- 本 ・本 (24ページ)
- / ISBN・EAN: 9784776408383
作品紹介・あらすじ
かめきちは、だんなのお気に入りのでっちです。
だんなから手紙を届けるようにことづかったかめきちですが、宛名の「平林」という漢字が読めず、
いろんな人に読み方を聞いてまわります。
ある人は「たいらばやし」、ある人は「ひらりん」、ある人は「いちはちじゅうの……」。
かめきちは、無事に手紙を届けられるのでしょうか。
子どもたちに大人気の落語を、ユーモアたっぷりの絵で楽しめます。
感想・レビュー・書評
-
物忘れのはげしい小僧が平林さんのお宅にお使いに行く話。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2024年2月7日(水)朝学
3年B組
落語の「平林」をもとにした、絵本です。
ちょうど3年生で「平」を習うので、ぴったりかなと選びました。
読む前にいろいろ説明がいるなと思って、まず「落語って、知ってる?」と聞くと、ほとんどの子が首を傾げていました。
「テレビ番組の『笑点』の......」と言うと、ぱぁっと顔が輝き、「知ってる!」の大合唱。
(ありがとう、笑点さん!)
落語の説明を少々して、そのあとは、“丁稚”の説明です。
「江戸時代には小学校はありません。みんなと同じくらいの子どもたちは、どうしてたでしょう?」と問うと、「筋トレ」やら「家で勉強」やら、応えてくれました(笑)。
「町の子たちは、働いていたんだよ」と言うと、「笑点で(笑)?」の声が上がったので、「しょうてんはしょうてんでも、お店のほうの商店ね~」と、なんだかお笑いのような感じに(笑)。
そんな楽しい雰囲気の中、(やっと)読み始めました。
主人公かめきちくんの忘れっぽさに笑い、大人たちの漢字の読み方に笑い、とっても楽しんでくれて、よかったです。
裏表紙、平林さんに無事にお手紙届けられて、めでたしめでたし♪でした。
(読み手:M) -
3-2 2025/1/15
-
2024.7 市立図書館 小4娘音読(6分弱)
-
色々な漢字の読み方に、「なるほど」と感心。4歳の息子には少し難しい内容で、何度も同じフレーズが出てくるので読むのが少し大変だった。小学生くらいで漢字をある程度知っていたら楽しめると思う。
-
「平林」にそんなにたくさんの読み方があったとは(笑)
忘れっぽいでっちのキャラクターが面白くてクスッと笑えました。
他の漢字でも考えてみたくなります。
-
2021.11.11 5-3
-
この落語、いいですよね。この楽しさを子供達に届けたい。長野さんの絵がこれまたよろし。
-
5年生
著者プロフィール
桂文我の作品





