- Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
- / ISBN・EAN: 9784776400813
作品紹介・あらすじ
こわいもの知らずの小さな女の子、マドレーヌが、2列になって暮らす12人の女の子たちのひとりとして私たちのまえに登場したのは、1939年、アメリカでのことでした。その後のシリーズを通じて、マドレーヌはさまざまな冒険をし、ミス・クラベルを心配させ、同時にたくさんの人たちに愛されてきました。でも、マドレーヌはそのアメリカには一度も行ったことがありませんでした…これまでは!マドレーヌが生まれて60年を経て、すばらしい一冊ができあがりました。この本では、はじめてマドレーヌの苗字があかされます。みなさんはマドレーヌたちといっしょに、馬の背に乗ったり、世界でいちばん立派なお店をたずねたり、さまざまな体験をするでしょう。そして最後には、マドレーヌの未来も、ほんのすこし垣間見ることになるでしょう。『はくしゃくとくつしょくにん』は、貧しいくつ職人一家のクリスマスにおこった、すてきなハプニングのお話。『サンシャイン』は、へんくつで気むずかしい家主と、彼のところへ部屋を借りにきた老婦人との間におこったひと騒動。
感想・レビュー・書評
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自分が読んで面白い
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未完に終わったベーメルマンスのマドレーヌを彼の孫が完結させた作品群
やっぱりベーメルマンス節みたいの分かってるんだな -
マドレーヌちゃんたちご一行がテキサスへ行きます。
いつもと違う、テンガロンハット&ウエスタンブーツ姿がかわいい! -
もともとのマドレーヌのパリでのお話はまだ読んだことはないが、とても読んでみたくなった。
マドレーヌや他の11人の少女達の表情などがとてもコミカルで微笑ましい。
これはアメリカが舞台となったマドレーヌのお話に加え、他の短編?が二作品収録されている。『はくしゃくとくつしょくにん』『サンシャイン』どれもアメリカの象徴的な風景が描かれている。どれも劇画風なコミカルタッチでありながらどこかシニカルな印象の絵に加え、ストーリーはどれもこれも冬の寒さを温める暖炉の火のような温かさを含んでいる。
金持ち層をシニカルに描写しつつ、慎ましく、楽しく、助け合い、賢く暮らす喜びが語られている。恐らく、作者が生きていた時代背景が描かれているのだろう。
慎ましく楽しく肩を寄せ合い暮らす
そんな言葉が頭に残る一冊だった -
マドレーヌはかわいい。
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ルドウィッヒ・ベーメルマンスの孫・ジョンが、祖父の「テキサスの、マドレーヌのクリスマス」(未出版)をもとに、いくつか背景を描き足して仕上げたもの。
マドレーヌのほかに、「はくしゃくとくつしょくにん」「サンシャイン」というクリスマスを舞台にした物語も収録されており、クリスマスにぴったりの一冊に。
「アメリカのマドレーヌ」
マドレーヌの曽祖父が亡くなり莫大な遺産がマドレーヌに!遺言状を聞くためにミスクラベルと寄宿学校の仲間達11人も一緒にパリから出てテキサスへ!
馬に乗ったり、鉱山を見たり、デパートにいったり。なんとヘリコプターまで出てきたりして。今までのパリが舞台のマドレーヌとは全然雰囲気が異なります。
もちろんマドレーヌたちは可愛いけれど、今回はテキサス案内という感じがメインだったので、やっぱりいつものパリのマドレーヌが懐かしいです。マドレーヌにはパリがお似合い!(と思います)
ニューヨークが舞台の「サンシャイン」も良かったです。
サンシャイン氏はアパートを貸し出すもうるさい条件をいっぱいつけます。ある日品のい老婦人がやってきて彼女の物静かさが気に入ったサンシャイン氏は彼女に部屋を貸すことに。ところが彼女は実は音楽教室の主催者だったから、うるさくってさぁたいへん!
という感じで始まるほんわかした雰囲気のお話。ニューヨークの景色も楽しめて良かったです。
ちなみに翻訳は江国香織さんです。
2009年9月9日読了 -
「マドレーヌ」シリーズを
新たに編集しなおした本みたいだが、
古い「マドレーヌ」シリーズを
気に入っていたので、
ちょっとがっかりさせられた。
編集のせいなのか、
ここに出ているお話の絵が
たまたまそうだったのか、
なんだか迫力に欠ける気がした。
(2008年7月 図書館) -
このシリーズで知っているのは『マドレーヌのクリスマス』だけなんだけど、話の雰囲気が違いすぎるような。少々期待はずれデシタ。サンシャイン氏の話のほうが面白かったけれど、娘にはまだ難しい。(2007-07-28L)
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江國香織さんの訳の絵本を探しては、図書館で借りていた頃があった。この本は出たばかりの頃に、子どもにせがまれて、たしか買った。江國さんのエッセイから入っていった、小説も少し読んだ。そして絵本の翻訳。最近は、あまり読んでいないのでエラソーなコトは書けない。
著者プロフィール
ルドウィッヒ・ベーメルマンスの作品





