医者が教える 人が死ぬときに後悔する34のリスト

著者 :
  • アスコム
3.16
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本棚登録 : 265
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776207856

作品紹介・あらすじ

明日死ぬかもしれない。そのときあなたは人生を後悔しない自信がありますか?たった一度の人生を、自分が納得し、満足して生きるための指南書。

感想・レビュー・書評

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  • 放射線や抗がん剤など、イメージがつきやすく読みやすかった。
    淡々と書かれていてあまり印象に残っていないが、医学的な内容の多い本だったので勉強にもなった

  • 統合医療という言葉をはじめて知りました。生きる理由を明確にする事が大切なのだと知り、やりたい事や目標を書き出してみようと思った。

  • 「病気になるのには原因がある」「それを取り除けば治る」という論調で語る。
    思い当たる原因がないか聞き取って(例えば○○に対して恨んでいたストレスだとか、寝る時間が遅かっただとか)、気づかせ改めれば改善する、と。
    そりゃ、100%病気になる心当たりがないです!と言い切れる人はいないでしょうよ。もちろん健康だろうと病人だろうと関係なく。
    死が差し迫っている人に、そんなことを聞かれ、あのときこうしなければと思わさせるストレスを受ける患者があまりにも不憫だ。
    病気になる『可能性』をあげるものはあっても、結局は運が悪かったから、としか言えないことが多いのに。
    そもそもエセ医療に騙されている人、看護する娘に苦労かける母、延命治療の有無を患者本人から聞かなかったなど、筆者から見て悲惨な事案リストであって、死ぬときに後悔するリストではありませんでした。
    何度も繰り返させるこの説が納得できないまま読んだせいか、心に響くものはなかった。
    (身体は温めろ、医者依存しすぎるな、夜早く寝ろ、セカンドオピニオンしろ、など言っていることは真っ当なものが多いですが)

  • 医者だからこそ感じ取れたことなのか…。
    凄く考えさせられました。

  • 『医師が教える 人が死ぬとき後悔する34のリスト』 川嶋朗

    入院中に、病院においてあった為、読むことにした。人生訓的な本かと思いきや、医師である川嶋氏がハーバード大学医学部を卒業した上で、出したご自身の統合医療に関する熱意を本にしたもので、医学的な主張が多い。西洋医学は、症状の直接原因を突き止めることが出来るが、それがなぜ生じているのかはわからない。それゆえ、症状の直接原因を抑える対症療法が西洋医学の限界であると主張する。
    例にすると、下痢の直接原因は炎症ということは検査でわかるが、なぜ炎症があるのかということは高度な病になるとわからない。西洋医学では抗炎症薬で炎症を抑え、下痢を抑えることができるが、そもそもなぜ炎症が起きたのかはわからない。
    こうした中で、筆者は東洋的な身心一元論のエキスを入れた統合医療を推進する。まず、病になった理由は、がんであれ必ずあるとし、その原因を、身体的なものだけに求めず、ストレスや心の状態なども含めて総合的になくしていくように努めるものである。病になった生活習慣やストレスのたまる物事のとらえ方などを根本的に直すことで、病にならない身体になる。身体は想像以上にブラックボックスであり、未だ医学的には証明されていない現象も起こる。精神的なしこりをなくせばがんが消えたなどの不思議な現象もあり、身心一元的に治療を行うことやアドバイスをして気分を変えるというアプローチへの一定の理解も求める。
    なお、エンディングノートや、生きる意味、人生の目標、そして、ひいてはどう死にたいかなどをしっかりと考えることで、クオリティ・オブ・デス(QOD)の向上を提唱する。

    今回、自分が大腸炎で入院したことは、身心共に身から出た錆であると痛感した。自分が死ぬとき、何をしたいのかなどを明確に考えておくこと、そして、病気に至った精神的な面でも修復するためになにが必要なのかを追求したい。ひとまず40歳までのライフプランを建てることが出来たことはこの入院の大きな収穫であったであろう。

  • 医者まかせの治療、セカンドオピニオンを受けなかった、主治医に遠慮をして転院をいいだせなかった、など主体的に医療にかかわっていないこと、そして、家族にありがとうを伝えていなかったなどその人の生き様などが後悔するポイントなのだなと感じた。

  • ・体温を上げることで免疫を高め、がんを防げる。おヘソ周り、腰、大腿部を特に温めること。冷たいものを食べたり飲んだりしないこと。体温を上げる努力をすること。
    ・人生のTo doリストを決めよう。やりたいこと、やるべきこと、できることの三つのカテゴリーで整理するとよい。
    ・毎日を問題なく過ごせることは当たり前じゃないと考えよう。感謝しよう、支えてくれる人に、家族に、先祖に。

  • 淡々と書かれているのでインパクトはそんなに強くないけど死ぬときにホントに後悔しそうなことが多い。

  • うーん。健康習慣をあまり気にしなければよかったと言っていた爺さんとか、どうせならドーナツ食べたかったと言った父とか、やれやれと言った祖母さんとはずいぶん違うなあ。でも、ともかくもリビングウイルを書くことにしましたよ。

  • 2017 1 8
    理想的な死はQOD(クオリティオブデス)の充実。QOL(クオリティオブライフ)を高く保ったまま死を迎えれば満足のいくQODになる。両者は常に隣り合わせ。

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著者プロフィール

医学博士。神奈川歯科大学大学院統合医療学講座特任教授。
北海道大学医学部医学科卒業。東京女子医科大学大学院医学研究科修了。ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院、東京女子医科大学などを経て現職。
冷え研究の第一人者。人の自然治癒力を高めることを重視し、現在は、近代西洋医学と補完・代替医療を統合した医療の教育を日本の医療系の大学で実践中。
主な著書に、『毎日の冷えとり漢方』(河出書房新社)、『心もからだも「冷え」が万病のもと』(集英社新書)、『死に方改革』(ワニブックスPLUS新書)など多数。

「2022年 『終末までの生き方。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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