シェパード・ペインのダイオラマの作り方

制作 : 梅本 弘  梅本 弘  小林 純子 
  • 新紀元社
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本棚登録 : 11
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775305645

感想・レビュー・書評

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  • アメリカのダイオラマ模型製作者として著名なシェパード・ペイン氏の「ダイオラマの作り方」第2版(2000 年)の日本語版が新紀元社により発売された。内容は空もの、陸もの、船ものにフィギャーと多岐に渡り、ダイオラマ製作の構想から作り方までの詳細な記載と完成写真は「すごい」と連発させるもので、ダイオラマ製作には欠かせないバイブルである。

    照会先:新紀元社、千代田区神田錦町3-19 楠本ビル、tel:03-3291-0961 、FAX:03-3291-0963 、http://www.shinkigensha.co.jp/ 書店にない時はホームページを開いてウエブ注文が出来ます。第2 版は初版の全てを網羅しており追加記事も多い。

  •  伝説のホビージャパン別冊から20年以上を経て復活したシェパード・ペイン氏のHOWTO本です。当時の版はカラーページが少なく、ところどころ文章も変な箇所がありました。 しかしよもや大判、カラーページの大量追加で復刻されるとは! それ以上に、20年以上前の本のはずなのに今見てもすごいという事実に驚嘆です。

     ディオラマを作成するにあたりレイアウトの考え方、ドラマを語るためにフィギュアはどうあるべきか、またそのシチュエーションでは季節・天候によってどういう表現をするべきかそして、それを見る者の視線はどういどう軌跡を辿るのか、そのためには模型そのものや建物はどう配置されるべきなのかについて詳細に語ってくれています。

     今でこそアーマーモデリング誌等にてそういったレクチャーが掲載されてもいますが、まとまった形で一気に読めるのも魅力です。
     シェパード・ペイン氏自身の作品以外も紹介されており、それがどういうすばらしさを持っているのかを明快な解説付きで紹介してくれいて、著者としての懐の深さも感じさせます。 

     もうひとつ大きな特徴として、シャドウボックスの作り方について非常に詳しく解説されています。月刊誌でも紹介されることが少ないので非常に貴重です。 記述によると室内や壁などのある限定された空間に適している手法のようですが、屋外のものやファンタジーがテーマになっているものなど、非常にバラエティにあふれた作品を見ることができます。中でも夜の墓地のシチュエーションで、夜空を見あげているフィギュアの奥で、星空の中に戦っていた兵士たちの姿が浮かび上がっているというまさにびっくりイリュージョンのような仕掛け(ああ、文で書くともどかしい!)なども紹介されています。これすごい!一度でいいから本物の箱の中を覗いてみたいです。

     海外のプロモデラーさんのテクニックを見ることができる機会自体、ネットがこれだけ発達していても日本語で堪能できることはなかなかありません。 そういう意味でもまさに必携の一冊とお勧めします。模型好きなら持っていて損はないですよ!

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