一流の人の話し方

著者 :
  • アスコム
3.11
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本棚登録 : 175
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776207092

感想・レビュー・書評

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  • 【感想】
    え、筆者ってもう80歳オーバーなの?
    この感想が1番に出てきた。

    この人の本はもう何冊も読んでいる。内容は薄いが、気楽に読めるし参考になる点も多い。
    「カッコイイ親父だな~」と思って読んでいたが、もはや老人じゃないか!!笑
    粋なジジイが世の中にはいるもんですな。顔は「田中 泯」に似ているのだろうか。

    「会話」というテーマの本ではどの本にも書いてあることだが、まずは「聞き役に徹する」ことが必須ですね。
    この本で思ったことは、それプラス「会話を楽しむこと」!これに尽きるのではないでしょうか?
    小手先のテクニックではなく、楽しむことで会話に深みも生じてくるのでしょう。
    会話を楽しみ、会話している相手そのものを愛しく思う、それが重要なんでしょう。(上っ面でいいらしいが。)

    「相手の意見を否定しない」
    「うなずき、微笑みながら聞く」
    「沈黙を恐れない」
    「妥協しない」
    「酒の席での粗相に気をつける」

    当たり前のことばかりだけど、さりとて実践しきれていないのも事実。
    酒の席で長居してしまう性格なので、まずはそこから治そうと思う。
    (お金も勿体無いしね・・・)

    ってゆーか、「一流の人の話し方 二流の人の話し方」ってゆう本も出てるんだね。笑
    そっちも読んでみたい


    【本の内容を一言で】
    聞き役に徹しながら、スマートでエッジの利いている会話を楽しめ!


    【内容まとめ】
    1.いい会話とは「聞くが6割、話すが3割、沈黙1割」
    2.「人間が嫌い」だと、生きていても面白くない
    3.「イ」の顔を心掛ける!「イ」の声を発する時に、いい微笑みの顔になる!
    4.聞き手は聞き手に徹する。自分が気の利いた事を言おう等と考える事はない。


    【引用】
    いい会話とは「聞くが6割、話すが3割、沈黙1割」


    p3
    他人とは最低限のコンタクトで済ませたい理由
    ・自分が傷つきたくない
    ・恥をかきたくない
    ・他人に期待しない

    人間が嫌いなんて、生きていても面白くないのでは?


    p5
    明石家さんま
    「なぜそんなに人に優しくなれるんですか」という質問に対する回答
    「上っ面だけでやってるからじゃないですか。それでええやないですか。」

    まさに、人と人との付き合いは、上っ面からスタートする!
    軽くて、表面的でいいのである。


    p16
    ・会話は「工夫したつかみ」から入ってみる
    →自分が記憶している相手の極めて個人的な話から入ってみること。
    「こんなことまで覚えていてくれた。こいつにとって、自分はちょっと特別な存在なのかもしれない!」


    p35
    ・お世辞、この「小さなウソ」を使いこなせ
    →下手なお世辞を嫌う人間は確かにいるが、お世辞が本当に嫌いな人間などこの世にいない。
    特にオススメなのは、「さすがですね」というさりげないお世辞。


    p43
    相手を説得するには大きな声や強い言葉、怒った表情が効果を発揮するとは限らない。
    相手の反省を促すスマートな皮肉の方が効き目がある。


    p55
    ・「うなずく」「微笑む」が相手を幸せにする
    話をしていて、相手が頷いてくれたり、微笑んでくれたりすると、気分がいい。

    →「イ」の顔を心掛ける
    「イ」の声を発する時に、いい微笑みの顔になる!


    p71
    「話を聞こうと思ったら、その人より面白い話をしちゃいけません。それが聞き手のコツです。」
    by永六輔

    ・聞き手は聞き手に徹する。
    話を引き出し、相手との距離を縮めようというのなら、まずは相手の話をとことん聞く側に回る事である。
    自分が気の利いた事を言おう等と考える事はない。

    相手の主張が明らかに間違っている、自分の主張とは相容れないと判断しても、途中で話を遮らないのが最低のマナーだ。
    そうでないと「この人は分かってくれない」「話を最後まで聞いてくれない」といった評価を相手は下す。

    いい聞き手になることは、意外と忍耐力を必要とするのだ。

    会話を気持ちいいものにするには、まず聞く事が大切。


    p78
    ・一流の人間は「沈黙」を恐れない
    相手の言葉や自分の言葉を自分の脳で「濾過する時間」が必要。
    沈黙の後に紡ぎ出された珠玉の一言が、相手の悩みや迷いを一瞬にして消してしまう力がある!


    p119
    ・肝胆相照らす仲
    かつて中国では肝臓や胆嚢でものを考えたり感じたりするものと信じられてきた。
    「肝胆」が「心の奥底」「真実の心」という意味を持つ、お互いに理解し合って親しく交際するという意味。


    p139
    「正直、虎の尾を踏んだ気持ちになりました。
    でもあそこで僕が俯いてしまったら、これからお会いするたびに俯いていなければならなくなると思ったんです。
    これから長くお付き合いさせて頂くのに、それではお役に立ちませんからね。」
    どんな時にも、お互いに正視し合う覚悟が必要だ。
    主張が噛み合わない、同意できない、あるいは叱られたなどと言って、すぐに視線を逸らしてしまうような会話ばかりの人間関係では、達成できることなどたかが知れている。


    p158
    プライベートな飲み会でも、私は長尻を好まない。
    気の置けない間柄でも、相手が拍子抜けするほど早めに席を立つ。
    →「たがの外れた会話」を極力避ける
    酒の席での発言は、「なかったことにならない」事の方が多い!

    酔った上での失言、大言、そして壮語は他人を傷つける事もあるし、酔いが覚めてから自己嫌悪に陥る事もある。
    思慮のない言葉は、お互いの心に無駄な澱を生む。


    p179
    ・デリカシーを忘れるな
    ・「命取りになる言葉」に敏感であれ
    軽率な人間に共通するのはデリカシーのなさ。それが言葉に表れる。
    →ちょっとした失言や大袈裟な物言いでもご愛嬌で済まされる事もあるが、話題が深刻な時は軽率な言葉が命取りになる事がある。

  • さしたる有益な情報があるわけでもなし、真新しい観点が示されるでもなし、既視感の強い、one of them感の強い、特徴なき無味無臭の一冊。

  • 読まなくていいです

  • 色んな人との付き合いが良くなる会話方法を紹介する本。
    雑談は脳みその散歩。

  • 自分の知っている相手の極めて個人的な話から入ってみる=心を開く

    『さすがですね』→さりげないお世辞
    最近の自己PR=これほどかと思える程の自己工程、自画自賛の言葉

    We shall never know all the good that a simple smile can do

    聞くからスタートする会話術
    一流は沈黙を恐れないー自分なりの考えを明確にする

    褒め言葉は人から人で伝える
    →不在の人への言葉は人から人の口を伝って本人に伝わる

    結論→理由

    The heart's letter is read in the eyes

    心8分目が次も会いたいと思わせるキーポイント
    求められなけらば、マイストーリは話さない

  • 話し方や聞き方を教えてくれる本。
    別に一流の人とタイトルに付けなくてもいいと思うが、営業職や女子は読んでみるといいんじゃないかなと思う。

    ・質問とかに対して、「知りません」、「分かりません」って言えますか?
    …確かに言いづらい。けど、それが言えれば、教えてもらえることも出来るし、知識とまではいかないまでも、一つ知ることが出来る。
    質問に対して答えになっていない会話をされると、個人的にイラッとくるので、私は聞かないふりをしている。

    ・「明瞭簡潔な話し方」の大事さ
    …特に女子!話が長い。とにかく何が言いたいのか教えてくれ!
    自分自身女子なわけだが、まとまりのない話を延々とされるのはまっぴらゴメンである。結論が見えないから。

    どこかで読んだことがあるような本ではあったが、気付かされた箇所も多々あり。
    この本を読んで「くだらない」とか思った人は、話し方とか聞き方が上手いのでしょうか?

  • 会話は軽くて表面的でもいいじゃないか、人づきあいはそこからスタートする、「はじめに」でそう筆者は説く。「価値判断を留保する」など所々なるほどと思うものの、筆者のステレオタイプが過ぎるのと内容がちと浅い。書いてあることはまぁ確かにその通りなんですけどねぇ、お金と時間を掛けてまで読むほどではなかったかな。。。

  • ● とにかく、物事に対して迂闊に好き嫌いを決めてしまわないこと。ことに「嫌い」という言葉はいったん留保することだ。

    ● 中国の方は、みなさん、またずいぶんと丈夫な声帯をお持ちのようですね。

    ● 世の中には「知りません」「わかりません」という言葉をいえない、そしてその言葉が大嫌いな人間がけっこういる。知らないくせに知ったかぶりをする。あるいは質問をすり替えて答えるのだ。

  • 聞くことの大事さを強調した本。
    ・クライアントの意思決定権を握る人の個人情報を集めること。会話時に少しそういった要素に触れてあげること
    ・自分が記憶している相手の極めて個人的な話しから入ってみること
    ・相手の発言、理解、知識、実績を素直にリスペクトする言葉は相手を快にする
    ・主張を暗に正当化したり、相手に自分の至らなさを意識させてしまうような言葉は不快にする
    ・合いの手は時に愛の手になる。

  • いい話し手は、しゃべりすぎず、聞き上手になること。よい聞き手は、聞く6割、話す3割、最後の1割は沈黙。

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著者プロフィール

大阪生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。文化部長、出版部長を歴任後、1977年に日本クリエート社を設立。

出版プロデューサーとして活躍するとともに、生活経済評論家として新聞、雑誌などさまざまなメディアに執筆し、講演活動も数多く行っている。

主な著書に『男の品格』『「孤独」が一流の男をつくる』『男の嗜み』『60代からやっていいこといけないと』など多数。

「2022年 『20代で身につけたい5つの習慣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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