偽りの婚約 (マグノリアロマンス)

  • オークラ出版
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本棚登録 : 31
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (541ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775521212

作品紹介・あらすじ

卑劣な継父から貞操を狙われているブリアンナは、公爵である幼なじみのスティーブンに助けてもらおうとしたが、何度手紙を送っても彼からの返事はない。このままでは、人里離れた狩猟小屋に連れていかれてしまう。そこにいるのは継父に忠実な使用人だけで、ブリアンナに味方してくれる者はいないのだ。困り果てた彼女は、公爵が出席する仮面舞踏会に潜りこむこにした。しかし、久しぶりに再会したのはスティーブンではなく、兄の振りをする双子の弟のエドモンドだった。彼はブリアンナを助けるつもりはないと言い…。

感想・レビュー・書評

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  • 実は初ロジャーズ。
    当初はヒロインにいらつきもしたが
    (ヒーローの邪魔しないであげて……と)
    段々気の毒にもなってきたというか。

    読後、やはり気になってしまうのは
    英語圏の人がロシア人を書く場合の
    名前表記かなあと。
    そしてそれを翻訳者が行うカタカナ表記。
    アレクサンドル一世はあれで良いんだけど(アレクサンドル・パヴロヴィチ)
    弟のミハイルがミカエルに、
    バニヤのファミリーネームがペトロバに……。
    (できればペトロワであってほしかった……)

  • 、"新たな世代の読者の皆さんと可愛いひ孫へ捧ぐ"ではじまるロシアを舞台にしたシリーズの一作目。
    セクシーな誘惑の前半から一転、ロシアのクーデターの阻止と彼女の命という運命の攻防へと変化する、かなりドラマチックな展開を見せる物語。
    危険な雰囲気をまとい、彼女への所有欲ゆえに思いやる心に欠けるエドモンド。そんな彼の、嫉妬や葛藤の末に見えてくる彼の本質…。自分を責め続け、愛に背を向けるエドモンドの変化がとても素敵なロマンスでした。
    ヒロインより、ヒーローの視点に重さを置いておりますが、ヒロインの葛藤もひしひしと伝わってきます。

  • 卑劣な継父に貞操を狙われているブリアンナは、幼なじみで公爵のスティーブンに助けを求め、仮面舞踏会に紛れ込むー
    なんとか公爵を見つけ窮状を訴えようとするが、再会したのは兄の振りをする双子の弟エドモンドだった。
    彼はブリアンナの事情を知っても助けるつもりはないと言い放つ。
    しかしなぜ、彼は兄になりすましているの?
    華やかな英国と革命前の厳冬ロシアを舞台にしたロマンス。

    この作者のお話を読むのは初めてでしたが、大御所なんですね!
    訳も凄く読みやすかったです。
    舞台が英国とロシアにまたがってるのも珍しいのでは?
    ヒロイン、ヒーロー、ヒーロー兄、三者ともに狙われていて、兄弟でなりすましているのもあって誰が何の理由で襲撃されたのか解らないあたりはハラハラしました
    ロシアに舞台が移ってからは美しい風景に革命を画策する一派の動きにと、更にドラマチック-
    過去の出来事から、心通わせるのを恐れたり、自立しようと頑なだったのが、お互いを思いほぐれていくのも良かった
    ちやほやされるのを楽しんでるのも可愛い。

    もともとハッピーエンドの約束されたロマンス物ですが、ちゃんと満足できました。

    でも最後のエメラルドってルビーじゃないの??

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