図解 巫女 (F-Files No.028)

著者 :
  • 新紀元社
4.09
  • (3)
  • (6)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 63
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775305621

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シャーマニズムは我国の起源であり、アマテラスには巫女的性格が付与され、卑弥呼は偉大なる巫女です。仏教の伝来、男権社会への移行とともに体制から外されていく巫女は、歩き巫女や憑依巫女となって土俗化します。我国最初の職業的娼婦はこれらの巫女から生まれました。本書は巫女全般に関する知識を集成した概説書として貴重ですね。

  • 「巫女」とは?
    その歴史や仕事内容、衣装などのほか、神社や神道についても、解りやすくかかれてあります。

    毎年年末に氏神様の神社で、「巫女」さんのアルバイト募集があるが、やっぱり私にはできないのが、残念です。
    (結婚しているうえに、子持ちなので)

  • ガイド本の枠をこえた分かりやすさ。ビジネス書のような図説つきで、おもしろい。

    読み終わるのがもったいなくて少しずつ読み進めたが、これは下手な本よりもためになる。参考資料の多さにも納得。一部内容が重複する項目もあるが。

    ちなみに、ファンタジー巫女がお好きな方はぜひともカバーを外して読まれるべし。

  • よく調べられている。
    その辺の薄っぺらい文化紹介の書籍とは比較にならない。

    岩戸神楽は式神楽(神話劇。式神楽は里神楽から派生)だが、宴を表現するために非常に賑やかでリズミカル。冒頭の鶏舞は前座として舞われ「御神楽」ともいわれる。鶏兜をかぶり、左手に扇、右手に錫杖or鉾を持つ。本編の岩戸開きでは能面を着けて舞う。

    「日本書紀」の栲幡姫(稚足姫)のエピソード、阿閉臣国見に謀られ、湯人(ゆえ、養育者)の廬城部武彦は殺され、栲幡姫は自害。腹の中から石が。

    シブヤユウジさん・ちづるさんのイラストも美しい。

  • 最後のオチに、ミ=ゴを持ってきたところが、凄い発想だと思いました。
    このカバーしたの表表紙と裏表紙、みんな見てますか?

    これ読んでると、色っぽい本を読んでいるように思われることも多いですが、ものすごく真面目な本です。
    これ、なんか前もこのシリーズで書いたことがあるような……。「図解 メイド」のときですね。

    著者が、朱鷺田 祐介で、ちょっとビックリした。博学やなぁ。
    そして、あぁ、その流れで、ミ=ゴかぁ。

  • 巫女さんもシャーマンチックな巫女さんもいれば、神社の雑務をする程度の位置づけの巫女さんもいて様々なようですね。

    実は高校生の頃、巫女さんにあこがれてました。
    でも実は、結婚退職が当たり前の職場だったそうで今思えば、ならなくてよかったか?と思うのですが。。。

  • 「本書のターゲットとはいったい…」

    緋色の袴に背に長く垂らした黒髪。神社において神聖なお勤めをする巫女さんの全貌を明らかにするガイドブック。第一章「巫女概論」第二章「神道と神社」第三章「巫女の歴史」第4章「世界の巫女」からなり、左ページで解説、右ページでその内容を図解するわかりやすいつくりになっている。

    第二章「神道と神社」は日本の神社や神道、七五三から神前結婚式、地鎮祭に至るまでそこで行われる儀式などについてコンパクトに解説されていて巫女に興味が無くても役に立つ。

    第三章「巫女の歴史」では、アメノウズメ、アマテラス、神宮皇后、白拍子から出雲阿国といった実際の巫女の系譜に連なる女性たちをとりあげ、その変遷を解説する。古代においては卑弥呼に代表されるように、神や霊を憑依させて神託を民に伝え祭祀指導者として時には共同体の運命を左右してきた巫女。まだまだ性についておおらかだった古代、「神遊び」といわれた祭礼などハレの場で「遊び女」として性的な儀礼をつかさどる働きもしてきた。

    時代が下り仏教的な道徳観が広まり男権主導の世の中に移り変わると、巫女の地位は転落しやがて遊芸の伝播や遊び女の性の商品化が進み、祭祀の場から分離させられていく。それにしてもこうしてその遷り変わりを見ていくと、神話時代から古代、中世に名を連ねた巫女たちが神聖で神に一番近かったはずにもかかわらず、実はおおらかで奔放で人間臭い感じがするのが面白い。

    現代では「巫女」は神社やお宮において神職の補助として雑務に携わり神楽の舞手などを勤める「神社巫女」と青森県恐山のイタコや沖縄のユタなど神や霊を憑依させあの世との仲立ちをする「口寄せ巫女」とに大別される。この2種類の巫女を並べて見るとき全く別者に思えるけれど、長い時代を経て最も霊的な役割と最も事務的な役割が二極分化して、現代の「巫女」という職業として残ったようにも感じられた。

    一方第一章「巫女概論」は巫女の何たるやから、巫女装束の着装の仕方、その仕事内容から言葉遣いにまで言及し、神社巫女になるための就職ガイドといった体裁。
    因みに巫女となっても実際祭祀を行うことができるのは専門の神職養成機関で学び資格を持った者のみ。神職養成学科がある4年制の学校は國學院大學(神道学部)と皇學館大學(文学部神道学科)で、入学資格の一つに「正座が出来ること」とある。最終的には祝詞の作文(!!)が出来るようにするのだそうだ。

    それにしても、巫女になりたい人、神社や神道を知りたい人、はたまたマニア向けか。本書のターゲットとはいったい…

  • 巫女とはなにか?
    知っているようで知らない、巫女の起源や種類、歴史。そして現代巫女の仕事とは?職業なのか?社会的立場は?
    図説で分かりやすく、巫女だけでなく神道と神社の関係まで、幅広い解説してくれる。ただし、掘り下げた詳しい解説は無いので、入門書として扱うと良い。
    因みにアニメや漫画のような萌え要素は皆無なので注意されたし。ただ、背表紙に少しばかり面白い事が書かれている。著者の巫女に対する拘りが伝わるってくる一冊である。

  • 【新刊情報】図解 巫女/ 朱鷺田 祐介 http://booklog.jp/asin/477530562X 175.7/ト 巫女の仕事や歴史から、神社で行われる代表的な儀式まで、巫女・神道・神社の基本を図解。また、同じ巫女と呼ぶべき世界各地の女性祭祀者も紹介する。

全9件中 1 - 9件を表示

朱鷺田祐介の作品

ツイートする
×