「上から目線」の扱い方 (アスコムBOOKS 13)

著者 :
  • アスコム
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776207399

感想・レビュー・書評

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  • 親切を上から目線だと捉える人、無意識のうちにそういう発言をしている人、それぞれの特徴や扱い方がわかりやすかった。
    ちょっと解釈を変えるだけで、相手も機嫌を損ねないし、自分も気分が楽になれるとわかって、なるほどなと思った。
    太字になってるところはよく覚えておこう。

  • 数多くの「上から目線」な事例や分析を見て思ったんですが、本書に出てくる問題のある上司や問題のある部下が自然に淘汰されてゆく自浄作用を持ったお上品な組織で働き、ストレスなく金を稼ぐことってのは人生の中長期的な最終目標の一つとして、より多くの社会人にベンチマークされた方がいいわ。

    就活生の時点でこれを備えた組織を見分ける方法は色々あるんだろうが個人的にはたったひとつ。男性社員の結婚率(あわよくば奥さんの尻に敷かれてる)です。30,40過ぎた独身男性が固まってるような組織はマジで何やらせてもダメ。上から目線の温床。社会的責任を負いつつ他人に無償の愛を捧げ、他人の理不尽を無条件に許せる経験を重ねてきてない奴らに、若輩者の気持ちを汲み取ってもらうことなどはなから期待しちゃだめ。感覚的にわかるでしょうがね。

    あと、上から目線を振り翳してくる部下がいる会社には、間違いなく上から目線を振り翳してくる上司がいる。彼らの上から目線のベースにあるのは美化されきった過去の苦しい経験。よほど苦しいことをやらないと収益の上げられない時代を経験した彼らが厄介なのは、その宝石のような経験値を右心房の隅にある宝箱の中にしまう傾向があること。時間が経てば経つほど輝きを増すその宝石を、たまに取り出してはうっとりしながら見惚れてる上司なんですが、その宝石の前ではどんな部下の苦悩も、鈍い光を放つゴミも同然なわけです。手垢のついたパチンコ玉のように。

    まぁな そういう上司がいなくてもやっていける余裕のある会社であれば、採用試験で上から目線ポテンシャルのある新卒を弾けるはずだし(そして万が一紛れ込んでも自浄できる)せいぜい学生諸君には学歴とガクチカを磨いて、私のいるユートピアを目指してほしいところだね。

  • 著者は、結構年配の方。
    なのにここまで現代を俯瞰して見ることができるのはすごいなと思いました。

    わりと毒舌なのがおもしろかったです。
    「見下され不安」たしかにあります、ものすごく納得です。
    上司と部下の話が中心ですが、いろんな本に書いてあることをパラパラと散在させてるような印象でした。
    入門書?というか浅く広く知るには最適です。

  • 「この本のメリットを10秒で話すと、なんて話す?」
    →上から目線の深層心理の理解ができ、その相手に対しての対処行動がとれる。もしかして、自分もそうかもっていう自己判断にももってこい。


    メルカリ売却

  • 「上から目線の構造」の続本。
    上から目線には、○な上から目線と、×な上から目線がある。自分の受け取り方次第で、○にも×にもなる。困った上司がたくさんいる組織に所属する者には、ありがたい本。

  • 相手に興味をもつ
    相手の話に意識を集中する
    うなずきを多用する
    あいづちを打ちながら聴く
    共感しながら聴く
    相手の言葉の一部を繰り返す(反映の技法)
    はっきりつかみきれないところは確認する(明確化の技法)
    質問をすることで、関心をもって聴いていることを暗に示す
    似たような経験が自分にもあれば、それを簡単に話す

  • 著者は、結構年配の方。 なのにここまで現代を俯瞰して見ることができるのはすごいなと思いました。 わりと毒舌なのがおもしろかったです。 「見下され不安」たしかにあります、ものすごく納得です。
    上司と部下の話が中心ですが、いろんな本に書いてあることをパラパラと散在させてるような印象でした。
    入門書?というか浅く広く知るには最適です。

  • 上司部下の視点が中心

  • 職場にいる長い教育中の同僚がこれなので。
    職場でたまたま目に飛び込んできて、ちょっと立ち読みしたら「うわぁまさしく!」だったのでちゃんと読もうと借りました。
    後、自分がそうなっているのではないかの自戒も込めて。
    しかし、やっぱり対応としては今自分がやっているやり方が上策らしく、これ以上はもう手の打ちようがない感じなのが残念だった。

    私自身が後輩の指導係みたいな感じなのでタイトルからはいわゆる困った部下の取扱いをイメージしましたが、それはこの本の半分で、後の半分は困った上司の取扱い方と、若者に向けた物の考え方・捉え方の変換方法でした。

    軽い新書にありがちだけど、著者が重要と考えているところがゴチックになっているのが読みにくい。
    読み取れない人が多すぎるのか?
    読みなれた人はココだけ読めばいいのか……

    デザイン / 萩原 弦一郎(デジカル)
    漫画 / 雨月衣

  • 何ヶ所か同じことが書かれている気がする。

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著者プロフィール

榎本 博明(えのもと・ひろあき):1955年東京生まれ。東京大学教育心理学科卒業。東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。心理学博士。川村短期大学講師、 カリフォルニア大学客員研究員、大阪大学大学院助教授等を経て、現在MP人間科学研究所代表。産業能率大学兼任講師。著書に『〈自分らしさ〉って何だろう?』『「対人不安」って何だろう?』『「さみしさ」の力』(ちくまプリマ―新書)など。

「2023年 『勉強ができる子は何が違うのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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