遙かなる時空の中で 朧草紙 (GAME CITY文庫 や 1-3)

著者 :
  • 光栄
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本棚登録 : 35
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775807095

作品紹介・あらすじ

平和になりつつある京-残る四方の札は玄武のみ。しかしそんな折、陰陽師たちが行方不明になりという不可解な事件が起きる。京を滅ぼすため、泰明の力を手に入れようと暗躍するアクラム、禁じられた術"死人還り"によって混乱の渦へ巻き込まれていく人々。その時、あかねと八葉たちは-そして、囚われの身となり、死に瀕する泰明の運命は-!?09年新春上演の新作ステージの原作書き下ろしノベルがGAMECITY文庫に登場。

感想・レビュー・書評

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  • ゲームから生まれたストーリーがテレビドラマ化され、更に舞台化までされたときの舞台のノベライズだそうです。
    結論から言うと、とても良かった。
    テレビで見た「八葉抄」のキャラのイメージそのままに、続編的な感じで楽しむことができました。

    稀代の陰陽師に人形として作られた安倍泰明は八葉でありながら、実は人間ではない。「心」を持たない泰明が神子の優しさや強さに触れ、人としての「心」を手に入れる下りの心の変化が丁寧に描かれていました。
    また、神子の特性である凛とした強さ、それと相反する脆さや儚さなども克明に表現されており、テレビ版よりは人物一人一人の性格が更に細やかに描かれていたのではないかと思います。

    一つ気になるのは、アマゾンの読者レビューにもあったように、作中で人物の視点がくるくると変わることです。
    これは他の方の指摘もあったように、プロ作家さんとしては恐らくあってはならないことだと思います。ただ、外国の小説などは普通に人物視点がコロコロと変わるというのがごく普通にあるみたいで、読んでいると、そういう描き方に出会うことはあります。
    しかし、日本では一般的ではなく、やはり語りの人物の視点は一貫しているべきかと思います。
    ただ、そこまで気になるほどではありませんでした。
    全体としては素晴らしい作品だと思います。

  • 読んだけど、記憶にない。。。
    舞台の人たちの表紙は怖かった。

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