- Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
- / ISBN・EAN: 9784775521342
作品紹介・あらすじ
貧窮した良家の子女がとれる道は、結婚か、職を見つけるかだけ。結婚相手を見つけられなかったマーサは、家庭教師の職を得る。屋敷の主人は、優雅ではあるものの横柄な男で…。
感想・レビュー・書評
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いくつになってもロマンチックな物語にめがないのです。教えていただいて早速読みました。
『ジェーン・エア』に似てるかなとも思いますが、なかなか読めます。
知らなかったです、このヴィクトリア・ホルトというイギリスの作家、ゴシックロマンの女王と言われていてペンネームをいくつか変えて、ものすごい数の作品を売り上げた凄腕とか。
舞台がイギリスの景勝地コーンウォールは海を見晴らす高台のメリン館です。やはりゴシックロマンの舞台はイギリスでなくってはね。
『琥珀色の瞳の家庭教師』というタイトルがちょっと不満です。「マグノリアロマン」という文庫シリーズに合わせているのでしょう。内容からすれば、昔の『メリン屋敷の怪』の方がまだあってます。でも怪と言うには現実的で不思議は感じません。「メリン館の女主人は誰」というようなストーリーですから。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マーサとコリン
一人称の一人語り。
アルヴイーンやジリーとの距離を縮めていく様子なんかは面白い。
黒幕に最後の最後まで気付かないのが不思議。
あの親切さはどうみても不自然だろうと思うのだが。 -
意外な女性が犯人。
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結婚相手が見つからない貧窮した良家の子女ヒロインは家庭教師としてある屋敷に暮らし令嬢を教えている。屋敷の主人であるヒーローの亡き妻の悪評と噂。窓にうつる人影。言葉が不自由な使用人の孫娘。屋敷に出入りする隣家の兄妹。屋敷に眠る陰に取り込まれそうになったヒロインが救われた時にはホッとした。噂にも光と陰があり真実が眠る。誰も彼も怪しくみえてドキドキした。