いちはちじゅうのもぉくもく (桂文我のでっち絵本)

著者 :
  • ビーエル出版
3.73
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本棚登録 : 154
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776408383

作品紹介・あらすじ

かめきちは、だんなのお気に入りのでっちです。
だんなから手紙を届けるようにことづかったかめきちですが、宛名の「平林」という漢字が読めず、
いろんな人に読み方を聞いてまわります。
ある人は「たいらばやし」、ある人は「ひらりん」、ある人は「いちはちじゅうの……」。
かめきちは、無事に手紙を届けられるのでしょうか。
子どもたちに大人気の落語を、ユーモアたっぷりの絵で楽しめます。

感想・レビュー・書評

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  • 2024年2月7日(水)朝学
    3年B組
    落語の「平林」をもとにした、絵本です。
    ちょうど3年生で「平」を習うので、ぴったりかなと選びました。
    読む前にいろいろ説明がいるなと思って、まず「落語って、知ってる?」と聞くと、ほとんどの子が首を傾げていました。
    「テレビ番組の『笑点』の......」と言うと、ぱぁっと顔が輝き、「知ってる!」の大合唱。
    (ありがとう、笑点さん!)
    落語の説明を少々して、そのあとは、“丁稚”の説明です。
    「江戸時代には小学校はありません。みんなと同じくらいの子どもたちは、どうしてたでしょう?」と問うと、「筋トレ」やら「家で勉強」やら、応えてくれました(笑)。
    「町の子たちは、働いていたんだよ」と言うと、「笑点で(笑)?」の声が上がったので、「しょうてんはしょうてんでも、お店のほうの商店ね~」と、なんだかお笑いのような感じに(笑)。
    そんな楽しい雰囲気の中、(やっと)読み始めました。
    主人公かめきちくんの忘れっぽさに笑い、大人たちの漢字の読み方に笑い、とっても楽しんでくれて、よかったです。
    裏表紙、平林さんに無事にお手紙届けられて、めでたしめでたし♪でした。
    (読み手:M)

  • 色々な漢字の読み方に、「なるほど」と感心。4歳の息子には少し難しい内容で、何度も同じフレーズが出てくるので読むのが少し大変だった。小学生くらいで漢字をある程度知っていたら楽しめると思う。

  • 「平林」にそんなにたくさんの読み方があったとは(笑)
    忘れっぽいでっちのキャラクターが面白くてクスッと笑えました。
    他の漢字でも考えてみたくなります。

  • 2021.11.11 5-3

  • 小一では「平」は習わないが「林」を習った後に、息子に読み聞かせ。
    笑いながら自分で読み返していた。
    一八十林木あたりの漢字を習った後の読み聞かせによさそう。(小一冬休み明け以降)

  • この落語、いいですよね。この楽しさを子供達に届けたい。長野さんの絵がこれまたよろし。

  • 5年生

  • 30年度 6-2 「平林」「ふぐ汁」(落語)

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著者プロフィール

桂 文我:三重県生まれ。1979年桂枝雀に入門。1995年四代目桂文我を襲名。現在、年間300回程の落語の高座をつとめる。全国各地で「桂文我独演会」「桂文我の会」を開催。また、子ども向きの落語会の「おやこ寄席」も開催している。落語を題材とした絵本に、『えんぎかつぎのだんなさん』(福音館書店)、『りゅうぐうじょうでさがしもの』(童心社)、『ふたりでひとり』(フェリシモ出版)、『しまめぐり』(ブロンズ新社)、『月きゅうでん』(小学館)、「桂文我のでっち絵本」(BL出版)シリーズなど多数。

「2023年 『かまどろぼう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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