リバモアの株式投資術 (ウィザードブックシリーズ 246)
- パンローリング株式会社 (2017年2月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784775972151
作品紹介・あらすじ
20世紀初頭、トレードの世界で大勝利と破産を繰り返した相場師ジェシー・リバモア。本書は、彼が亡くなった1940年に彼自身の手で書かれた唯一の相場書である。ほかのリバモア関連書籍のように、著者の創作などが一切入っていないものである。なお、本書の後半に特別収録としてマンガ「伝説の相場師リバモア」を掲載し、波乱に富んだリバモアの一生を視覚化した!
感想・レビュー・書評
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幻想と欲望の市場よりも自分は断然こちらだった。
勉強になることは多くある。
何度も読み返して叩き込みたい内容である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
リバモアのメンタル管理については大変勉強になった。特に資金管理において、有益な情報が多かった。
テクニカルについてマークミネルヴァのピポットポイントはリバモアから影響を受けていることがわかる。
後半のテクニカル部分は独特であり、難しさも感じた。 -
リバモア本人が手法について記した唯一の書ということだったが、現代とは環境が全く異なるので、当然そのまま使えるものではなかった。
手法というよりは、相場に対する心構えを説いた本と見るべきか。
リバモアの生涯を描いた漫画部分はよくまとまっていて、読み物としても面白かった。 -
面白かったけれど、チャートの具体例が全く無いのと、突然初見の言葉が登場したりするので(ナチュラルラリーなど)頭で理解するのに時間がかかる。
何より、【ポイント】という単位が、果たして日本の株ではどの単位で使ったら良いのかが分からず、全く参考にならない。
%で表記してくれたらまだ使えたのにね。
後半の漫画は手法ではなく生き様なのでこちらも参考にならない。
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前半の投資術の解説よりも後半のリバモアの壮絶人生を描いた漫画に引き込まれた。
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時間的要因を株価変動と組み合わせる。
朝早く、新しい考えが閃いて飛び起きる。徹底的に検証する。
仕掛けを急がない。上がると思ってもブレイクするまで待つ。
エントリー後にすぐに利が乗ったトレードが大儲けにつながった。
利益が目減りしても身を滅ぼさないが、損が膨らめば悲惨なことになる。損切りを忘れずに。自らが自身の保険プローカーであるべき。
ルールを持つが100%正しいルールは存在しない。予定通りに動かないときはポジションを閉じる。
時間的要因を記録に取り入れる。
値が利しすぎているという理由で株を売ってはならない。
大幅に下落しているという理由で株を買ってはいけない。
出来高の急増とともに価格が上がる。
その後、ノーマルリアクションと呼ぶ下落が起こる。これは正常な動き。
本物のトレンドであれば、1両日中に上昇が再開される。
次のノーマルリアクションが起きる。
以上とは、同じ取引日における大きな下落。大きな振れ幅は、危険のサイン。
また上昇を始めたら買えばいい。
やるべきトレードは年数回しかない。
利益が出たポジションを閉じるたびに、利益の半分は別にすること。
ローマは一日にして成らず=本物のトレンドも1日は一週間では終わらない。価格変動の大部分はトレンド終焉の最後の48時間に起こる。そのときマーケットにとどまっていられるか。
ピポットポイントを突き抜けて思うような値動きでなければ手仕舞うこと。
購入単価は常に前回より高い値段。空売りも同じ。
勘を働かせる。いやな思いがしたらポジションを閉じる。
小さな変動をとらえて売買を繰り返すのではなく、大きな変動をとらえるために場帳をつける。時間的要因が必要。大きなトレンドの中にも数多くの中程度の変動がある。
30ドル以上のある程度人気のある株で使う。6ポイント程度の下落は、トレンドの転換ではなく、ナチュラルリアクションと考える。 -
前半はリバモア本人による投資法で人によっては興味深いかも知れないが、いかんせん古過ぎる。
株式投資をしている人には少しは参考にはなる。
文字は大きく字間も広いので、すぐ読める分量。
後半は中途半端な伝記マンガで読むに値しない。
一冊の本として出版するための単なるページ稼ぎ。