悪魔とワルツを (マグノリアロマンス)

  • オークラ出版
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本棚登録 : 35
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775525753

感想・レビュー・書評

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  • MIRAから出ているシリーズの親世代のお話。貧民街で育った伯爵と、勝気な公爵令嬢のヒロイン。伯爵として記憶、さらに自分自身も取り戻していくまでの苦悩が切なく読み応えありでした。ヒロインはデビル伯爵と噂されるヒーローに殺人を依頼するわけですが、やがて噂とは異なり高潔な人物とわかり惹かれていきます。でも彼には妻にしたいと思っているべつの女性がいて…ヒロインの気持ちを思うと切なくて物悲しくて。特に後半の寝たきりの父親に自分の想いを打ち明けるシーンでは胸熱で涙してしまいました。

  • テンポがよくて一気読み。展開が読めていたところはあるけど、そこはお約束な感じで満足。
    友人を心配するヒロイン、それをやったら余計友人が危ないよー(T_T)って行動があってハラハラしたけど、意外とその方がリアルなのかも。
    なんとなく、子どもの頃読んだ何かの雰囲気を思い出す、と思っていたら、ヒロインが病気の父親に「オリヴァー・ツイスト」を読み聞かせているってエピソードがあって、そ れ だ !ってなりました。
    読後解説を読んだら、やっぱり作者は「オリヴァー・ツイスト」にインスピレーションを受けて書いたとか。こんな風に自分の読書体験が繋がるのはちょっと面白い。
    今回の主要な脇役がヒーローになっている話もあるらしいので、翻訳されて欲しいな。

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