かあさんのしっぽっぽ (おはなしいちばん星)

著者 :
  • ビーエル出版
3.56
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本棚登録 : 381
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (92ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776406020

作品紹介・あらすじ

こわーいおこり顔のかあさん。ふうっと、かあさんの顔がキツネに見えました。もしかしたら、かあさんは、このキツネに食べられてしまったのかも…いそがしいかあさんと結衣とのすれちがいとふれあいをあたたかくユーモラスにえがきます。低学年向け。

感想・レビュー・書評

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  • 和菓子屋のおかみさんで毎日忙しいお母さん。
    怒り顔で、娘にあれやって、これやってと指示をする姿がまるで自分のよう…!!ひいいぃぃぃ
    娘が読んだら出だしから私を思い浮かべるんじゃないかと恐ろしい。毎日気をつけよう。

  • お母さんがきつねになってしまったと思い込む結衣ちゃんの気持ち、わかるなぁ。
    こわいお母さんは本当のお母さんではない、と思っていた時期があるからでしょうね。でも、厳しさの中にある、本物の優しさに気づいていくのですよね。
    最後、ホッとしました。そして、結衣ちゃん、よくぞ言い返した!と思いました。

    結衣ちゃん宅のお風呂、絵も素敵で、私は入ってみたいです。豆大福も食べたいわ!

    作品からの抜粋
    ・「かあさん」結衣の目からなみだが、ぽろぽろこぼれました。ずいぶんひさしぶりに、かあさんとよんだ気がします。
    ・「いたくない、いたくない。大福がいっぱいあって、かわいい結衣がいて、かあさん 今 最高にしあわせだぁ」

  • ねじり鉢巻きをささっとやれる小学生は確かにあまりいないだろうなあ。
    ケーキ屋さんのお子さんが、ただの嫌な子のまま終わってるのがちょっと残念かな。
    どう表現するにしても、自分の家の仕事に誇りを持ってる、そして誇りを持てる親がいるということは素敵なことですね。

    忙しさに心を亡くさないようにしたいな。


    青少年読書感想文コンクールの課題図書です。
    家の仕事、親の仕事、友達との関係、キツネ、新しいもの、古いもの。
    題材は豊富です。
    そこから何を感じ、どうまとめるか。
    自分自身の親との関係との対比など、感想文を書きやすい本じゃないかと思います。

  • とにかく全部中途半端。
    いろいろな要素が出てくるけど何一つ回収されない。
    へたな体言止めの多用も気になる。
    本当にこれがプロの作品だろうか?

    あー、もういったいなんなの。どうしてこんな本を読まなきゃならないのか腹たってくる。

  • 「こわーいおこり顔のかあさん。ふうっと、かあさんの顔がキツネに見えました。もしかしたら、かあさんは、このキツネに食べられてしまったのかも…いそがしいかあさんと結衣とのすれちがいとふれあいをあたたかくユーモラスにえがきます。低学年向け。」

    結衣とおかあさんがお風呂に入るシーンがよい。
    いい家族だな。

  • 図書館本。長女の「面白いよ」が出た本。和菓子屋の結衣はケーキ屋の甘美に妬ましさがあり。学芸会での配役から、ちょっと突っかかるものを感じています。

  • ケーエキやさんの子どもはちょっとやらしいなぁと思った!

  • ゆいちゃんとお母さんの関係が変化していくところが面白かったです。お母さんが、怒ると怖いと言う人にオススメです。【小4】

  • 和菓子屋VS洋菓子屋

    という構図だけではないのでしょうが、子ども同士も対立して書かれているのは確かにちょっと残念かも。

    今の子には、五右衛門風呂の説明をしてから読ませたほうがいいかな。

  • 働くお母さんと娘の関係って、こうだよなぁ。共働きの家で育ったので、話を聞いてくれるのは祖母だった。家族が暮らしていく為に共働きだった訳で、両親には感謝しかない。お母さんっていいなー。

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著者プロフィール

ノートルダム清心女子大学人間生活学部児童学科教授
児童文学作家・児童文学者
保育園・幼稚園・図書館・児童養護施設・老人保健施設・刑務所など様々な場所で絵本の読みあいを続ける。
『チャーシューの月』(小峰書店)で,日本児童文学者協会賞。
「長期入院児のための絵本の読みあい」(西隆太朗と共同研究)で,日本絵本研究賞。
『あららのはたけ』(偕成社)で, 坪田譲治文学賞。『こくん』(童心社)でJBBY賞。
主な著書に、『感じあう 伝えあう ワークで学ぶ児童文化』『「こどもの本」の創作講座』(以上、金子書房)、『保育をゆたかに絵本でコミュニケーション』(かもがわ出版)、『幼児理解と保育援助』共著(建帛社)など。

「2024年 『立ちあう保育 だから「こぐま」にいる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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