘りのある宿敵が現れるとか、付き人に焦りを溢すとか、もっと人間味が垣間見えてもよかったのかなと思います。

  • 平安ものはむずかしくて敬遠しがちなんですが、このお話はとても読みやすかった。ヒーローが敬語責めタイプでHシーンもどんびしゃです。和の言葉の選び方もとても素敵で、雅やかな雰囲気も伝わってきますし、なにより愛され感が半端なかった。継母がひどく父と折り合いが悪くても、傍にいる女房に癒されたし、ヒーローの包容力と高貴な武官らしい男らしいところが素敵だった。平安風シンデレラストーリーなんですね。手紙のやりとりから揺れる心や、思わず駈け出していってしまった平安の姫らしからぬ激情。深く知りたいと願うヒーローの情熱。帝や東宮の方のストーリーも気になりますね。印象的だったのは比翼連理ということばかな。胸にじんとくる言葉がいっぱいあって読んでよかったです。

  • 「落窪物語」がモデルになっているそうですが、不遇な境遇のお姫様綾子と箏の音に惹かれて綾子に出会い、彼女を自分の妻にしてしまう将来有望な公達の貴頼。貴頼も綾子も誠実で、切ない感じが楽しめました。

    ただ、1点。後半貴頼に女御との縁談話が出てくるのですけど、そもそも女御って天皇の奥さんのことだと思うから、縁談話って出ないんじゃないかなぁって思いました。

    あと、イラストですが、表紙はきれいなのに、中のイラストはほとんど背景が描かれていなくて、人物メインなのは残念でした。

  • 平安シンデレラストーリー。敬語責め。

  • 落窪物語をちょっとアレンジしたもの。
    シンデレラっぽい。

  • 最初はぱらっと読んでただけだったはずなのに、いつのまにか引きこまれる文章に、のめりこんで読んでしまった!貴頼がエロ+イケメンすぎる…。一冊まるまるトキメキを覚える本なんて久しぶりかも。イラストも綺麗。(とくに♪なシーンがエロ可愛くて…)切ない気持ちもひしひしと伝わって、なんていうか描写が秀逸でした。

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著者プロフィール

2011年に作家デビュー。著書は「フラチなボディガード」(発行:プランタン出版)、「騎士団長と『仮』新婚生活!?」(発行:ジュリアンパブリッシング)など多数。乙女系シナリオライターとしても活動している。

「2018年 『社長といきなり新婚生活!?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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