「自己肯定感低めの人」のための本

著者 :
  • アスコム
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776210993

作品紹介・あらすじ

気づいた人から生きるのがラクになる!
あなたの心のクセ=ノイズを知れば、悩みは簡単に消えていきます。
8000人の心のクセを直してきた人気カウンセラーが、初めてメソッドを公開!

・すぐに不安になる
・人の評価が気になる
・何をやってもうまくいかない
「こんな自分ってダメだな」と思ってしまうあなた。
心のノイズに邪魔されています!

心のノイズは、今までの人生であなたの潜在意識の中で育った思考のクセ。
あなたが聞いたこと、見たこと、経験したこと、世間の常識やルール…そんなものが集まってできた無意識レベルの思い込みです。

この本を読めば、あなたが気づいていないノイズを見つける方法と、ノイズに負けない「ノイキャン体質」を作る1分エクササイズがわかります!

<あなたのノイズがわかる14タイプのノイズ>
①ダメ出しノイズ(自分は重要でないほうがいい)
②ありのままの自分封印ノイズ(自分のままでいないほうがいい)
③思考停止ノイズ(自分は考えないほうがいい)
④他人ファーストノイズ(欲しがらないほうがいい)
⑤謙虚謙遜ノイズ(受け取らないほうがいい)
⑥出ない杭ノイズ(達成しないほうがいい)
⑦石の上にも三年ノイズ(がまんしたほうがいい)
⑧他人がこわい裏切りノイズ(信用しないほうがいい)
⑨ちゃんとしなきゃノイズ(子どもでないほうがいい)
⑩幸福恐怖症ノイズ(幸せにならないほうがいい)
⑪完璧主義ノイズ(完璧でないといけない)
⑫タイムイズマネーノイズ(急がないといけない)
⑬おもてなしノイズ(喜ばせないといけない)
⑭ドMノイズ(努力しないといけない)

<1分でできるノイキャンエクササイズ>
「STOP(やめること)リスト」
テレビの「ながら見」禁止
インナーチャウチャウ犬
自分実況中継
自分司令官
絶好調ラベル
水洗メンタル法
やめてみる10秒瞑想
オセロ式メンタル反転法
ぺこぱ風セルフツッコミ

感想・レビュー・書評

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  • 自己肯定感とは「自分はありのままでいい、生きているだけで価値がある、という感覚」

    へー!そもそも自己肯定感という言葉の意味がよくわかっていなかった。この定義なら、私は自己肯定感低くないかもしれなぁ。

    しかし、心のノイズが増えていく原因として、親との関係が多く例にあがっており、では親は子に対してどう接すれば良いのかと不安になった。ありのままの我が子がかわいくて仕方がないが、躾も必要、それは心のノイズに繋がってしまうのでは。

    「心のノイズ」はあって当たり前だし、それが原因で無意識の内に悪い方向へ考えすぎちゃってるだけという事に気がつくことが大切。これはかなり納得!しかし親としては、子に蓄積する心のノイズを少しでも減らしたいと願うが、親と子の関係は切っても切り離せないものだから、それも仕方のない事なのかなぁ。

  • 私のメンタルノイズ
    01 ダメ出しノイズ
    02 ありのままの自分封印ノイズ
    03 思考停止ノイズ
    04 他人ファーストノイズ
    07 石の上にも三年ノイズ
    08 他人が怖い、裏切りノイズ
    09 ちゃんとしなきゃノイズ
    11 完璧主義ノイズ
    13 おもてなしノイズ
    14 ドMノイズ

    かなりあった。
    簡単には自分を変えられないけど、メンタルノイズという存在を知れただけで今は充分。
    どうこうしようという本ではない。
    メンタルノイズとは何か、という本。

  • これを読んで変われるのかと言うとどうなんだろうな〜、、
    確かに納得する部分も多かったし、自分がどのノイズを持ってるかもわかったけど、結局自分次第ってところだなと。

  • 自己肯定感を上げる!じゃないところがよかったです。
    自分の中のノイズに気づくこと。
    この本を読んでいる最中は気をつけたり、気が付けたりしたけれど、読み終わってしばらく経つと忘れてしまい、自分の中でノイズが発生していても気が付かないこともあります。
    自己肯定感は低いほうだと思うけど、ノイズに気づき、この本に書いてあるアドバイスを参考にして生きづらさを減らしていけたらいいと思います。

  • 自己肯定感を高めようと思わなくていい。必要なのは、良い悪いも含めて今の自分に納得する「自己納得感」だという書き出しからはっとさせられる。
    自己納得感が得られない原因は何か、自己納得感を得るためにはどうしたらよいかが、とても分かりやすい言葉で具体的に書かれている。

  • 仕事のミスや上司の指摘に悩んで
    あらゆることを悪いように捉えすぎてしまい、
    精神的に壊れてしまった経験があります。

    仕事が自分に合わない、上司と相性が悪いなど、
    理由は探せばあるけれど、
    過去にも同じように自滅的になってしまう場面が
    何度もあったことから、
    もっと根本的なところ、自分が病みやすい部分を
    どうにかした方が良いのでは?と思い、
    本書を手に取りました。

    自己肯定感の本には、
    「ありのままの自分を受け入れよう」
    「フラットに自分を見つめる」といった言葉を
    多く見ますが、
    出来ない自分をどうやって受け入れたらいいのか分からず、逆に辛くなるばかりでした。
    そもそも、自分のことが好きじゃない人に、
    自分を好きになるためのレッスンは
    ハードルが高すぎます。

    でも、本書の冒頭に書かれていた
    「自己肯定感よりも自己納得感。
    良いも悪いも含めて、今の自分に納得すること。」
    という言葉が、今の自分にしっくりきました。

    「肯定」という言葉に引っ張られて、
    自分を良いように受け入れるという感覚に
    違和感を感じていたのですが、
    「納得」という言葉には、
    良いも悪いも評価しない、というイメージが含まれている気がして、この言葉なら受け入れられそう、と思いました。

    幼少期の家庭環境や経験から形成された様々な思い込みや
    考え方、トラウマのように根付いてしまった癖を、
    この本では「メンタルノイズ」という言葉に
    置き換えて説明してくれています。
    そのメンタルノイズが、自己肯定に深く関わっているため、
    まずはメンタルノイズの存在をしり、
    自分の思考の癖とどう向き合うかが大切なのだと説いています。

    メンタルノイズの例をいくつか挙げられていますが、
    これまで自分の性格だと思っていたことが、
    メンタルノイズのせいだったかも、と気づくだけでも、
    心が少し軽くなりました。

    ダメ出しノイズ、他人ファーストノイズ、ちゃんとしなきゃノイズ、幸福恐怖症ノイズ、完璧主義ノイズ、タイムイズマネーノイズ、おもてなしノイズ・・
    ほぼ全てのノイズが自分に当てはまったのですが、
    思い返すと、干渉や躾が厳しい親の元で、
    長女としてあらゆるプレッシャーや責任を感じながら
    生きてきたので、こうなるのも無理もないのかな、と
    思い当たる節が沢山ありました。

    自己肯定感を上げるためにはどうしたらいいのか。
    自分を認めないと、次に進めない、と常々悩んでいました。
    自分の欠点を洗い出して、改善策を何度も考えては
    別の欠点が現れて、また考えての繰り返しで、
    いつまでも自分に自信が持てず、ずっとしんどかった。

    でも、それもこれも、メンタルノイズに冒されている部分が
    あったのかもしれない。
    決して、全て私自身が悪いわけではない。

    自分を根本から矯正するのではなく、
    変えられない過去とそれによって出来上がった自分とうまく付き合うためには、さてどうしようか。

    ・・という発想が、初めて出てきた気がします。
    それだけでも、大きな収穫だったなぁと思います。

    だけど、
    自分を責めてしまうのには、
    自分の無意識の部分、「潜在意識」が深く関わっており、
    一朝一夕では解決しない問題です。
    潜在意識に刻まれた考え方の癖や思い込みを、
    「自己認知」「メタ認知」を通じて見つけ、
    楽にする考え方を身につけることで、
    やっと、自分を受け入れられるようになる。
    道のりは長そうですが、
    ちょっとでも心が軽くなる考えや習慣を身につけるためには、
    こういったわかりやすい、受け入れやすい本を
    沢山読むことが案外効果的かもしれませんね。

  • 人はなにかあると落ち込みやすい。
    常に100%前向きなんてスーパーマンじゃなきゃ無理だ。無理してると長くはもたない。


    自己肯定感は高めようなんて思わなくていい、前向きにあきらめるのも自分らしく生きること。
    ありのままに生きることは、自分のダメなところも認めてあげること。

    この言葉に救われる人はたくさんいるだろう。
    この本は、理論というより実践の本。
    自分のメンタルノイズを知って、自分に合ったエクササイズをしていこう。

    あと、筆者の優しさに沁みる。
    ありがとうございました!

  • 自己肯定感は決して高いとは言えない人間である。
    毎日のようにしにたいだとか消えたいだとか自己の無価値感に苛まれ続けて15年以上。
    30代もそろそろ後半に差し掛かり、人生に嫌気がさしているというかこのままでいいのかと自問自答。
    いや、よくない。自分を変えるか死ぬかである。
    死にたいと思いながら生きてきたけれど、まだまだお迎えは来なさそうなので、今後は自分を変える方向で頑張ってみるかと最近は珍しく前向きになっている。

    そして手に取ったこの本。
    ひねくれ者の自分、どうもこの手の自己啓発系は素直に読むことができないので図書館本である。(申し訳ない。)

    書中で挙げられている14個のメンタルノイズ。自分が当てはまるものを数えてみたところ半分以上あった。

    1.ダメ出しノイズ → 自信がない(人前で話すのが苦手・小さなミスを一日引き摺る・責任ある立場を避けたい)

    2.ありのままの自分封印ノイズ → つい人と比べて凹む(SNSで人と比べて凹む・頑張ってるのに他の人の方が評価されていると感じる・身近な人のいい報告を素直に喜べない)でも自分軸はないことはないかな。ありのままの自分を出せないことはないな。

    3.他人ファーストノイズ → 言いたいことが言えない(自分の欲求を出して自由に生きている人を見るとイライラする・他人優先で考える)他人には必要以上に親切にしてしまう癖はあるかも?その反動か仲良くなった人にはわがままになるな。
     
    4.謙虚謙遜ノイズ → 認めてもらえない、評価されない(潜在意識の中では愛情や賞賛を素直に受け取れない)

    5.石の上にも三年ノイズ → 頑張っているのに報われない(会社の業績が悪く先行き不安)これはノイズのせいなのか…?

    6.他人が怖い、裏切りノイズ → 人付き合いが苦手(人との適度な距離感がわからない・親密になると自分から壁を作る・人に仕事を任せるのが苦手)

    7.ちゃんとしなきゃノイズ → うまく人に頼れない・人に気を遣いすぎて疲れる(人に頼るのが苦手・簡単に人に助けを求める人やわがままな人にイライラ・人の面倒ばかりみてるのに報われずいつも自分が損をする)長女だからなぁ。性質だと思う。でもコンビニのレジで少し愛想を悪くするのはできそうにない。

    8.完璧主義ノイズ → 行動力がない、やる気が出ない(アカウントを作ったのに結局…嗚呼pixivやはてなブログその他のアカウントたちよ…( ノД`)・失敗したくない・買って満足・準備ばかりで進まない)

    9.おもてなしノイズ → 人の評価が気になって仕方ない(自分の一挙手一投足で嫌われたかもと被害妄想・自分を犠牲にして他人を喜ばせる・ちょっとした表情が気になる)仕事関連で関わる人に対してかなりその傾向にある。退去者の原状回復費用を肩代わりしたり。が、仕事関係ない人はそうでもない。

    結構当てはまるなぁ。
    厳しい母親のもとで育った事、長女である事は間違いなく影響しているな。恐るべしマインドセット。
    しかし本書終盤でメンタルノイズの素は自分を守るためにつくられたともある。幼少の頃、周りの大人に怒られないように。ほめてもらえるように。大人になった今は邪魔ばかりする存在だがかつてはこれだけのメンタルノイズに守られていたらしい。
     
    人は1日に約6万回もなにかを考えており内8割がネガティブな事、しかもネガティブな感情の感染力はポジティブな感情の7倍も強いという心理学の研究結果があるとか(177頁より)

    ゾッとする。
    何年も何年も私は自分で自分を洗脳していたのだ。

    とはいえメンタルノイズをすぐに出さないようにするのは難しい。
    ノイズが出た時のためのノイズキャンセル方も紹介されている。
    心に『インナーチャウチャウ犬(被害妄想が始まったら即座に“ちゃうちゃう!と否定してくれる存在:脱中心化”)』と『インナー舎弟(些末な事でも賞賛してくれる存在)』をおくこと。

    好調なところを探してラベリングする『絶好調ラベル』(不調な時に「頭が痛い」とか「気がのらない」とか考えてしまうのと同じように、「胃の調子がいい!」「頭が切れる!」などと好調なところも併せて確認する)
     
    よく言われているように要は考え方の癖の問題なのだろう。
    上手くいかずに悩んだら取り敢えずはメンタルノイズのせいにする。
    責める対象を自分ではなくノイズにして、自分責めのループから抜け出す。

    さて、私にはメンタルノイズを手放すことができるだろうか。

  • 自己肯定感そのものより、自己肯定感を大きく左右するメンタルブロック、そしてその原因となるメンタルノイズについて詳細に解説してある。
    200ページ程度なのに大きい文字、広い行間、(魅力の無い)イラストで、読む気がさほど起きなかったのだが、メンタルノイズの種類や幼児期での発生原因などは思い当たることもあり、大いに参考になった。

    とても平易な文章ではあるが、深い事も多く、これは自己肯定感について知る入門編としても、深い自己認知のためにも大いに役に立つのでは。

  • 言葉はわかりやすいけど、ちょっとメンタルノイズの種類とか多すぎて、自分を内観するは大変かなって
    思いました。
    でもなんとなく本書でいいたいことはわかったので
    さらに分かりやすくしてくれるとみんなもとっかかりやすいんじゃないかと思いました。
    自己肯定というより自己納得感というところとできなきことは自分がやりたくないことというところが目から鱗の気付きでした。

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著者プロフィール

これまで8000人の悩みを解決してきた「メンタルノイズ」カウンセラー(心理カウンセラー)。
1970年、大阪府出身。早稲田大学中退。両親の離婚、熱中していたスポーツの挫折、就職の失敗などを経てノンフィクションライターとして成功をつかむものの、激務でダウン。過労死寸前まで追い詰められ、入院生活を送る中で心理療法と出会って人生が激変。「なんのために生きるのか」を模索した末に、心の風邪薬のようなカウンセリングを提供したいという想いから、カウンセラーになる。
カウンセリングには、著名な精神科医やスピリチュアリスト、占い師などに相談しても結果が出なかった人が殺到。すぐに実践できるワークと、論理的なセッションで好評を博している。
著書に『「自己肯定感低めの人」のための本』(アスコム)、『「自己肯定感低めの人」が幸せになるワークブック』(宝島社)、『仕事関係からプライベートまでスッキリ! 「自己肯定感低めの人」の人づきあい読本』(大和出版)。

「2022年 『なぜ、あの人には何でも話してしまうのか 心理カウンセラーのすごい「聞く技術」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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