週末投資家のためのカバード・コール (Modern Alchemists Series No. 114)
- パンローリング (2013年2月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784775991220
作品紹介・あらすじ
株式を買い、同じ株式のコールを売るという、米国で最も人気の高いカバード・コール(CCW)について、その基礎から応用まで解説。利益をできるだけ積み上げるためのフォローアップについては、具体例を交えながら、特に詳しく解説。カバード・コールと類似の現金確保プット売り(CSP)についても解説。資金効率に優れているLEAPSダイアゴナル・スプレッド(LDS)についても紹介。
感想・レビュー・書評
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カバードコールの注意点
下落時は、プレミアム収入が追いつかない場合がある。
上昇時は単純買いより利益が少ない。
原資産の価格が先行きわずかに上昇するとき。ETFが便利。
カバードコールは継続してこそ利益が出る。
ITMに入ったらコールの売りを買い戻して外を売るか、満期日が遠いものの外を売る。
株価が下がったら、下のコールに乗り換える。
レパレッジドETFは、保有期間が長くなると2倍とはならない。
現金確保プット売り=プットを売ってその価格になったら株を引き取る。損益図はカバードコールと同じ。
LEAPS=満期まで長いオプション。
カバードコールで現物株のかわりにLEAPSのコールを持つ=ダイアゴナルスプレッド。ただしタイムディッケイに注意。
第1の柱は、カバードコール、現金確保プット売り、LEAPSのダイアゴナルスプレッド。
第2の柱は、ETFの保有。上昇したときにカバードコールのコール売りの乗り換えが気分が楽。
LEAPSのプット売り=現金確保のプット売りと同じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
衝撃的な内容である。富田本によれば2001年以降、テクニカル分析をしているプロは一人もいないという。著者のKAPPAは東大卒の現役医師。「予想はよそう」との一言が重い。
http://sessendo.blogspot.jp/2017/08/kappa.html -
労作。
著者のオプションものは、根本的には 同じ内容かな?
ただ期待してたほどのものでもなかった。
使いにくいのは、アメリカでの話でかな?
オプション一般の説明から始まるので、わかりやすいね。ただカバードコール戦略は、説明がたりないし、また、突然、まったく違った概念で、実践ではこうやると書いてあったりする。
だから、え! こんなこと言ってたっけ?って、思うところもある。
だからこそ、たのしかったって面もあるけどね。
最終的に、この本で、私においては、自分に取り入れるヒントになる、つまり、使えるものがなかった。
しかし、労作で、さすが東大卒って感じ。