- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784776401698
作品紹介・あらすじ
森のおくに、家が2けんたっています。赤い屋根の家には、にわとりがすんでいます。青い屋根の家には、だれもすんでいません。ある日、外に出たにわとりは、びっくり! となりに誰か引っ越してきたようです。ところが、おとなりさんは、なかなか姿をあらわさず……。正体のわからないおとなりさんとのすれちがいが楽しい絵本です。
感想・レビュー・書評
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おとなりさんとのすれ違いにハラハラドキドキ…!
その理由にあっとびっくり、でも大納得。
オトナにも子どもにも、グサグサといろんな部分が刺さりまくる!
最後にはほっこり、とても大事なことを教えてくれる絵本。
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にわとりさんのお家の隣には、空き屋が一軒ありました。
気ままな一人暮らしもいいけれど、ひとりも退屈になってきた頃、空き屋にどなたか引っ越してきた様子です。
喜ぶにわとりさんでしたが、何日経ってもそのお家から誰もでてきません。
それには理由があって…
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にわとりさんは優しいので、「引っ越しの挨拶に来ないなんて、失礼なやつ!」なんてことは思いません。
会えるか楽しみに、家のまわりをうろうろしてみても、隣の家のひとに会えなくて、普通ならしょんぼり…と思いきや、にわとりさんは会うための行動を起こすところがすごく素敵です。
しょんぼりするのもいいけれど、ずっとしょんぼりしていても何にも解決しませんものね。
それに、相手の状況がわからないのに、勝手にマイナスの想像をして相手にレッテルを貼りがちな人間としては、にわとりさんの行動はなかなかにグサッと刺さります。
にわとりさんとおとなりさんの言動を見ていると、思いやりってこういうことなのかな、相手とのほどよい距離感の取り方ってこういうことなのかな、と思えてきます。
オトナにも子どもにも、刺さるものが多い、とってもオススメな絵本です。
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絵は、見てすぐわかる高畠純さんによるものです。
子どもが小さい頃、高畠純さん作の「わんわん わんわん」には大変お世話になったこともあり、絵を見てとても懐かしい気持ちになりました。
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結美子、保育園のお気に入りの絵本
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気ままに暮らすにわとりの、おとなりに引っ越してきたいきもの。
あいさつに行きたいのに、いつもいつも、留守。
一緒に遊びたくなって、ついにお手紙をドアに貼り付ける。
昔からあるコミュニケーションツール、いいですね。ほっこり。 -
2022.10.14 2-3
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小1娘が幼稚園の頃から何度も読んでいます。
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森の奥で暮らすにわとりさんの家の隣に引っ越してきた住人…。すれ違う理由に納得。伝言板でやりとりするのかわいいなあ。サングラスすれば、にわとりさんはお隣さんと遊べるようになれるかな?
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2歳9ヶ月
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知らない人に話しかけるのも、勇気。自分の価値を信じるのも、勇気。勇気とは、相手のことを思うこと。そうやって、うまくいかなかったら、それでもいいじゃないか。たぶん、私よりも、もっともっと苦しくて、不安なのだと思うから。
積極的な勇気もあれば、消極的な勇気もある。どちらも必要とされる決断。なら、飛び込むしかない。勇気!!