- 本 ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784776404361
感想・レビュー・書評
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4分
テンポよく楽しく読める本でした。
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2012年7月1日
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鬼の子たちがいろんな神様に力をもらう
龍神とか山神とかべろべろさまとか(なんだそれは) -
ドンドンドン ドデカデン
おなかの底まで響くリズミカルな音は、
鬼の子たちがたたくまつりの太鼓。
ページをめくるごとに
何匹もの小さな鬼の子たちが太鼓をたたいて登場します。
とうさんおにのいいつけで、
太鼓をたたいていろいろな神様から、
力をわけてもらうおにの子たち。
表紙は宇宙を思わせるデザインです。
祭りや昔話の幻想が
絵本の中でダイナミックに表現され、
ドンドンドン ドデカデン
というリズムとともに、印象深い余韻を残します。
ストーリー的には短いものですが、
登場してくる龍神や山神様など
昔話にでてくる偉大な神様たちの迫力と、
色とりどりのおにの子たちが、
絵本からとびだしてくるさまが、とても楽しい絵本です。
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まつりのたいこだ ドンドンドン
なみといっしょに ドデガデン
おにまつりの日。
子鬼たちが太鼓をたたくと、海からは龍神、野原にはべろべろ、山には山神、森には黒魔人が出てきて子鬼たちに語りかけます。一緒に遊び、力をわけてもらう子鬼たち。
とうさん鬼も加わって、天に力強いたいこが響き渡ります。
和紙のコラージュを取り入れたダイナミックな絵はとても魅力的。でも表紙を見ただけでは、これほど子供たちがはまるとは思いませんでした。
一見怖そうにみえて愛情たっぷりのユーモラスな神様たち。おちゃめでいたずらな子鬼たち。耳に残るリズミカルな詩。不思議な世界にひきこまれるとても壮大な絵本です。