これは本

著者 : レイン・スミス 青山南

• ビーエル出版 (2011年4月1日発売)

作品紹介・あらすじ

パソコンがとくいなロバくんと、本がだいすきなサルくん。本を知らないロバくんは、サルくんに本の使いかたを聞きます。「どうやってスクロールするの?」「マウスはどこ?」そしてついにサルくんの本をのぞいたロバくんは…。

感想・レビュー・書評

[翠さんの感想 · 2023年12月29日]

いつかこんな時代が来るのかも！？って怖くなった。
紙の本は絶対必要！
どんなに時代が変わっても紙の本は無くしてはいけないなと思う。

[円軌道の外さんの感想 · 2012年7月10日]

2011年発表。


う〜む、これは深い！


変わったタイトルに惹かれて
手に取りました。

ユーモアたっぷりだけど
少しシニカルな目線で、
『本』とは何かを浮き彫りにする
大人も考えさせられる絵本です。


パソコンが得意なロバくんが
本が大好きな
サルくんに問いかけます。


それって
どうやってスクロールするの？

マウスはどこ？

パスワードは？

ブログはしてるの？



初めて本なるものを見たロバくんは
興味津々で、
有り得ない質問を
投げかけてきてばかり(笑)



でも何百年後の未来には
こういった光景も
あり得るのかなぁ〜(^_^;)
(本好きの自分からしたら
ホラー並みに恐ろしい話です！)



そうならないためにも
自分は本のいいところ、
紙の媒体の素晴らしさを
あとの世代に
バトンできるよう
熱意を持って伝えていきたいです。


たった何百円かで
今の自分ではない違う自分になって
(主人公になりきって)
様々な人生を味わえるし、
現実逃避させてくれるものなんて
そうそうないです。


しかも限定されてないので、
音や情景を
自由にイメージできて
想像力を養ってくれるし
考える頭を作ってくれる。


それにWeb本では味わえないもの。

あの『めくる』という作業と、
あの四角いカタチと、
質感と匂いと重量感があるから
本は記憶に残るのだし、

ずっと本は
本という形のままで
生き残ってきたんやと思います(o^-^o)



もし本が絶滅した未来に
自分が生きていたなら、

幻の『本』という存在を追い求める
ブックハンターになって(笑)、
世界中の本を集めまくって
また世界中に放つなぁ〜(^_^)v


自らお尋ね者になる覚悟で
有り金はたいて
まずは紙を作って、

その紙を使って
本を書いて
闇で売りさばいてもいいし(笑)


とにかく
どんな世界になっても
そう簡単に
本は死んだりなんかしない。


手に入らないようになれば
余計に欲するのが
人の常。


ブクログに集まる
沢山の人たちが
本好きで
紙の質感や紙の匂いに
心躍る限り、

紙に記された
言霊たちも
いつまでも生き延びるのです。


そう信じてます！

[円軌道の外さん · 2012/12/01]

うわぁ〜ん(泣)(≧∇≦)


そんなに気にかけてくれてたなんて
またまた嬉しいことを…(T_T)


いやぁ〜
夜勤続きの上、
休みナシで１ヶ月以上働いてたので
肺炎からウィルス性の胃腸炎になりまして、
出張中に福岡で倒れたんです(>_<)


入院して落ち着いてきたと思ったら
その後、腎臓結石が見つかり
もうてんやわんやでした(汗)(^_^;)



いやいや、沢山コメント頂いてたのに
みんなに返してなかったんで、
ご挨拶に追われております。


もう元気ハツラツで
子供のように走り回ってると
娘さんにもお伝えください(笑)

今晩レイトショーで
エヴァの映画観て、
明日から仕事も再開します(^_^)v

[まろんさん · 2012/12/02]

肺炎に胃腸炎に腎臓結石って！
ひとつだけでも大変なのに、そんなことになっていたとは。。。
でもすっかり回復して、もう子供のように走り回っているなんて
さすがにいつも身体を鍛えている円軌道の外さん！

娘に「円軌道の外さん、きたーーー！」と報告したら
「いえーい！復活だー！」と、右手を高く振り上げて喜んでおりました（笑）
ほんとに、よかったよかった♪

[円軌道の外さん · 2012/12/05]

まろんさん、
優しい言葉ありがとうございます！

若いつもりでいたけど
人間見えないところで
ガタはきてるんやなぁ〜って
今回ばかりは
思い知らされましたよ(笑)

今年は肺炎や胃腸炎が
大流行してるみたいなんで
まろんさんも
お気をつけくださいね！


自分は
落ちに落ちた体重を取り戻すべく、
カツカレーてんこ盛りと
牛丼特盛り
食べてきました(笑)(^_^)v


ぷはーっ！

[しをん。さんの感想 · 2012年12月5日]

図書館に、行くと「話題の本」のコーナーにあったので、借りてみた。


今は、色々と技術が発達して本も紙の本ではなく、「電子書籍」になっている。
確かに、流行に乗りたいからクリスマスに電子書籍を買おうかとも検討していた。

しかし、この絵本を読んで考え方が分かった。

パソコンがとくいなロバくんと、本がだいすきなサルくん。
本を知らないロバくんは、サルくんに本の使いかたを聞きます。
「どうやってスクロールするの?」「マウスはどこ?」
色々聞くけれど、そんなものあるはずない。
そしてついにサルくんの本をのぞいたロバくんは・・・。
一気に、ハマってしまったようで、サルくんに本を返してくれない…。


そんな、シンプル内容だからこそ「紙の本」の意味を改めて知ることになった。


私も、どっちかというと紙の本が好き。

本屋さんに、山積みにされている本。
平積みにされるまでの道のり。

古本屋さんや図書館の本も好きだ。
だって、前の所有者の人のメモ書きや、栞が入っているから。

匂いや、紙の触り心地(質感？)が好きだから。

人それぞれの「思い出」が詰まっているから…。


確かに、電子書籍に比べると場所も取る。
しかし、本棚に今まで読んだ本を並べて見るのが好きだから。


だから、私は紙の本が好きだ。

[まろんさん · 2012/12/06]

私も、だんぜん紙の本が好きです！
本棚に並べた、お気に入りの本のそばを通るだけで幸せな気分になりますよね♪
表紙カバーをめくったら、思いがけない表紙が現れたり
古本にはさまっていたメモから、知らなかった素敵な本に巡り会ったり。
やっぱり、触って、抱きしめて、ちゃんと「ここにある」って思える本が好きです(*'-')ﾌﾌ♪

[しをん。さん · 2012/12/06]

ですよね~♪
まろんさんも同じ気持ちでよかったです（●＾o＾●）
表紙も好きですが、カバーを外した時の遊び心が好きです(笑)
図書館で専ら借りる私は、カバーを外すことができないので上から覗いて一人、中の絵をわくわく想像していますヽ(^o^)丿

[soさんの感想 · 2020年11月13日]

本はパスワードもないし、充電もしなくていい。

[ひとこさんの感想 · 2020年9月21日]

今の時代は本がまだまだ強いけど、いつかこの絵本のようにアナログが珍しいものとなってしまうのだろうか。
そしてこの本はどの層に向けたものなのだろう。

[やんぜらさんの感想 · 2013年4月21日]

久しぶりに絵本を読んだ。
最高に面白かった！
家族にも好評で、絶対買おうと思ってる。

[はまだかよこさんの感想 · 2011年8月20日]

レイン スミス 　作
青山 南 　　訳
BL出版 (2011/04)


くっきりシンプルな線のイラスト
ストーリーがこれまたおもしろい
そう遠くない未来現実に？
なんて思わせてくれる内容です
電子書籍がごく普通になるでしょうから
ロバくんとサル君の軽妙な会話
二人はいたって真面目です

愉快でピリリとしたすてきな絵本に出会いました

≪　本なんて　でもやっぱり　本なんだ　≫

[海と青硝子さんの感想 · 2023年7月10日]

ロバくんのような人が、これからますます増えていくのかな。デジタルに馴染んでいる人でも、紙の本の魅力を知ることはいつでもできるという希望はありますよね。

[やぎさんの感想 · 2023年4月23日]

ロバくんとサルくんのやりとりが可愛く面白い。
ロバくんのような子が今の時代にはいるのかもしれないと思うと、とても考えさせられる今時の絵本な一冊。
小2長女、年中次女の姉妹は2人のやりとりが面白くお気に入り。

[saya_blossomさんの感想 · 2018年11月12日]

パソコンしか知らない子が
本好きの子にトンチンカンな質問をする

意図はわかるし、いいんだけど
なんだかしっくりこなかった〜

著者プロフィール

絵本作家、イラストレーター。主な作品に『めがねなんか、かけないよ』『おおきなペットたち』（ともにほるぷ出版）などがある。いままで、ブラチスラバの金のリンゴ賞、銀のトチノキ賞、イラストレーターズ協会の銀メダル、その他いろいろ、金や銀のなにやかやをもらっている。もしイラストレーターになっていなかったら、きっと、丸太小屋育ちの大統領になっていた。

「2019年 『くさいくさいチーズぼうや＆たくさんのおとぼけ話【新版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」