桜の檻 (プリズム文庫) (プリズム文庫 si- 1)

著者 :
  • オークラ出版
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775507933

感想・レビュー・書評

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  • 初恋の人と会えなくなって奔放に遊んでいて真剣な恋が出来なくなっていた攻めの前に現れたのはその初恋の人に瓜二つのモデルだった。
    彼は初恋の人なのか?で一つの切なさ、その後その初恋の人と分かった後、しかし別な男の物になってる切なさーー
    で、過去の事やら今の自分の事やらで全般に切なさ満載だったけど、あっけなく金持ちで高等遊民の保護者であるパトロンが受けを解放してくれたお陰でハッピーエンドという終わりがあっさりしてて思わずびっくり。もっとパトロンとの攻防があるかと思ってたけど。
    肩透かしだったな。

  • タイトル:桜の檻
    著者名:春原いずみ
    イラスト:佐々成美
    出版社/発売元:オークラ出版
    シリーズ名:プリズム文庫
    発売日:2006年08月 
    ISBN:4775507931
    税込価格:580円

    ■Story■
    トップネイリストである修輔は、写真集撮影のため、
    カリスマモデル『OZ』を担当することになった。
    年齢・本名共に不詳のOZとの出会いは、
    一気に修輔を高校生の頃の気持ちに引き戻した。
    なぜなら、OZは初恋の義視にそっくりだからだ。
    自分の前から姿を消した義視のせいで、修輔は本気の恋ができなくなっていた。
    しかし、この出会いで、かつての気持ちがよみがえり―。


    ■カップリング■
    【攻】秋葉修輔/あきばしゅうすけ(26)トップネイリスト
    【受】西村義視/にしむらよしみ(31)元ヴァイオリニスト
       OZ・御厨義視/おずよしみ(年齢不詳)トップモデル


    ■感想■
    淡い恋心を胸に抱え生きるってことは、刹那的だと思う。
    何を見ても、聞いても…その当時のことが思い出してしまう。
    そんな苦しい部分を早く切り捨ててしまえば良いのに。
    修輔はそこから一歩も動けずにいる状況だが、
    義視はきっとそうではなかったと思う。
    嫌な部分もあっただろうが、それなりに楽しい時を過ごしていたのだろう。
    それが生き人形になってしまったとしても。
    再開するまでの間に、修輔のことを思い出したりしたのだろうか?
    しかし我が子を売ってしまえる両親と言うのは…どう考えても理解ができない。
    どんな形であれ義父に愛されたことは、一つの救いだったかもしれない。
    これから、思いっきり楽しく愛しい時間を過ごしていくんだろうなと思う。
    思いっきり笑う修輔と義視を見てみたい。
    ちょっと可哀想だった御厨貴樹。
    いつか彼を地に縫い止める人物が現れるんじゃないかな。
    抱擁力があって、貴樹の我儘を受け入れてくれる大人な男性が!
    これって…ちょっと読んでみたい!!!

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