キャリア官僚の交渉術 (アスコムBOOKS)

著者 :
  • アスコム
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本棚登録 : 170
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776207160

感想・レビュー・書評

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  • 相手に合わせて交渉の仕方を変える。
    ダメな上司、ダメな部下への接し方。
    メールでは交渉しない。対面→電話→メール。

  • 仕事は全て交渉事だ。この考えは大事だと思う。

  • キャリア官僚という経歴を活かしたビジネス書を量産している著者による「交渉術」をテーマにした本。上司から決裁を得るプロセスや部下に仕事を頼むプロセスなども含めた広い意味での「交渉」を対象としている。
    交渉術の本としては、そんなに目新しい内容はなく、やや表層的な内容が多い気はしたが、ところどころ、キャリア官僚ならではのテクニックの紹介もあり、参考にはなった。例えば、「忙しい相手には1枚の「ポンチ絵」で説明する」、「よくできている決裁書は、その内容が簡潔であり、決裁書を読み進めるにしたがって、「概要→詳細」へと自然とブレークダウンして理解できるもの」「指示の意図が不明確な上司、言葉で伝えるのがうまくない上司に対しては、こちらが何度か負けながら、そのニーズをさぐっていく方法が有効」「部下に話しかける際には、「ちょっと教えてください」と言ってみる」「政治や行政にアプローチする前に、意見をまとめて成熟させる」といった内容である。「こんな人とは交渉したくない!」として、「名前を間違える人」「アポなしの人」「提案のない人」「きちんと準備のできていない人」「人の話を聞かない人」「独りよがりな提案をされる人」を挙げているのも興味深かった。
    本書は、キャリア官僚の仕事の実態を知るうえでも有益であり、確かにハードな仕事をしているというのはわかるが、議員とのやりとりなど、すごく不毛なことに時間をかけているなという感想をもってしまった。また、議員のことを「わがままな顧客」といったり、国会議員への質問取りのやりとりを生々しく書いたり、こんなに赤裸々に書いちゃっていいのかなとも思った。そして、「更問」といった官僚独自の用語を説明もなくさも当然かのように使用するなど、著者のキャリア官僚としての高慢な一面が随所に感じられたのがちょっと鼻についた。

  • 交渉に関する本で、ほぼ中央省庁や地方自治体の職員目線で書かれているため、ジャンルとしては珍しいと感じた。
    内容自体は目新しいものは少なく、政治家と官僚とのやりとり、地方自治体と中央省庁とのやりとりなど、行政関連のエピソードが目を引いた。

    レバレッジメモ
    ・「聞く」には技術より忍耐力。
    ・「この交渉が決裂して困るのはどちらか」を考える。こちらならBATNAを用意し、あちらならゆっくり比較検討できる。
    ・国会議員に名前を覚えてもらため、こまめにお礼挨拶、コミュニケーションチャネルを作っておく。
    ・挨拶のテンプレートはサンドイッチ式挨拶=お礼→行事について→お礼
    ・何かしたいなら、1.簡潔具体的に、2.どうしてほしいか、3.「あなただからできるんです」

  • 「官僚」に凝っていた時期に読んだ本のひとつです。当時のわたしのメイン業務も交渉事でしたので、興味を惹かれて読みました。

    おおまかには交渉相手別の章立てになっていて、政治家、上司、部下、財務省(!)との交渉の現場、そしてノウハウが紹介されています。公共性の高い地位にありながら、内部のことを含めてこれだけネタを披露してくれるサービス精神が、著者のおもしろいところです。

    しかし書いてあるノウハウそのものは、普通のことでしかありません。基本的な内容を「8つのテクニック」にまとめていて、このまとめ方そのものは勉強になるのですが、中身はというと・・・サラリーマンならたいてい知っていることを整理して言ってくれているだけのように思われます。

    最初に読んだときに、第三章「ダメな上司」の対処法、のところに自分でいくつかマークをつけていましたが、いまとなっては当時こんなことで悩んでいたなあと、少しイヤな感情がよみがえります。

    "よくできている決裁書は、その内容が簡潔であり、決裁書を読み進めるにしたがって、「概要⇒詳細」へと自然とブレークダウンして理解できるものです"(P.113)。まさにその通り。しかしエリート官僚の世界ならいざしらず、世間には唖然とするほどものわかりの悪い人もいる。上記の言葉はその人のレベルに合わせてかなり幅広く捉えねばなりません。そんなわけで突破口になるようなアイデアが見当たらず、あまり印象に残っていない一冊です。

    (2014/3/24)

  • 上司を論破してはいけない!


    霞が関の「交渉術」と言うか「仕事術」。仕事で「人との関わり」を避けて通ることは出来ない。裏を返せば「人との関わり(交渉)」が上手くなると、仕事が怖くなくなり、楽しくなり、ストレスが減る。交渉の基本は相手の興味を探ること。その上で、霞が関流の交渉術は、①交渉しないことこそ最善の道。②あたかも世間話をするかのように話す。③ストーリーで説明する。④相手に合わせる。⑤1枚のポンチ絵を使う。⑥落し所を探る。⑦第三者を巻き込む。⑧決裂して困るのはどちらか?を常に考える。

  • 内容はテクニックとしては有用なものもあると思うが、著者は役所内や政治家等の「永田町」ムラの経験しかないからか、こんな内容が本にする程特別なテクニックだと思っているのだろうか?
    図らずも公務員の、顧客(国民)目線は一切ない、スピード感とコスト意識の欠如を露呈している。
    この本は「交渉術」の本ではなく、保身と出世の為の「政治術」の本。

  • 民間でも使えるという触れ込みだが、筆者は民間で働いていたわけでもなく、「民間ならこういう場面『だろう』」でしかないため、実際に役に立つかどうかは疑問が残る。
    が、公務員にとってはなかなかの金言があった。
    特に、交渉を楽しめるようになれば仕事は楽しくなる、といのはまさにその通りで、「交渉を楽しむ」は今年のテーマになった。がんばろう。
    もう1つ、スピーチの「型」をつける、というのも勉強になった。スピーチも苦手なので、交渉と同じく、今後のテーマである。
    こういう、進んで自らの道を開ける人というのは尊敬する。

  • 権謀術など裏の術を期待したのだが、How to+α本の範囲に纏まっていてちょっと残念。

  • 官僚のお仕事ぶりが分かる。誰でも書けそうで書かなかったこと。

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