マドレーヌのベーメルマンスの作品。
2010年に発行されたが、原作は1959年のもの。
「きつねのかぞくのおはなし」という副題がついている通り、きつね狩りについてきつねのおかあさんがこどもたちに話を聞かせているということ。
文章の部分は、フォントの違いで表現されているように、二部構成だと思う。
英国の一般的なきつね狩りのことと、おかあさんきつねがこどもに話をしている部分。
訳が気になったのは~3点
*おそとでのおたのしみ 「お」重ねすぎじゃないかな?
後のこどもの台詞の「おそと」はよいとしても、区別する意味で「そと」としてもいいのではないかな?ちょっと読みづらいような気がするんだけど、わざと?
*「子供たち」は漢字にしなくてもいいのに。なんだか汚いけれど、たぶん文字数を気にしてのことかもね。「よくお聞き、子供たち。」のところで、でも漢字にすると違和感があるな。
*「理由(りゆう)」~わかちにしているから、読めると思うけれど、その前の「みんなが」「こう言う」に続けて読むときに、ひっかかるような気がする。
これらはいずれも声に出して読んだときに、気になること
絵はだいたんで、ゆるやかな線で朝一番から夕暮れまで描かれている。すみずみまでユーモアに溢れて楽しい
ホリディ・ハウンズ
ハウンズグループ
テリア種を除いた獣猟犬をハウンドと呼ぶ。
人間が犬の価値を見い出したのは、犬の狩猟能力によるものと思われる。 人間と猟犬の関係は、他の動物界では見る事のできない利益関係にあるといえる。
フランスやイギリスの社交界では古来、鹿やキツネ狩りが大流行し、狩猟には一定の儀式や服装、マナーが要求されるまでになった。ハウンドによる獣猟は、猟犬が獲物を捜し出してハンターに射撃させる方法と、馬に乗ったハンターが多くの猟犬を引き連れて猟野をめぐり、犬に獲物を捕獲させる方法がある。
ハウンドは嗅覚ハウンドと視覚ハウンドに分けられる。嗅覚ハウンド(セント・ハウンド)に属する猟犬はビーグル、ブラッド・ハウンド、ダックスフント、フォックス・ハウンド、エルク・ハウンドなどで、嗅覚がよく発達し、地面に低く鼻をつけて臭跡をたどるタイプである。 主として鹿狩りに使われたブラッド・ハウンドは、傷ついた鹿が遠ざかるのを別の獲物に気を取られる事なく血の臭いを頼りにどこまでも追跡する能力を持っている。視覚ハウンド(サイト・ハウンド)に属する猟犬はアフガン・ハウンド、ボルゾイ、グレー・ハウンド、サルーキー、ウルフ・ハウンドなど長肢の大型犬種で、獲物を視力により発見し高速で追走して捕らえるタイプである。
日本原産犬種の多くは獣猟犬で、分類上はハウンド(嗅覚ハウンド)に属すものであるが、日本原産犬グループを設けて分離している団体もある。 ハウンド・グループの犬種の内、グレー・ハウンドやウィペットはドッグレースで使用するために改良されて来た。 スタート位置の、犬を入れた箱の扉を一斉に開け、ウサギの肉片(臭い)を付けた模型を機械的に動かして追跡させる形でレースが行われる。観客は犬券を買い、競馬同様に賭けて楽しむ。ドッグレースには短距離走に適した瞬発的な速さが要求される。競走距離は約500mで、時速にして約60kmのスピードで競われる。ドッグレースは我が国では、許認可の関係で実現していない。