蜜恋迷宮 (エバープリンセス)

制作 : 旭炬 
  • オークラ出版
3.25
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本棚登録 : 15
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775523858

作品紹介・あらすじ

幼い頃に富豪の子息である悠馬に拾われた香は、そのまま彼の使用人になった。当時は「あにさま」と呼び、本当の兄のように思っていたが、成長して彼への想いは恋心に変わった。けれど、彼との間には大きな身分の差がある。やり場のない切ない想いを、香はこっそりと文に綴るようになった。出すつもりのなかったその恋文を、あろうことか悠馬本人に見られてしまって…。

感想・レビュー・書評

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  • 源氏物語の紫の上っぽいお話でした。
    あらすじを見ただけではあまり惹かれなかったのですが、読み進めていくとお香と悠馬の関係だけじゃなく、お香の両親、悠馬の父と父の愛人とその子といった人達との関係も明らかになって、ああ、そういうことだったのねと最後に納得できました。

    Hシーンは少なめなんで、もっと少なめにしてコバルト文庫とかでもありかなって思うお話でした。

  • エロ少なめストーリー重視な紫の上物語。
    ヒロインの身分が低くてそれを気にして離れようとするパターン。
    旭炬さんの表紙で買ったけど中のイラストイマイチだった。

  • 時代背景は明治か大正ーー。
    貿易商を営む大富豪の家で使用人として働く17歳のヒロインと、兄のように優しくヒロインに接してくれる24歳ヒーローとのすれ違い戀愛物語です。
    7歳の時に母親を病気で亡くしたヒロインは当時14歳だったヒーローに保護され、貿易商を営む彼の家に連れて行かれます。
    兄のようにいつも優しく接してくれる素敵なヒーローにいつしか恋心を抱くようになりますが、成長するに従い一介の使用人と大富豪の嫡男という身分差を思い知るようになり、せめて使用人として側で仕えたいと願うようになります。

    序盤から「若さまの為」と自分の気持ちを押し殺そうとする健気なヒロインに目頭が熱くなり、まだ自由恋愛もままならない時代の中で使用人と若さまという身分差を前に背徳的で耽美な物語が展開されるのかとどきどきしながら読み進めていたのですが…。

    読み終えた感想は、ヒーローがまんま紫の上を自分好みの花嫁に育てた光源氏でした(笑)!

    身分差設定や時代の雰囲気とか言葉遣い、恋文といったアイテムの使い方とかは物凄く良かったのですが、7歳の少女を見た瞬間に14歳の少年が将来の妻に…と考えたヒーローには少し引きました。(^_^;)
    これも一種のヤンデレだとしたら仕方ないかもしれませんが…。
    個人的には、最初は妹として見ていたけどいつしか女の子として意識するようになった…という流れの方が抵抗なかったです。
    ですが、その部分を差し引いても(かなり大きく占めていますが)、TL小説というジャンルの中ではストーリー性重視の作品で面白かったです。

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著者プロフィール

『切ない』をモットーにした恋愛小説を書くべく、日々精進中。「あたしは魔法使い」にて出版デビューに至る。

「2017年 『女神様も恋をする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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