身代わり王妃の新婚生活 (エバープリンセス)

著者 :
制作 : 椎名咲月 
  • オークラ出版
3.75
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本棚登録 : 24
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775524206

作品紹介・あらすじ

王女ティアナは輿入れ直前の従姉妹に頼まれ、七日間の祝宴の間、彼女と入れ替わることを引き受けた。祝宴が終わればそれぞれが本来の自分に戻り、従姉妹は隣国の若き王クラウディオと結婚するのだ。けれど七日目の約束の時刻になっても彼女は現れない。身代わりのまま、ティアナは密かに恋心を抱いていた相手、クラウディオに輿入れすることになって-。

感想・レビュー・書評

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  • 【ネタばれ辛口感想注意】

    従姉妹の身代わりとなって政略結婚をする事になった小国の16歳王女ヒロインと、金の獅子と称される大国の26歳国王ヒーローとのすれ違いラブストーリーです。

    公式の場だったとはいえ、1度会った事のあるヒーローをどうやって騙すのだろうと疑問だったのですが、実はヒロインと従姉妹の母親は双子の姉妹で、ヒロイン達も外見がそっくりという反則技を持ってこられて驚く前に笑ってしまいました(笑)。

    ヒロインが意思薄弱で流されすぎのような気がします。
    ヒーローの国に嫁ぐ前に何とかして従姉妹と連絡を取るべきだったと思います。
    そして、ヒロインの兄についてですが、いくら性格が違うとはいえ妹と瓜二つの顔をしている従姉妹に恋心を抱けるものなのだろうかと首を傾げるばかりです…。
    あと、ヒロインとヒーローが初めて出会った時に運命を感じていたのはヒロインの方だけで、本当に従姉妹と政略結婚する気満々だったというのも残念でした。ヒロインに惹かれていたけど、仕方なく政略結婚を受け入れたという訳ではないんですね…。
    また、ヒロインが怪我をしたヒーローを助けた時、実は怪我の影響で一時的に視界不良だった…とかいうのを予想していたのですがそんな事も全くなく(後日にその事についてヒーローから触れられるかと思ったのですが何もありませんでした)、ヒロインの誕生祝いの場で語り合った事や彼女の顔すら覚えてなかったヒーローに色々とがっかりさせられました…。
    この作者さんのお話は自分の中で当たり外れが大きいのですが、総合的に見るとやっぱり自分には合わないようです。(^_^;)

  • 登場人物の誰も好きになれなかった。ヒロイン兄ちゃんが好きな従姉妹に頼まれて、初恋相手のヒーローに嫁ぐヒロインの話。とにかくヒーローが自分勝手で虫唾が走ったし、確信犯な台詞にサブいぼが立った。
    ヒロインが偽者って見破ってるくせに、周囲に(王妃周りの女官達)根回ししてまでエロいことするし、最終的には最後まで致しちゃう……「子供は作らないようにするから」とか、ふざけんなよー。
    しかも、さもそれがヒロインのためみたいに匂わせるのが幻滅に次ぐ幻滅。現代物ならまだしも、中世ヨーロッパ風異世界だし、淑女の貞操って相当厳しいんじゃないの?
    別人だったらって疑ってるのに、そんな簡単に純血奪っちゃっていいのかー?
    大体、偽者かもしれないってヒーローから伝えられてた女官達、何でそんなに張り切って閨の準備したり、ヒロイン煽ってるワケ? 止めようよ、王様!
    この世界観じゃ避妊も完璧には出来なさそうだし、近々皇帝選挙に出るらしい自国の王様が、偽王妃との間にうっかり子供作ったとかものすごいスキャンダルで命取りになりそうとか、長年宮仕えしてるのに想像できないかな?
    ヒロインの目的がわからんとか言ってないで、男ならハッキリ「お前が偽者なのは知っている、それでも好きだ!!」とか言ってほしかった。悩んでるのも気付いてたじゃないよ(;゚Д゚)
    最後、兄ちゃん従姉妹カプも含めて丸く収まったけど、男の身勝手さ、胸糞悪さが残った話だったな。
    あとがきで包容力のある大人の男性を書きたかったって書いてたけど、これが大人か……

  • 身代わりものはよくありますが、こちらは従姉妹なのに双子のようにそっくりなティアナとロミルダです。

    ティアナは自分の想い人のクラウディオが従姉妹のロミルダと結婚すると聞いてショックを受けます。ロミルダはロミルダで、ティアナの兄のダリウスが好きで、最後の思い出とばかり、期間限定でティアナに身代わりを頼みます。当然戻ってこなくて、ティアナはそのままクラウディオの元へ行き、彼に愛されます。

    クラウディオは入れ替わっていることを早々に気付いていますが、そうとは知らないティアナは、愛されてはいるけど、これはロミルダへの愛だと思って悩んでます。知ってるなら、もっと早く言ってあげればいいのにってちょっと思いましたが、まあお話にならないんで・・・。

    最終的にはロミルダがダリウスといちゃついちゃってるのが原因で、入れ替わりをばらしちゃいますが、そういえばティアナとダリウスは兄妹ですよね。兄妹でいちゃついてたらダメでしょう。(妹とそっくりのロミルダに愛を感じるダリウスが不思議ですが)

    ティアナであるのが分かった上でのHシーンは、なかなかよかったです。

  • 王女ティアナが隣国の王女である従姉妹と入れ替わり、十歳年上の王と政略結婚をするお話。
    なかなか壮大な舞台背景で、同盟を結ぶ三か国の王族間で騒動が巻き起こります。

    ティアナの相手の王様、クラウディオが素敵!
    とても紳士的で包容力がある上に情熱的で、一方で時に甘えることもあったりして。
    筆者もあとがきに記していますが、女性の理想がこれでもかと詰め込まれたキャラクターだと思います。
    妃への愛が深く、読んでいるこちらまで幸せにしてもらえました。
    ティアナも、一生懸命で可愛らしい王女様。
    元々クラウディオに恋心を抱いていたので、自分自身ではなく従姉妹として王に愛されている時間はとても切なかったです。
    王や従姉妹などまわりの人たちを一番に考え、自分のことは後回しにしがちなため、王女が心からの幸せを感じられる瞬間が待ち遠しくなります。

    ラブシーンもとても丁寧に描かれています。
    回を重ねるごとに変化していくティアナの心境が楽しめました。

    最後まで読み終わったあと、クラウディオの心理を踏まえた上でもう一度読み返すと、少し違った空気感で物語を楽しむことができると思います。

  • 瓜二つの従姉妹の身代わりとなって隣国に嫁ぐことになったヒロイン。
    実はその隣国の若き王に、ヒロインはずっと片思いしていたのだけれど、大好きな二人の結婚を祝わなきゃ…と決意する序盤の時点で切ない。ここからずっとヒロインの甘くも切ない心情が続きます。
    大好きな人を騙している後ろめたさ。後ろめたいんだけれど、でもそばにいたいという相反する気持ちで揺れ動くヒロインが切ないです。
    そして何より相手の隣国の王クラウディオ。大人の色気とでもいうんでしょうか。王ですから威厳があり、かつ甘くて優しい!饒舌というわけではないんですが、言葉の端々が甘くてとにかくかっこいいです。最近立花先生の本にハマって何冊も読みましたが、一番好きなヒーローです!

  • エバープリンセス文庫って初めて買ったんですが、表紙の加工めちゃくちゃ綺麗ですね!!ときめきました!
    立花さんつながりで色々なレーベルを読んでるんですが、ほんと、こんな綺麗なの初めてみました!
    表紙の加工だけじゃなく、表紙のイラストもめちゃくちゃ可愛いんですよ。クラウディオ王子マジイケメン。
    もちろん中身も表紙に負けず素敵でした!主人公の複雑な恋心が報われるまで見守らずにはいられない感じです 笑 
    従姉妹ロミルダがティアナの想い人であるクラウディオと結婚することを聞いて、ティアナは落ち込みますが、ロミルダが幸せになるよう応援したいと思えるとってもいい子です。
    ロミルダがの想い人と過ごしたいと7日間の替え玉を頼まれた時にも、自分の気持ちよりもロミルダの最後に好きな人と時間を過ごしたいという気持ちを汲んで了承しました。
    好きな人と7日も過ごせば離れてからもっと辛くなるとわかっていてもそうできるところがティアナの優しいところだと思います。
    王クラウディオは様子のおかしいティアナにずっと気づいていても、とにかく愛を伝え続けることですこしずつ気持ちを通わせようとする真面目さが素敵です。
    替え玉としてではなく、本当に心が通じ合う瞬間はとても嬉しくなりました。

  • 身代わり・すれ違い・ラブラブ
    ヒロインが一生懸命なのが好印象。
    ヒーロー最初は回りくどいかと思ったけど
    全部ヒロインのことを考えての行動だと思えば
    納得できる範囲。従姉妹は余計なおせっかいすぎる。
    でもこういうきっかけがないと叶わなかったわけだしなぁ。

    番外編でいいからもっとラブラブ話があれば尚よかった。

  • 切なくて甘い。素直に楽しめた本。もうちょっと切なくても全然いけた。前に読んだ本がよかったから少しだけ物足りなさもあった。

    身代わり設定は難しい部分があるけど、そういう裏側って実はそうなんでしょっていう王道な部分があるから読み手としては二の次なので、素直に二人が結婚してからのお話としてドキドキハラハラしたいなぁというところ。

    TLだとHシーンを入れないといけない制約があるからか、どの作家さんにもどこか無理してHシーンが入ってくるところがあるんだけど、このお話はちゃんと流れを大事にして進めてるなっていうのは伝わってきた。

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著者プロフィール

2011年に作家デビュー。著書は「フラチなボディガード」(発行:プランタン出版)「騎士団長と『仮』新婚生活!?」(発行:ジュリアンパブリッシング)など多数。乙女系シナリオライターとしても活動している。

「2018年 『社長といきなり新婚生活!?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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