- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784775318355
作品紹介・あらすじ
日中は猫になってしまう店主とその異母弟が夜だけ営業するカフェ
そこにやってくるのはワケありの客と猫――?
両親と死別後、父が遺した言葉に従って、顔も知らなかった異母兄・進次郎と一緒に暮らすことになった高校生の村瀬孝志。猫又に呪いをかけられたせいで、満月の日以外は日中、猫になってしまう進次郎をサポートしつつ、進次郎が夜だけ営む猫カフェ・みかげ庵を手伝う孝志のもとに、ある日、孝志の両親の“同業者” だという青年・久遠明が現れる。呪詛返しを専門に行っていた両親が命を落とす原因となった呪詛が、孝志を襲うかもしれないというのだ。その危険は同居する進次郎にも及ぶ可能性があると聞いた孝志は、異母兄と離れるべきか悩むが…!? 猫と癒やしのあやかし物語、第二弾。
感想・レビュー・書評
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「進次郎と和解したみかげさんは今や毎晩のように進次郎の寝床で一緒に寝ているという…」きゃっ、なんて刺激的なっ、鼻血ブーだろ、となるが、ただしこれはみかげが猫の時の話である(みかげはあやかしであり、普段は猫であるが人間の姿になる時は美男子である)。「兄のことが大好きです」という孝志の言葉を、つい言葉以上な意味でとらえてしまう私はわりと重症かもしれぬ。相変わらず猫に関しての描写はかわいい。人物の心理描写に関しては、作者と自身の感覚の違いか、けっこう引っ掛かりを覚える時もあるのだが、まあ楽しいので良しとする。
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兄弟がとても良い。ミケもかわいい。
人物も猫も増えて嬉しい。 -
なんだか非常にのんびりとした兄弟。全体的にぼんやりしているので話しに緊迫感が無いです。その分ほのぼのしているんですが、ふわっとしていて芯が無い感じにもなっているので、もうちょっと深刻さがあっても良いのかなと思います。