LOOP (アイス文庫)

著者 :
  • オークラ出版
3.58
  • (18)
  • (7)
  • (44)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 154
感想 : 18
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775502204

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • もやもやしながら一気に読んだ。短編の「F」が一番好き。
    「転生輪廻」、「前世」についてはよくわからないけれど、よくある生まれ変わりものではなかったので興味深かった。
    スピンオフの『恋愛時間』も読みたい。

  • 生まれ変わりというテーマで、ここまで愛憎に満ちた話を書けるのは木原さんくらいだろうなと思った。洲脇も、その前世の宮澤も身勝手な愛情表現しか出来ない悲しさ。文の中に生まれた宮澤へのわずかな愛情が膨らんで、英一の洲脇への愛情へとつながっている、という台詞が救い。

  • 前世の因縁に現世の二人が絡め取られてのお話なんだが、茂呂木の前世を宿す兄の存在がもう少し絡んできて、どろどろのぐっちょぐちょになるのかと思いきや…と言う肩透かしを少し食らった感じがする。英一の前世である文の過酷さがあれだけあっただけに。宮澤が消失する際も、後で過去の彼がどう言う事を行ったのか解ってくると、余りにも簡単すぎるきらいも否めない。前世と現世の絡め方が、木原さんであればもう少し書きようがあったのでは…と初めて思った作品だった。

  • 輪廻転生ものの定石といえば、愛し合ってたのに前世で結ばれなかった
    ふたりが…というものですが、木原さんがそう素直に定石通りやってくれる
    と思う方がおかしいってもんで。
    昼メロ顔負けの話でした。
    もの凄い執着とストーカーも裸足で逃げ出す展開。

    お前が死ぬときには、一緒に殺して

    このセリフでタイトルの意味がどっと心に流れ込んできました。
    読後、ちょっと放心してしまいます。

  • 木原さんの書く、異常な執着心みたいなのが好きなので良かったです。
    宮澤の想いが報われなくてホント切なくなりました。
    だけど、英一の何処がいいのか理解できなかった。単純に英一が私のツボじゃなかったってことかなあ。

  • 生々しい設定やらシチュやら攻めの執着振りやらにはすこぶる萌えたものの、受けが致命的に趣味じゃなくて残念……BL小説の挿絵ってイメージを物凄く大きく左右しますね。某シンジ君にしか見えなくてごめん。

  • 初めて読んだ木原作品がこれだった。読後感は「ストーカー怖ぇ…。BLってもっとアハハウフフなもんじゃなかったっけ?」しかしその怖さがやみつきになりました。番外編は終わり方が好きだった。

  • MP購入

  • 悪くはないのだけど、私には向かない。
    しかし、木原先生のお話は大好きです。

  • 大好きでした。

全18件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

高知県生まれ。1995年「眠る兎」でデビュー。不器用でもどかしい恋愛感情を生々しくかつ鮮やかに描き、ボーイズラブ小説界で不動の人気を持つ。『箱の中』と続編『檻の外』は刊行時、「ダ・ヴィンチ」誌上にてボーイズラブ界の芥川賞作品と評され、話題となった。ほかの著書に『秘密』『さようなら、と君は手を振った』『月に笑う』『ラブセメタリー』『罪の名前』など多数。

「2022年 『コゴロシムラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

木原音瀬の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×