- 本 ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774765860
作品紹介・あらすじ
定町廻り同心・井原伊十郎のもとに、縁談相手の百合から婚約破棄の申し出が届く。まさに青天の霹靂だった。百合を一目見てからというもの、その美貌の虜となり、一途に思い続けていたのにーー。
百合と時おかずして出会った、妖艶な音曲の師匠・おふじ。伊十郎は当初こそ憎からず接していたが、そのうちおふじが江戸を騒がす怪盗「ほたる火」なのではないかと疑いをもつようになり、探索を兼ねて、逢瀬を重ねていたのだ。そこに下心は、ない、はず、だけど……。
意中の百合には拒絶され、ほたる火の正体はつかめず、さらに市中では難事件が次々発生。お縄にするどころか、自らががんじがらめ。それでも恋も捕物も諦めない! 伊十郎、追って追って追いまくれ!!
感想・レビュー・書評
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泰吉りつ
2人とも死んだことになっている。
それが鍵
泰吉は 小田原に働きにいって江戸に帰ったはず
それを女房のおひさが追いかけてきた。
でも泰吉がいないので 泰吉の長屋で泰吉の母親の世話をして待っている。
りつは軽業師で ほたる火ではないかと探索している。大野屋の主人に人身御供にされて 大野屋の頭に怪我をさせて逃げ出した。りつは青葉草太郎軽業一座に移ったばかり
青葉は 大野屋がりつを殺してどこかに埋めたに違いない と思っている。
問題は色っぽい師匠のおふじに話したことが 許嫁の百合に筒抜けになっている気がすることだ。
ほたる火にあった時 伊十郎は十手をなげて
ほたる火の足首に怪我をおわせている。
色っぽいおふじも足首に怪我をしていた。
ところが 百合の素早く避ける身のこなしは
只者ではない。
こっちが ほたる火か?
いい女2人の間で煩悩に苦しみながら
事件を解決していく伊十郎
単純な筋ではないけど
伊十郎の性格のよさが 可笑しい時代ものです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
縁談が持ち上がったと思ったら、あまりにもつれない百合に翻弄される伊十郎。
どうやら破談にされそうで心ここに在らずな中、複雑な事件も追って行かねばならず忙しい。
おふじとの仲も精算できずどうなるのやら(笑) -
泥棒は誰?縁談は続行?モヤモヤ
著者プロフィール
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