「データ」で読み解く 安倍政権でこうなる! 日本経済 (2時間で未来がわかる!)

著者 :
  • アスコム
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レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776207719

作品紹介・あらすじ

アベノミクスで、景気はよくなるのか?「ミスター円」が、日本の未来を先読みする!グローバル経済がよくわかる榊原データ98を掲載。

感想・レビュー・書評

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  • 元・財務官で、「ミスター円」の異名をもつ榊原氏が、第二次安倍内閣が発足して1ヶ月後に出版した経済予測の本。先日、第三次安倍改造内閣が発足したので、答え合わせのつもりで読んでみた。「当面は円高傾向が続く」という予測はあっさりと外しているものの、世界的に景気回復とか、アメリカが国民国家としてのアイデンティティを失うとか、大筋ではいい線をいっている。ヨーロッパは、EU周りで次々と問題が起こるので、予測しようのない感じ。早くインドが台頭して、中国ともども腐敗し、民心を失ってくれないかね? 日本は「自国に嫌気がさした、世界中の中流・富裕層にとっての理想郷」として生き残るのがいいと思う。「住み心地がよく、文化的でカワイイ国」でいいじゃん。

  • タイトルどおり理由としてのデータがあるのが分かりやすかった。

  • ミスター円と呼ばれる榊原さんが第二次安部政権で起こるであろう事象について予測をしています。
    メディアを見ていると「円高悪玉論」が非常によく展開されていますが、榊原さんを始め金融の実務経験のある方々の著作を拝読すると「円高が必ずしも悪いものではない」という考えが多く見受けられます。
    この本はかなりニュートラルな視点で書かれていますので、日本経済を取り巻く環境を理解し、今後何が起こっていくのかを考えるきっかけにはいいと思います。

  • 経済学初心者にとっては難しかったが、良い導入書となった。

  • ミスター円が読み解く、世界経済と日本経済。
    世界は米国、ヨーロッパ、アジア経済を各章ごと分け、分かりやすく説明している。
    日本経済はたくさんの紙面を割き、歴史や文化などにも触れ、たくさんのデータを元に、成長戦略より成熟戦略を主張している。
    著者の主張に至るまでに、たくさんのデータを用いて論理的に説明されているので、理解しやすい。
    また、経済だけではない、広い分野の参考文献が用いられており、著者が博学な人であることが分かる。

  • アベノミクスの解説かとおもいきや、大部分は為替を中心とした世界経済情勢の本だった。

    こういう本は、予想よりも現在どういう状況かというのを把握するのに良いなあと思いました。

    (以上、ブログ全文です。)

    ブログはこちら。
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4518615.html

  • 期待して手にした本ですが、現在のような激しい環境の中ではちょっと厳しい本です。色々データをもとに予想されているけど、残念なところもちらほら。
    でも、インドというキーワードが理解できただけでも価値があったというところでしょうか。

  • インタゲ2%はあまり意味がないと考える
    →デフレの原因は不況ではなく、アジアとの経済統合をはじめとするグローバル化やIT化によるものであるため。

    インタゲは物価が2%Upするまで日銀が緩和を続けるだけ
    →そもそも企業や個人がお金を借りて設備投資や消費をしなければ意味がない。
    →しかし現時点で金余りで緩和しても効果があるかは。。。

    現在景気が悪いため、財政出動(公共事業)をするのは賛成
    →但し、世界経済が上向くとおもわれる13年後半までの時限政策とすべき。

    日本は債務が大きいが債権も多い。
    また家計の金融資産も大きく、当面は財政破綻はない。
    →しかし、10年後には日本全体で債務超過になり、危険性はでてくる。

    ドル80円は名目レートでいえば歴史的円高だが、実効為替レートでいえば大したことなかった。
    1995年のドル80円と比べれば、企業へのインパクトはそうでもなく、同じ80円でも状況は全然違っていた。

    ※実効為替レートのチャート

    http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5072.html

    ユーロの将来は、金融・為替に加え財政も統合するか、統合を緩めて解体するかのどちらか。

    人口動態を見ても、中国は今がピークで高齢化により成長率も鈍化してゆく
    →但し、人口の多さからGDP総額で世界一となるのは確実。
    →その後、人口が多く若年層が多い(人口の半分が25歳以下)インドが中国を抜き、世界一となる。

    ASEANでは、タイ、インドネシア、マレーシアは経済的にも政治的にも近い。特にタイはかなりの親日国。
    逆にフィリピンは反共・親米が強く日本とは関係は薄い。

    ASEANの中では、インフォネシア、ベトナム、ミャンマーが中国・インドにつぐ世界の成長センターとなる
    →特にベトナムのGDPは2050年にはフランスに迫ってくるとされている。

    1945年末時点の全IMF加盟国保有の金が「9億6500オンス」、うちアメリカが「5億7400オンス」保有。

    WW2開戦時の相場は1ドル4円25銭、戦後の占領政策開始時点で1ドル15円
    →その後戦後のインフレに伴い、円は減価。1945年に米の調査団が1ドル300円前後を勧告。
    →それを踏まえ、GHQが検討した結果330円が適性と判断し、最終的に余裕をもって360円になった。

    アメリカの相対的な力は落ちており、結果ドル安トレンドとなっているが、なんかんだでアメリカは世界TOPの力を持つ地位に変化はない
    →日本や中国の外貨準備の多くは変わらずドルで、今も増え続けている。
    →ドル基軸に大きな変化はなく、あと20年程は続く。

    円も中期的には円高ドル安の方向だと考える。

    元は長期的(10~30年後)にはドルに対して切り上がっていくのは間違いない。

    中国やインドはGDP総額は日本、アメリカを抜いていくが、一人あたりGDPは数分の一に留まると見られ、豊かさという点では追いつかない。

    日本は成熟した国なので、低成長なのは当たり前。
    国土は狭くても領海も含めば世界6位、安全だし寿命も長いし世界TOPクラスに恵まれた国。

  • 経済本はあまり読まない(新聞とネットで十分)けど、メディアに登場したときの榊原氏のコメントは分かりやすくいつも信頼している。この本も、アメリカ、アジア、欧州の経済の方向性や、彼が得意とするドル、ユーロ、円の将来の動向について彼の見解を示している。今ニュースになっているキプロス問題も予見しているようである。

  • 20○○年こうなるとか、××が破綻するとか、株式投資・外貨投資が市民権を得た昨今、そんな本をよく見るようになった。しかし本書の中でも少し触れられてるけど、そんな本が正しい経済学を用いているのかというと心許ない。いや、一方で伝統的な経済学がちゃんと日本経済の現実を説明できているのかというと、そちらも心許ない。

    榊原さんの言説はわかりやすく、その根拠もはっきりしている。元通貨マフィアとしての視座もあるけれど、ここ数年貫かれているのは東アジア経済統合の視点。一次産品や軽工業製品だけでなく、部品輸出や完成品輸出も含めて、東アジア・東南アジアの域内貿易は相当な規模になり、サプライチェーンというかエコシステムのようなものが息づいている。その成長する巨大市場にきっちりビルトインされているから日本は大丈夫、国内の低成長も成熟国家の証なのだから、という楽観論は、日頃悲観的な言説に振り回されがちな我々に優しく響く。政治的に統合を急ぎ過ぎた欧州の 蹉跌については、本書の指摘を待つ間でもないだろう。

    そうしてみていくと、最近流行りのリフレ政策も円高修正もTPPも、そんなに無理してやることですか?というやや懐疑的な結論になるのだろう。現状を悲観し過ぎて、焦る必要はないと。

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